3月3日で、日本でNintendo Switchが発売されて6年になりました。
この6年間で私がNintendo Switchで遊んだすべてのゲームの簡易レビューを載せます。「
New!」の表示がある作品は、「今年新たにレビューを書いたゲーム」です。必ずしも「この1年間で発売されたゲーム」ではありません。
また、去年までのリストにも入っていたものの、今回新たに大幅加筆したものには「
Update!」の表示を付けました。
※ クリックすると、そのソフトの簡易レビューに飛びます・
アーケードアーカイブス ドンキーコング・
Uurnog Uurnlimited・
RPGタイム!~ライトの伝説~ New!・
アスタブリード・
あつまれ どうぶつの森・
あつまれ どうぶつの森 ハッピーホームパラダイス・
Among Us New!・
Ultimate Chicken Horse・
UNDERTALE・
Invisigun Reloaded・
APE OUT・
オクトパストラベラー・
おじいちゃんの記憶を巡る旅・
神巫女-カミコ-・
完全爆弾解除マニュアル:Keep Talking and Nobody Explodes・
神田アリス も 推理スル。・
グーニャファイター・
くにおくん ザ・ワールド ~熱血硬派くにおくん~・
くにおくん ザ・ワールド ~熱血高校ドッジボール部~・
くにおくん ザ・ワールド ~熱血高校ドッジボール部 サッカー編~ New!・
くにおくん ザ・ワールド ~くにおくんの熱血サッカーリーグ~ New!・
くにおくん ザ・ワールド ~ダウンタウン熱血物語~・
グノーシア・
ケロブラスター・
ゴルフストーリー・
ゴロゴア(Gorogoa)・
最強の麻雀 ~100万人のための麻雀道場~・
サバクのネズミ団!改。・
THE 麻雀 LITE・
シークレットゲーム KILLER QUEEN・
G-MODEアーカイブス13 臨時終電・
G-MODEアーカイブス15 ちゅら島暮らし New!・
G-MODEアーカイブス18 勇者死す。ディレクターズカット・
G-MODEアーカイブス23 ケータイ少女・
G-MODEアーカイブス+ 探偵・癸生川凌介事件譚 Vol.1「仮面幻想殺人事件」・
The Escapists 2・
シノビリフレ -SENRAN KAGURA-・
十三機兵防衛圏 New!・
10秒走 RETURNS・
シンフォニック=レイン・
じんるいのみなさまへ・
スーパーファミコン Nintendo Switch Online・
スーパーボンバーマンR オンライン・
スーパーマリオ3Dワールド+フューリーワールド・
SUPER MARIO BROS. 35・
スーパーマリオメーカ-2・
Stardew Valley・
スチームワールドディグ2・
Splatoon2・
Splatoon2 オクト・エキスパンション・
Slay the Spire Update!・
世界のアソビ大全51・
セガ メガドライブ for Nintendo Switch Online・
7 Days to End with You New!・
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド・
Celeste・
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL・
Downwell・
タケシとヒロシ・
ダンジョン・ウォーフェア New!・
テトリス99・
天穂のサクナヒメ・
ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング・
NINTENDO 64 Nintendo Switch Online・
Nintendo Labo Toy-Con 01:Variety Kit・
Nintendo Labo Toy-Con 04:VR Kit・
熱血硬派くにおくん外伝 River City Girls・
ノゾムキミノミライ New!・
白衣性愛情依存症・
PAC-MAN 99・
バトルスポーツ めく~る・
バンドリ! ガールズバンドパーティ! for Nintendo Switch・
PAN-PAN~ちっちゃな大冒険~・
火吹山の魔法使い・
Firewatch(ファイアー・ウォッチ)・
Fight of Gods(ファイトオブゴッズ)・
ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online・
フォーゴットン・アン・
フォートナイト バトルロイヤル・
プチコン4 SMILE BASIC・
プリパラ オールアイドルパーフェクトステージ! New!・
FRAMED Collection New!・
Florence・
ヘッドライナー:ノヴィニュース・
Bomb Chicken・
本格AI搭載 銀星麻雀・
マニュアル サミュエル ~死神との約束~・
Mr. Shifty・
Minit・
モフモフ戦線 New!・
ゆるキャン△ VIRTUAL CAMP 麓キャンプ場編・
Yoku's Island Express・
Yono(ヨノ)・
ライザのアトリエ~常闇の女王と秘密の隠れ家~・
Return of the Obra Dinn・
リングフィットアドベンチャー・
ルーンファクトリー5・
レッツプレイ!オインクゲームズ Update!・
ロケットリーグ・
1-2-Switch この企画も5回目で、去年までに書いたレビューは基本的にそのまま載せてあります。その後にアップデートなどでゲーム内容が変更されたゲームもあるかもですが、
あくまで私がプレイした時のバージョンの感想になっていることをご容赦ください。
メジャーなソフト、マイナーなソフト、基本無料のソフト……色んなものがごった煮になっているリストだと思うので、「へーこの人、こんなゲーム遊んでいるんだ」と楽しんでもらえたら幸いです。
また、「私がNintendo Switchで遊んだソフト」なので、当然「他の機種でも遊べるソフト」もあります。公式で日本語にローカライズされていることが確認できたものは出来るかぎりリンクを張っていこうと思うので、Nintendo Switchを持っていないという人にも得るもののある記事なれたらイイですね。
↓donkey↓◇ 『アーケードアーカイブス ドンキーコング』 <
Nintendo Switch>
<2Dジャンプアクション>

「アーケードアーカイブス」はハムスターによる過去のアーケードゲームの復刻シリーズで、名前は似ているけどPS系のゲームアーカイブスとは無関係です。
ありとあらゆるアーケードゲームをアーカイブすることを目指しているこのシリーズのコンセプトに乗っ取って、Nintendo Switchにのみですが任天堂がアーケードゲームを出していた時期のソフトを出してくれています。
任天堂のファミコン以降のソフトはバーチャルコンソールその他で多数遊べるのだけど、アーケード版の復刻はほとんどしてくれなかったので「ありがとうハムスター」なんですね。
『ドンキーコング』は言うまでもなくマリオというキャラの初登場作品で、神様・宮本茂さんのゲームディレクターとしてのデビュー作です(それ以前の宮本さんは筐体デザインなどをしていた)。
この時点で「マリオを操作して様々なアスレチックをクリアしていくゲーム」と、マリオシリーズの骨格が出来上がっているのが凄まじいです。
ちなみにファミコン移植版は「ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online」でも遊べますが、アーケード版の全4面が、ファミコン移植版は全3面に縮小されています。カットされたのは、↑のスクショにも載せた50m(2面)で、当時のファミコンではベルトコンベアーが再現できなかったからじゃないかと思われます。ファミコン版しか遊んだことのない人にも是非プレイして欲しいです。
こういう人にはオススメ!
マリオや宮本茂さんの原点を体験したい人
こういう人にはオススメできない!
「マリオって名前が付いたのはドンキーコングJr.からだよ」とイチャモンをつけてくる人(記事:
マリオのジャンプは如何にして「多機能」になっていったのか)
↓Uurnog↓◇ 『Uurnog Uurnlimited』 <
Nintendo Switch、
Steam>
<2Dジャンプアクション+アクションパズル+探索>
<画像はNintendo Switch版『Uurnog Uurnlimited』より引用> Wii Uダウンロードソフトで出ていた『クニットアンダーグラウンド』『U-EXPLORE SPACE ADVENTURES』を開発したNifflas’ Gamesのゲームです。タイトルの読み方は分からないので、私は勝手に『アーノッグアーンリミテッド』と呼んでいます。
ゲームとしては、
無数の扉でつながっているエリアを探索していく2Dジャンプアクションです。「メトロイドヴァニア」っぽいところもありますが、最大の特徴は「拠点」が「オートセーブされるセーブポイント」でもあり「アイテムを持ち帰る倉庫」にもなっているところです。
様々なエリアで見つけたアイテムをここに持ち帰ることが目的なのだけど、アイテムだけじゃなく敵とか爆弾とかも持ち帰ってこれちゃうので、うっかりすると貴重なアイテムや宝石も破壊されちゃったりするという。
『スーパーマリオUSA』のように敵やアイテムを持ち上げることが出来て、銃を持ち上げれば弾を撃てるし、鳥を持ち上げれば空中飛行が出来ます。それらを使って進めないところを突破していくアクションパズルの要素もあるのだけど、解法は一つじゃなくて、強引な突破も出来ちゃうのが『ブレス オブ ザ ワイルド』っぽいところでもありますし、「解法を閃くこと」よりも「貴重なアイテムをどのタイミングで使うのか」のリソース管理が楽しいゲームだと思います。
こういう人にはオススメ!
自分なりに「どこを探索するか」「どのアイテムを使うのか」を考えるのが楽しい人
こういう人にはオススメできない!
アイテムやお金を「ロスト」することにストレスを感じる人(動画:
Nintendo Switch用ダウンロードソフト『Uurnog Uurnlimited』の冒頭だけ実況プレイ)
(動画:
【超絶ネタバレ配信】『Uurnog Uurnlimited』の最終ステージに挑む実況プレイ)
↓rpgtime↓◇ 『RPGタイム!~ライトの伝説~』 <
Nintendo Switch、
プレイステーション4、
XboxOne・Series X|S・PC、
Steam>
<アドベンチャーゲーム+様々なミニゲーム>
<画像はNintendo Switch版『RPGタイム!~ライトの伝説~』より引用> 小学校のクラスメイトであるケンタくんが
ノートに描いて(+様々な工作をして)手作りした「RPG」を机の上でいっしょに遊ぶというゲームで、タイトルには「RPG」と付いているし、開発者の御二人はRPGだと思って作っていたそうなんですが、プレイ感覚としては
「ケンタくんが思い描くRPGの物語を体験する」(アクション)アドベンチャーゲームかなと思います。
手描きのグラフィックがヌルヌル動くことにまず驚くのだけど、そのファーストインプレッションに留まらない大冒険が楽しめます。「RPG(という体)」だからもちろん戦闘もあるのだけど、突然野球をしたり、戦車に乗ったり、音ゲーが始まったり、迷路を進んだりと、
「またこの展開か」と思わせることなく、ページをめくるたびに新しい体験をさせてくれるまま最後まで駆け抜けてくれるんですね。
ストーリー自体は超王道なのだけど、「教室の机の上でケンタくんが接待してくれる」ことを活かした様々な演出がされるため、「見たことのない演出が続く王道ストーリー」になっているのが凄いのです。
また、
「専門学校時代に東京ゲームショウのアマチュアゲーム部門の大賞を受賞」し、その時思い描いたゲームを完成させるため勤めていたゲーム会社をやめ、メインスタッフ2人で9年かけて完成させたインディーゲームという逸話も……「ケンタくんが手作りで接待してくれる極上体験」に見事にマッチしていて、
2度と作れない奇跡の結晶のようなゲームなんですよね。
こういう人にはオススメ!
「ゲームが好きだ」という思いがある人
こういう人にはオススメできない!
純粋なRPGを期待している人(記事:
『RPGタイム!~ライトの伝説~』紹介/ゲームとプレイヤーへの愛が詰め込まれた極上の“接待”体験)
(動画:
『RPGタイム!~ライトの伝説~』Nintendo Switch版の序盤だけ実況)
↓asta↓◇ 『アスタブリード』 <
Nintendo Switch、
プレイステーション4、
Steam、
DMM GAMES、
GOG>
<2.5Dシューティングゲーム+アクションゲーム>
<画像はNintendo Switch版『アスタブリード』より引用> 後に『天穂のサクナヒメ』でミリオンヒットを飛ばすサークル:えーでるわいすが2013年に作っていたゲームで……横スクロールでも縦スクロールでもなく、
様々な方向にスクロールする多彩なシチュエーションのシューティングゲームが楽しめる作品です。
グラフィック、演出、キャラデザ、メカデザは一線級で、
これが現代のシューティングゲームなのかと驚きました。シナリオもアニメ好きなら唸る盛り上がりポイントが満載で、クリア後に設定資料とかが見られるのも良かったです。
でも、ゲームとしては『サクナヒメ』同様、
私には「何が面白いポイントなのか」が分からないまま終わってしまいました。
ストーリーに沿って縦にも横にも奥にもスクロールするシューティングのため、Rスティックでロックオンした敵をファンネルみたいなヤツで撃ち落としてくれる攻撃や、Rボタンの斬撃で敵弾を撃ち落とす防御システムがあるのですが……敵も敵弾も恐ろしい数が出てきて画面を覆い尽くすため何が起こっているのかさっぱり分からず、
Rボタンをひたすら連打しながら、LスティックとRスティックをグルグル回していくだけで最後まで行ってしまいました。 こんなプレイでもイージーでノーコンクリアできたので、難しいゲームよりは百倍マシですが……シューティングゲームとして「面白かったかどうか」を聞かれると、「敵を撃った感触」も「敵弾を避けた感覚」もないままだったので
「シューティングゲームを遊んだ気がしない」のが率直な感想でした。
シューティングゲームというよりかは「最近のアクションゲーム」くらいの感覚でプレイした方が良かったのかも知れません。
こういう人にはオススメ!
ド派手なゲームを遊びたい人
こういう人にはオススメできない!
分かりやすいゲームを求めている人↓atsumori↓◇ 『あつまれ どうぶつの森』 <
Nintendo Switch>
<スローライフ+サンドボックス+オンラインマルチ>
<画像はNintendo Switch用ソフト『あつまれ どうぶつの森』より引用> 2012年の3DS版発売から8年、ようやく発売された大人気シリーズの最新作です。
「村の住人になって気ままなスローライフを送る」のが特徴のシリーズで、時計機能と連動して移りゆく季節を楽しむゲームなのですが……この8年間のトレンドの変化をしっかり取り入れて、『マインクラフト』のように(『マインクラフト』よりも簡単に)
自分の自由に島をカスタマイズできるようになりました。 今までは室内にしか置けなかった家具を外にも置けるようになって、道路を引くのも簡単になって、地形をイジるのもノーリスクで出来るようになりました。
もちろん、そうして作り上げた自分なりの島をみんなに見せつけやすいように「夢見の館」経由で非同時接続で遊びに来てもらうことも出来ますし、他のプレイヤーを一度に島に呼びやすいように
オンラインで一緒に遊べる人数が前作の4人から8人に倍増しました。「ゲーム実況」との相性もバツグンで、みんなに遊びに来てもらったり、みんなで島に押しかけたり、楽しかったなぁ~。
「Ver2.0」までが長かったですが、有料DLCのハッピーホームパラダイスに合わせて大量の家具が追加、特に料理系の家具はDIYレシピ集めも含めてかなりの追加要素となりました。地味に外の物置から収納にアクセスできるようになったのも大きくて、今までの不満点を解消してくれるアプデでした。
一方で、これ以上のコンテンツ追加はないということで、ぺりこだったりまいごちゃんだったり、過去作のレギュラーメンバーが今作には登場しないと確定してしまった寂しさもありましたね……
こういう人にはオススメ!
「自分なりの島」を作ったり、他の人が作った島を見に行ったりにワクワクできる人
こういう人にはオススメできない!
面倒くさいことがキライな人(記事:
『あつまれ どうぶつの森』紹介/これぞ2020年型のシリーズ最新作!)
(動画リスト:
ゲームがうまいひとの『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記)
↓happyhome↓◇ 『あつまれ どうぶつの森 ハッピーホームパラダイス』 <
Nintendo Switch>
<サンドボックス+有料DLC>
<画像はNintendo Switch用ソフト『あつまれ どうぶつの森』より引用> こちらは「1本のソフト」ではなく、『あつまれ どうぶつの森』を持っている人にモードを加える「有料DLC」なんですが……オクトエキスパンション同様、ダウンロード専用ソフト1本分くらいの価格とボリュームがある「有料DLC」なので別ソフト扱いにしました。『あつまれ どうぶつの森』を持っていなければ遊べないので、この「有料DLC」だけ買っても遊べませんからね。
3DSで出たスピンオフ作品『ハッピーホームデザイナー』の流れを汲む追加コンテンツで、どうぶつ達の「別荘」や「施設」を自由に作っていく遊びとなっています。「こういう別荘がほしい!」という要望と、必ず使わなくちゃいけない家具が2~4指定されるだけで、後は何をやっても自由―――
家具が多すぎて部屋に入れない等でなければ、どんな部屋を作っても怒られないので、やりたい放題できる自由度が溜まらないですね。
依頼をこなしていくとそこで解禁された家具は次の依頼でも使えるようになるので、「家具が増えていく」のが楽しいし、自分の島はもう固定メンバーになっちゃっているので、
自分の島の住人以外のどうぶつと出会えるのも嬉しかったです。
ただ、非常に個人的な話なんですけど……遊んでみて思ったのは、私はこどもの頃「こんな秘密基地を作りたい!」みたいな妄想はしたものの、そこでこだわったのは地下7階まであるとかここにベランダがあるとかの
「部屋の配置=間取り」であって、「どんな家具を置くか」は重視していなかったんですね。
ごっこ遊びとして面白かったものの、本当に私が求めている「自由な秘密基地の作成」は『マインクラフト』とか『テラリア』みたいなゲームでやるべきなんだろうなと気付かされました。
こういう人にはオススメ!
部屋の中のコーディネートを考えるのが好きな人
こういう人にはオススメできない!
部屋自体の配置=間取りを考えるのが好きな人(動画:
【あつ森の有料DLC】「ハッピーホームパラダイス」を序盤だけ実況!)
↓among↓◇ 『Among Us』<
Nintendo Switch、
プレイステーション4・5、
XboxOne・Series X|S・PC、
Steam、
Epic Gamesストア、
Windows、
iOS、
AndroidOS>
<人狼+対人戦専用+オンライン対戦>
<画像はSteam版『Among Us』より引用> 2018年にスマホ用、後にPC用に発売されたゲームで、当時はオンラインでも対戦相手が集まらないほどの過疎っぷりだったそうです。ですが、定期的なアップデートを続け、ゲーム実況で注目を浴びて、更に新型コロナの影響で外出できない人が多かったことで、2020年の半ばに大ブレイクしました。
2020年12月にNintendo Switch版が発売されて、初めて日本語化に公式対応、その後のアプデでスマホ版・PC版も日本語化に対応しました。
「宇宙人狼」と言われるゲームですが、分かりやすく言うと
「犯人は私達の中にいる!」というゲームです。4人~15人で集められたプレイヤーは宇宙船などの閉鎖空間を走り回って修理をするのだけど、その中に混じった「インポスター」だけは「自分も宇宙船の修理をしているフリをしながら1人ずつ他のプレイヤーを殺していく」という
非対称性の対戦ゲームです。
「インポスター」はプレイヤーを殺せるけど、「プレイヤー」は攻撃能力を持たないので、会議で話し合って「投票1位のプレイヤーを追放」して見事にインポスターを追放できたら勝ち。
『グノーシア』が1人でCPU相手に気軽に人狼を楽しめるターン制のゲームだったのに対して、『Among Us』は人狼を分かりやすく再構築してリアルタイム制にしてオンライン対戦ゲームに仕立てたゲームというカンジです。
こういうゲームなんでNPCを入れることはできず、4人以上集まらないとプレイ自体が出来ません。野良でもテキストチャット使用で遊べるけど、フレンド相手にボイスチャットで遊ぶ面白さが半端ない(普段はボイチャを切って会議が始まるとボイチャを付ける)ので、私は野良ではほとんど遊んでいないかな……
どのプラットフォームでも500円前後という安価さ、スマホ版は広告が付くタイプの無料ゲーで、更に異なる機種同士でも対戦できるクロスプラットフォーム対応と―――人を誘いやすいのがイイですよね。プレイヤーが分かりやすく色で分けられることや、やられた人も宇宙船修理に参加できるので退屈じゃないことなど、よく考えられているゲームだと思います。更に、設定を細かく調整できるので、色んな遊び方が出来るのも魅力です(ボイチャ付けっぱなしにして鬼ごっこみたいに遊んでいる人もいた)。
こういう人にはオススメ!
友達みんなで集まって遊べる「遊び場」が欲しい人
こういう人にはオススメできない!
人を殺したりウソをついたりするプレッシャーに耐えられない人(動画:
【やまなし視点】『Among Us』実況に参加したときの副音声動画)
(動画:
【やまなし視点】第2回『Among Us』実況に参加したときの副音声動画)
(動画:
『Among Us』をインポスター2人以上で遊ぶため、多人数に集まってもらった配信)
(動画:
【00Qさん主催】第2回『Among Us』オンライン大会に参加する(やまなしレイ視点))
↓UCH↓◇ 『Ultimate Chicken Horse』 <
Nintendo Switch、
プレイステーション4、
XboxOne・Xbox Series X|S、
Steam>
<2Dジャンプアクション+(オンライン)対戦+ステージ作成&共有>
<画像はNintendo Switch版『Ultimate Chicken Horse』より引用> オンラインもしくはローカルプレイでの対戦専用2Dジャンプアクションです(ステージによっては黙々とタイムアタックで遊ぶことも出来るけど……)。
4人までのプレイヤーが「スタート地点」から「ゴール地点の旗」まで競争することを繰り返すゲームなのですが、
各ラウンドの前に各プレイヤーが一つずつ「ステージのパーツ」を追加することが出来るので、ステージがどんどんどんどん変化していくのが特徴です。自分がクリアしやすいように足場を設置する人もいれば、凶悪なトラップで他プレイヤーを殺しに来る人もいて、遊ぶ人の性格が出ますね!
また、ルールのカスタマイズも可能な上、ステージの自作も出来るので、
「楽しい遊び方」を考えつく限り永遠に遊べてしまうゲームだと言えます。
逆に言えば、「楽しい遊び方」を思いつかないと同じような遊びしか出来なくてすぐに飽きてしまったり、オンラインで出会ったメンバー次第で面白くなったりつまらなくなったりするゲームで―――ゲームが面白くなるかどうかは、面白い人間であるかどうか次第なんだと思い知らされるゲームでもあります。
こういう人にはオススメ!
「楽しい遊び」を考えるのが得意な人、もしくはそういう友達がいる人
こういう人にはオススメできない!
ゲームは一人で遊びたいという人(記事:
『Ultimate Chicken Horse』紹介/これぞ対戦&協力型『マリオメーカー』の形!)
(動画:
ゲームが下手な人が『Ultimate Chicken Horse』の初プレイを実況配信)
(動画:
12月24日だったのでみんなでわいわいゲームを遊んだよ3:Ultimate Chicken Horse編)
(動画:
【仲良しこよし】『Uitimate Chicken Horse』を視聴者のみんなと遊ぶ実況!)
↓UNDERTALE↓◇ 『UNDERTALE』 <
Nintendo Switch、
プレイステーション4、
プレイステーションVita、
XboxOne・Xbox Series X|S、
PC、
Steam>
<コマンドバトルRPG+アクションアドベンチャー+テキストアドベンチャー>
<画像はNintendo Switch版『UNDERTALE』より引用> 世界中で大ヒットしたインディーRPGの代表作です。
「ネタバレ絶対厳禁!」「黙って遊べ!」と言われるゲームなので、なるべくネタバレにならないように紹介すると……
1990年代の日本のRPGが好きだったアメリカ人が、「そういうクラシカルなRPGにはもう飽きちゃったよね」と日本のRPGを批評的に再構築したようなゲームです。
なので、コマンドバトルRPGの形を取りながら、弾幕シューティングが始まったり、テキストアドベンチャーみたいなところもあったり、
色んなジャンルの要素が混じったようなアクションアドベンチャーのようなゲームでした。
個人的にはパロディやメタフィクションが好きではないこともあって、あまりこのゲームを楽しめなかったのですが……ゲームの歴史を考えると、「日本のRPG」を外国人が批評的に捉えた作品ということで、『菊と刀』的な意義はあるのかなと思います。
こういう人にはオススメ!
コマンドバトルRPGにはもう飽きちゃったぜ!という人
こういう人にはオススメできない!
パロディやメタフィクションが好きじゃない人(記事:
『UNDERTALE』紹介/コマンドバトルRPGに飽きちゃった人達に向けた「ポストJRPG」)
↓Invisigun↓◇ 『Invisigun Reloaded』 <
Nintendo Switch、
プレイステーション4、
Steam>
<アクション+オンライン対戦+アクションパズル>
<画像はNintendo Switch版『Invisigun Reloaded』より引用> 『ボンバーマン』のように「見下ろし視点の1画面の中で最大4人対戦するゲーム」なのだけど、その最大の特徴は
「自分のキャラでさえ姿が見えない」ことです。スタートしたら姿が消えるので、自分が十字キーを何回押したかの感覚で自分がいる場所を推察して、「今だ!ショット!」「全然違うところにいた!」と、その不確実性を楽しむゲームです。
上手い人ならまた別次元が待っているのかも知れませんが、下手な人がゲラゲラ笑いながら遊べる点では『ロケットリーグ』とかにも近いかも。フレンドとボイチャしながら何度も遊んで楽しかったけど、実は一度も1位を獲ったことがないくらいに「私には上手くなれる気がしない」です!
1人用だと、そのキャラクター(9人)の能力を把握できるアクションパズルのようなモードで、能力がみんなちがうためステージもみんなバラバラです。
9つの面×9人のキャラということで、全81面? これだけでもものすごいボリュームで、とても手の込んだゲームなことは分かるのですが……
『Splatoon』のヒーローモードのように「1人用でプレイのコツをつかんでオンライン対戦に行こう!」というノリではなく、
序盤から正確なプレイが出来なければ手も足も出ず、イヤになってしまいました。 ↑のスクショの場面は、2人目のキャラの3つ目のステージなんですが……全てのコインを取ると中央の4つの柱が下りるので、それでIC回収が出来るのだけど、
35秒以内に、透明な姿で、もちろんトゲに当たったら一撃死という条件でこなさなくちゃいけません。序盤でこの難易度ってマジかよ!?
難易度を最低まで下げると透明ではなくなり姿が見えるようになるのだけど、それだと「オンライン対戦に向けて1人用で練習する」という本来の意味ではなくなるし、そもそもそれでも間に合わないくらいに時間制限が最初から厳しいのです。
要は、「姿が見えなくても自分の位置が正確に分かっている」ことが前提の難易度が最初から要求されているんですね。
私は「不確実性を楽しむゲーム」だと思っていたが、作り手は「プレイヤーをエスパーにするゲーム」だと思っていたのか…… 「十字キーを押した感覚で歩数が分かる」システムの関係上、姿が見えた状態でのアクションパズルとして考えると動きがもっさりで操作があまり気持ち良くないのもつらい……、コンティニューしまくって1キャラはクリアしたのだけど、2キャラ目の序盤で嫌気がさして辞めてしまいました。
こういう人にはオススメ!
いっしょに遊んでくれるフレンドがいる人
こういう人にはオススメできない!
1人用のパズルゲームだと思って買おうとしている人↓APE OUT↓◇ 『APE OUT』 <
Nintendo Switch、
Steam、
Epic Gameストア、
Windows PC>
<2D見下ろしアクション+バイオレンス>

「ゴリラになって大暴れ!」と頭空っぽで楽しめるゲームかと思いきや、この主人公のゴリラは銃を1~3発喰らうと死ぬし、死ねばステージの最初からだし、
立ち回りにしっかり頭を使わないといけないゲームでした。ゴリラって思ったより柔らかいんだな!
障害物や敵の配置はローグライクのようにランダムなところがあるので、「こんなのムリだろボケエ!」と怒りたくなるようなステージも、何十回もプレイしていると「あれ? 進行方向に敵が全然いない」とあっさりクリア出来ちゃったりもします。それを面白いと思えるかどうか次第ですね。
個人的にはあまりハマらなかったのだけど、
敵であるはずの「人間」を掴むと、盾にもなるし、銃を1発だけ撃ってもらえるし、投げつけて敵にぶつけることも出来るシステムは面白かったです。人間の命を何とも思っていないゴリラ主人公のゲームならではですね。脱出のシチュエーションも凝っていて、高層ビルを1階ずつ降りていくステージが好きでした。
こういう人にはオススメ!
力任せじゃなくて、ちゃんと頭を使うアクションゲームが好きな人
こういう人にはオススメできない!
人間を殺したくない人↓octopath↓◇ 『オクトパストラベラー』 <
Nintendo Switch、
XboxOne・Series X|S・PC、
Steam>
<コマンドバトルRPG+圧倒的な自由度>
<画像はNintendo Switch用ソフト『オクトパストラベラー』より引用
©2018 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.> スーファミ時代に様々なRPGを発売していたスクウェアが、
「スーファミ時代の2Dドット絵+コマンドバトルRPG」が現代まで進化し続けていたらこうなると考えて作った、懐古主義のようで全く新しいコマンドバトルRPGです。
その最大の特徴は「自由度」です。
プレイヤーは8人いる主人公の中から1人を選んでそのキャラのストーリーを進めるのですが、選ばなかった7人も仲間にすればそのキャラのストーリーを見ることが出来ます。
ですが、敢えて仲間にしないで1人旅でクリアすることも可能です。主人公に選んだキャラのメインストーリー以外は「やってもやらなくても自由」なんです。
従来のRPGだったら「ここは○○の村です」と言うだけだったモブキャラも、フィールドコマンドを使って「戦いを仕掛けたり」「アイテムを買い取ったり」「設定を見たり」することが出来て、ちゃんと生きたキャラだというのが分かるのですが……これも別に「やってもやらなくても自由」。
戦略性の高いコマンドバトルも含めて、
「自分だけの仲間」「自分だけの旅」「自分だけの戦い方」をプレイヤーが考えてイイのがこのゲームの魅力なのです。
難点を挙げると、バトルの戦略性が高いために雑魚戦でもちゃんと考えて戦わなくてはならず、オート戦闘なんかにも出来ないから結構な時間がかかってしまうところ(そのためダンジョン自体は短くしてある)。
また、「自由度」を優先したせいで「世界地図が変化するようなダイナミックなストーリー」には出来なかったり、「味方キャラクター同士の会話シーン」も少なかったりなので、ストーリー重視・キャラクター重視の人には物足りないかも。
こういう人にはオススメ!
「自分だけの冒険」にワクワク出来るという人
こういう人にはオススメできない!
RPGはストーリーを楽しむために遊んでいるという人(記事:
『オクトパストラベラー』紹介/スクウェア時代のDNAを受け継いだ、でも2018年にふさわしい新しい冒険のRPG!)
↓ojiichan↓◇ 『おじいちゃんの記憶を巡る旅』 <
Nintendo Switch、
プレイステーション4、
XboxOne・Series X|S・PC、
Steam、
iOS、
AndroidOS>
<ポイントクリック型アドベンチャーゲーム+仕掛け絵本>
<画像はNintendo Switch版『おじいちゃんの記憶を巡る旅』より引用> とある手紙をもらって旅に出るおじいちゃんが、旅をしながら過去を回想していくアドベンチャーゲームです。英語も日本語も使われない「絵だけで語られるストーリー」と、地面を動かして道をつなげるなど「画面全体を動かすゲーム性」で、
アドベンチャーゲームというより「仕掛け絵本」といった方がイイかも。描き込まれた絵本のようなマップが見事でした。
2~3時間で最後まで行けると思うし、難易度も高くはないと思うので、「短い時間でサクッと楽しめるゲーム」を求めているならそこそこオススメ出来るのですが……ゲーム機版を買うと1000円前後なのにスマホ版は480円とかなので、『ゴロゴア』同様「どうしてもゲーム機じゃなきゃイヤだイヤだ」というワケでもなければスマホ版の方がオススメですかね。
こういう人にはオススメ!
絵本のような優しい絵柄に魅力を感じられる人。
こういう人にはオススメできない!
激しいゲームを求めている人。↓kamiko↓◇ 『神巫女-カミコ-』 <
Nintendo Switch、
プレイステーション4、
XboxOne・Series X|S・PC、
Steam>
<2D見下ろしアクションゲーム+アーケードライク>
<画像はNintendo Switch用ソフト『神巫女-カミコ-』より引用> Nintendo Switch本体発売の翌月である2017年4月に発売されたアクションゲームです。
当時はまだ『ファミコンOnline』もなかったし、ダウンロード専用ソフトもそれほど多くなかったため
「短時間で遊べる500円のアクションゲーム」としてヒットしました。膨大なボリュームの『ブレス オブ ザ ワイルド』の息抜きに『神巫女-カミコ-』を遊ぶ―――みたいなカンジでね。
ステージ数は4とかなり少ない上に、その4ステージもあまり変わり映えしないのが難点。しかし、使えるキャラクターが3人いて、操作感覚がまったく違うのが楽しいのです。
「様々なステージを攻略する楽しさ」よりも「操作感覚のちがうキャラで敵を倒していく楽しさ」が重視されているのかなと思います。
「タイムアタック」や「探索要素」もあって、その2つは相反してませんかと思わなくもないのだけど(笑)、500円の新作ゲームとして考えるとなかなか頑張っていると思います。ドット絵の立ち絵も可愛いし!
こういう人にはオススメ!
アクションゲームは「キャラを操作する」のが楽しいという人
こういう人にはオススメできない!
アクションゲームは「様々なギミックのステージを攻略する」のが楽しいという人(動画:
ゲーム下手が実況で『神巫女-カミコ-』の冒頭をプレイ-1(ログ))
↓Explodes↓◇ 『完全爆弾解除マニュアル:Keep Talking and Nobody Explodes』 <
Nintendo Switch、
プレイステーション4、
Steam、
Oculus Quest、
iOS、
AndroidOS>
<協力プレイ専用+パズル>
<画像はNintendo Switch版『完全爆弾解除マニュアル:Keep Talking and Nobody Explodes』より引用> 最近多くなってきた
「協力プレイ専用」ゲームです。
必要なゲームソフトは1本のみ。1人はゲーム画面で爆弾を解除して、残りのメンバーは公式サイト等で配布されているマニュアルを読んで
口頭で解法を伝えるんですね。ですが、「口頭では伝わりにくい」記号とかモールス信号とかが使われまくっているので、一筋縄ではいきません!
最初の数ステージだけ遊ぶなら「ゲラゲラ笑えるパーティゲーム」として優秀ですし、後半は「参加メンバー全員が1秒を削るプレイが必要」というガチ難易度のゲームにもなりますし、
エンジョイ勢にもガチ勢にもオススメのゲームです!
個人的にすごく好きなのはこのゲームデザインで、ゲームとして公式に「オンラインプレイに対応」しているワケでもないのに、マニュアルを公式サイトで配布することでボイスチャット等で誰とでもオンライン越しにいっしょに遊べるようになったところです。こういう「逆転の発想で解決しているゲーム」って応援したくなるんですよ。
こういう人にはオススメ!
いっしょにゲームを遊んでくれる仲間のいる人
こういう人にはオススメできない!
ゲームを始める前にマニュアルを全部読まないと気が済まない人(記事:
『完全爆弾解除マニュアル:Keep Talking and Nobody Explodes』紹介/指ではなく、口に経験値が溜まっていく協力プレイ専用ゲーム)
(動画リスト:
『完全爆弾解除マニュアル:Keep Talking and Nobody Explodes』をみんなで攻略する!)
↓kanda↓◇ 『神田アリス も 推理スル。』 <
Nintendo Switch、
プレイステーション4>
<ノベルゲーム+百合>
<画像はNintendo Switch用ソフト『神田アリス も 推理スル。』より引用> 定価1500円という低価格ながら、シナリオは『FLOWERS』の志水はつみさん、キャラデザ・原画は『じんるいのみなさまへ』の春夏冬ゆうさん、メインキャストが市ノ瀬加那さん・石川由依さん・鬼頭明里さんと主役級の若手女性声優がズラリと揃っている超豪華布陣の百合ゲームです。
1周プレイ5時間以上はかかるのでコストパフォーマンスは悪くないですし。女子高の日常を描きながら、「日常の謎」と「百合」の両輪で紡がれるストーリーはそこそこ面白かったです。
ただ、普通にプレイしているとNORMALエンドにしかならず、NORMALエンドはクリア扱いではないらしく(ギャラリーモードに入ろうとしてもクリアしてから来てくださいと追い返される)、選択肢をメモりながらTRUEエンドを求めて何周も何周も何周も周回して―――
結局私は30周くらいプレイしてもTRUEエンドにならずに、ギブアップして攻略サイトを見ることに。 攻略サイトを見て、「TRUEエンド」の入り方を知って愕然としました。
「1章からの選択肢を全て攻略サイト通りに選んでいないと(一つでも間違えていると)TRUEエンドにはたどりつけない」って、百合ともミステリーとも関係ないじゃん!
『シュタインズ・ゲート』とか『ひぐらし』みたいに「絶望に立ち向かって何度も何度も何度も挑む話」だったなら、この難易度の高さも分かるのですが……
百合ゲーで、こんなに高い難易度にする必要あります?? 例えば、間違った選択肢を選んでしまったらそこで何か「間違っている」的な匂わせヒントが出るとかならともかく、ストーリーはそのまま進むんですよ? 「どうしてそれらの選択肢によってTRUEエンドに進めるのか(それらの選択肢によってTRUEエンドに進めないのか)」も説明もされないのに、一つでも間違った選択肢を選んでいると5時間後に「残念でした~、TRUEエンドじゃないからギャラリーモードに入れません~~」って言われるの(ちなみに選択肢の組み合わせは128通りみたい、流石に総当たりはムリだわ)。
「百合系ショートミステリー」と銘打っていたんだから、プレイ時間を水増しさせるためってワケでもなかろうに、どうしてこんな難易度にしたのかさっぱり分かりません。
『スパロボ』で隠しキャラを仲間にする条件とかじゃないですからね?
ノベルゲームのストーリーの結末を見る条件が、そのくらい難しいんですからね。それならせめてハズレ選択肢をもっと分かりやすくしてくれればなぁ。
こういう人にはオススメ!
「え? ノベルゲーって最初から攻略サイト通りの選択肢を選ぶもんでしょ」って人
こういう人にはオススメできない!
ゲームを自力でプレイしたい人↓gunya↓◇ 『グーニャファイター』 <
Nintendo Switch、
PS5、
Steam、
アーケード>
<多人数対戦アクション+オンライン対戦>

以前は頻繁にセールで100円とかになることが多く、その分たくさんの人を確保してオンライン対戦相手に事欠かず、有料DLCをたくさん売っているので
ノリとしては「基本無料ゲー」に近いのかなと思っていたのですが……方針転換で最近はセールでも大幅値下げしなくなりましたね。
ゲームとしては「3歩進むだけでコケる」キャラクターを使って、
格闘ゲームの三すくみを再定義しているようなゲームでした。「通常攻撃はガードで防げる」「ガードはジャンプキックで吹っ飛ばせる」「ジャンプしている敵は通常攻撃で吹っ飛ばせる」。
「3歩進むだけでコケる」キャラクターなのもココに活きていて、コケないように進むにはジャンプを使わないとならないんだけど、そうするとパンチで吹っ飛ばされやすいんですよね。
ただ、必殺技的なものもないので、自分には「底が浅い」ゲームに思えてしまいました。上手い人がプレイするとまたちがうのかな。
1人用のアドベンチャーモードはクリア時間によって★で評価されるシステムで、★3つを取らないと対戦ステージが増えない仕様なのが曲者。マトモに動かせないのが面白いゲームでクリア時間を削るプレイを求められるの、ただただイライラするだけな気がするんですけど……作っている側は「マトモに動かせないのが面白いゲーム」とは思っていなくて、「マトモに動かせないクセの強いアクションを自在に動かせるようになるのが面白いゲーム」だと思っているということかな。
こういう人にはオススメ!
クセの強い操作を楽しめる人
こういう人にはオススメできない!
キャラを思ったように動かせないとイライラしてしまう人↓nekketsu↓◇ 『くにおくん ザ・ワールド ~熱血硬派くにおくん~』 <
Nintendo Switch、
プレイステーション4、
XboxOne・Series X|S>
<ベルトスクロールアクション>
<画像はNintendo Switch版『熱血硬派くにおくん』より引用> ここからは「くにおくん」シリーズのターン!
「くにおくん」シリーズは五十音順ではなく「スポーツ系」「ダウンタウン系」といったカンジに分けて、その中で発売日順に並べています。これが一番分かりやすいと思ったので。
元々は『くにおくんザ・ワールド クラシックスコレクション』という、ファミコンで出た「くにおくん」シリーズ11作品+海外で出た7作品を収録したパッケージソフトが出ていて……ファミコンで出た「くにおくん」シリーズ11作品は更に単品販売されたというカンジですね。オンラインプレイにも対応しているのだけど、「コレクション版」と「単品版」は別のゲーム扱いなので一緒に遊べないのには注意してください。
元々は1986年のアーケードに出た、
「ベルトスクロールアクション」の始祖と呼ばれているゲームです。テクノスジャパンはそれ以前からプロレス、相撲、空手などのゲームを開発していたのですが、恐らくは
その中でもプロレスゲーからの派生で「ベルトスクロールアクション」は生まれたんじゃないかと思います。
「奥行のある空間」で「前攻撃」「後ろ攻撃」「ダッシュ攻撃」「ジャンプ攻撃」「掴み技」「投げ技」「倒れた敵に馬乗りになって殴る技」など多彩な攻撃が出来るのはそのままに、それを、「1対多数」のケンカアクションに仕立て上げたのがこのゲームです(ベルト“スクロール”の形が完成するのは翌年の『ダブルドラゴン』だと思いますが)。
ファミコン版は1987年に発売され、マシンスペックの問題でキャラは小さくなってゲーム内容も大幅に変更されていますが……「りき」「しんじ」「みすず」「さぶ」といったボス敵は変わらず、ファミコン版独自の要素として「バイク面」や「ルート分岐」「迷路面」などのオリジナルの遊びも取り入れています。
この時期のテクノスジャパンは、アーケード→ファミコンやファミコン→ゲームボーイに移植する際、単なる劣化移植にならないようにオリジナル要素を加えて新たな魅力を生み出すことが多かったんですね。
最終面の「迷路面」は非常に難しく、
間違った道に進むと一つ前の面に戻されるなどの凶悪な仕掛けがあるのでマッピング必須です。マッピング大好きな私は、「まるごとバックアップ」を使ってですけど、マッピングで正しいルートを構築していくのがムチャクチャ面白かったです。
ちなみに、元のアーケード版も
アーケードアーカイブスで遊べます。遊び比べてみるのも面白そうだけど、こちらは「まるごとバックアップ」ないんですよね……
こういう人にはオススメ!
ケンカアクションとマッピングの両方が好きな人
こういう人にはオススメできない!
くにおくんの白い学ランって、麺類が怖くて食べられないなーと気になる人↓dodge↓◇ 『くにおくん ザ・ワールド ~熱血高校ドッジボール部~』 <
Nintendo Switch、
プレイステーション4、
XboxOne・Series X|S>
<ドッジボール+2人対戦可能(モードによっては4人対戦も可能)>
<画像はNintendo Switch版『熱血高校ドッジボール部』より引用> 『ドッジボール部』は「くにおくん」シリーズ2作目で、スポーツゲームとしては1作目です。前作では硬派なケンカアクションだったのが、ディフォルメされてドッジボールを始めたのだけど、
「ボールをぶつけてHPを0にして相手を倒す」というハチャメチャなルールになっているのが特徴ですね。
最初は1987年に稼働開始したアーケード版ですが(
アーケードアーカイブスも出ています)、こちらは1988年に発売になったファミコン版で、各国の選手に名前を付けて必殺技を設定するなど
単なる移植ではない「キャラゲー・対戦ゲーとしてのブラッシュアップ」がなされています。4人勝ち抜きモードの「くらぶかつどう」は、後の『熱血行進曲』につながるんじゃないかと思わなくもない。
ファミコン版そのものは「ファミリーコンピュータNintendo Switch Online」でも遊べてオンラインでの2人プレイも出来るのですが、
「くにおくん ザ・ワールド」の方ならオンラインでも「くらぶかつどう」の4人対戦ができるだけでなく、チラつきなどが軽減されてバランス調整なんかもされている「クオリティアップ版」と「オリジナル版」を切り替えて遊ぶことが出来ます。 30年越しにアプデで調整されるパラメータもすごいけど、4人プレイが可能な「くらぶかつどう」で敵チームのキャラが使えるようになったのもすごいですね。いつかあと3人集めて対戦回をやってみたいなぁ。
シンプルなんだけど、熱くなれる対戦ゲームの定番です。
「くにおくん」シリーズ=みんなでワイワイ遊べるゲームという伝説はここから始まった!
こういう人にはオススメ!
シンプルに盛り上がれる対戦ゲームを探している人
こういう人にはオススメできない!
タイミングを合わせてボタンを押すのが苦手な人(記事:
『熱血高校ドッジボール部』ファースト(?)インプレッション)
↓kuniosoccer↓◇ 『くにおくん ザ・ワールド ~熱血高校ドッジボール部 サッカー編~』 <
Nintendo Switch、
プレイステーション4、
XboxOne・Series X|S>
<サッカー+2人対戦可能>
<画像はNintendo Switch版『熱血高校ドッジボール部 サッカー編』より引用> くにおくんシリーズ4作目で、スポーツゲームとしては2作目。
『ドッジボール部』は最初がアーケード版ですが、こちらは1990年に最初からファミコン用ソフトとして発売されています。ファミコンのスペックでリアルなサッカーゲームを作るのは難しかったため、
6人vs6人にして、操作できるキャラは1人のみに絞っています。それ故に「こどもでも遊べるハチャメチャなサッカーゲーム」みたいに評されることが多いのですが、
サッカーの面白さの肝である「スペースの奪い合い」をしっかりとゲームに落とし込んでいるのです。
必殺シュートじゃないと得点を奪うのは難しいのだけど、このゲームはスライディングで敵を吹っ飛ばしても反則にならないため、敵のいない場所じゃないと必殺シュートが撃てない―――そのため「敵のいない場所」を如何にして作るかが鍵のゲームとなっているのです。
そんなことが分からなかったこどもの頃は「くにおくんシリーズの中ではイマイチな方」と思っていたのですが、欧米では『NINTENDO WORLD CUP』という名前で任天堂から発売されていますし、日本でも様々な機種に移植されたり、続編が発売されたりしました。これは「サッカー」というスポーツが普遍的な人気を持っていることと、その面白さをファミコンに落とし込んだゲームが少なかったことが言えるのかも知れませんね。
こういう人にはオススメ!
「ファミコンでサッカーを表現しているゲーム」という点に面白さを見出せる人
こういう人にはオススメできない!
細かいことを考えないハチャメチャなゲームを求めている人(記事:
意外にちゃんとサッカー!『熱血高校ドッジボール部 サッカー編』紹介)
↓kuniosoccer2↓◇ 『くにおくん ザ・ワールド ~くにおくんの熱血サッカーリーグ~』 <
Nintendo Switch、
プレイステーション4、
XboxOne・Series X|S>
<サッカー+4人対戦可能>
<画像はNintendo Switch版『くにおくんの熱血サッカーリーグ』より引用> 元々は1993年の4月に発売された、ファミコンのくにおくんシリーズとしては後期の作品です。バーチャルコンソール等には出ていなかったゲームなので、初プレイで楽しみにしていたのですが……
↑の『サッカー編』は1990年に発売されて、Jリーグも始まらなければ、日本のこども達も「キャプテン翼は人気だからサッカーやるこどもは多いけど、実在の選手はマラドーナしか知らない」くらいの時期に出たサッカーゲームでした。それでもしっかりとサッカーの魅力を表現したゲームだったので高く評価され、海外では任天堂から『NINTENDO WORLD CUP』という名前で発売されたほどです。
その続編となる今作は1993年4月に発売され、この時期はJリーグ開始と、W杯を目指す日本代表が大人気だった時期で……いわゆる「ドーハの悲劇」の半年前に発売されました。要は、
前作は世間のブームと無関係な時期に作られ、今作は世間のブームに乗って作られたというか。
なので、今作は
「前作の敵キャラだった選手達と日本代表を結成して世界と戦う」という作品になっていて、この設定自体はテンション上がる……のだけど。個人的には、ありとあらゆる点で前作の良かったところを失った続編に感じられてしまいました。
敵チームの数は前作と同様に12チームなのですが……
前作が全チームの敵と順番に戦っていく全12試合のトーナメント制だったのに対して、今作は
同じチームとそれぞれ3回まで選んで戦えるリーグ戦で、「16勝以上、勝ち点70」取らなければなりません。勝ち点は難易度や対戦相手によるそうで、計算システムがよく分かりませんでした。結局、私は18試合で18勝して決勝トーナメントに進みました。
そして、長い長い予選リーグを突破して、
決勝トーナメントの対戦相手は……なんと!予選リーグと同じ対戦相手! まったくもって新鮮味がない!
最終的にクリアまでに私は22試合かかり、チーム数は同じなのにクリアまでの試合数を水増ししたようなゲームになっていました。
そういうシステムのせいか、今作にはストーリーらしいストーリーもありません。
前作であった「対戦相手の高校の特徴を示す1枚絵や、ハーフタイム中のやり取り」もなくなり、敵の個性もよく分からなくなってしまいました。前作のように「途中で仲間になるキャラ」とかもいないので、ひたすら同じメンバーで無個性の敵と対戦します。
前作はアクションこそ少なかったものの、ゴールを奪うには「オーバーヘッドでの必殺シュート」が必要なため、“敵のいないスペースを作ってそこで味方からパスをもらう”サッカーの魅力の根源的な部分をしっかり表現できていたのですが。
今作は味方にパスを求めても出してもらえないし
(親密度的なパラメータがあるのだけど、これが高くてもパスはしてもらえないことがほとんどだった)、そもそもパスの精度が低くなったのでパスワークで崩すのはほぼ不可能です。せっかくアクションが多彩になっても、
得点のためには、自キャラでボールを拾って、サイドを駆け上がってナナメ45度からジャンプシュートを撃つ―――この一択なため、サッカーらしさもほぼなくなってしまいました。 『ブルーロック』の馬狼かよ!
こういう人にはオススメ!
「真のストライカーは味方にパスなんてしない」みたいな前時代的なサッカー観の人
こういう人にはオススメできない!
「ファミコンでサッカーを表現しているゲーム」という点に面白さを見出せる人↓mongoatari↓◇ 『くにおくん ザ・ワールド ~ダウンタウン熱血物語~』 <
Nintendo Switch、
プレイステーション4、
XboxOne・Series X|S>
<ベルトスクロールアクション+2人協力プレイ可能>
<画像はNintendo Switch版『ダウンタウン熱血物語』より引用> 元は1989年に発売されたファミコン用ソフトです。くにおくんシリーズ3作目で、ディフォルメされたキャラが戦うケンカアクション「ダウンタウン」シリーズの1作目です。
ベースは1作目の『熱血硬派くにおくん』のようなベルトスクロールアクションなのだけど、
2人同時プレイが可能になって、ステージクリア型ではなく
花園高校~冷峰学園までの道中を進むアクションRPGのようなゲームになりました。戦いの舞台が、公園とか倉庫とか学校みたいな身近なところなのが好きです。
パワーアップ形式は、お店に行って何かを食べると特定のパラメータが上がるというもので、「敵を倒してレベルアップ」ではありません。それが分かりにくいと思ったのか『時代劇』では「敵を倒してレベルアップ」形式に変わるのだけど、「ハンバーガー」とか「寿司」とかを食べてパワーアップする『熱血物語』形式の方が私は好きです。
敵側にも魅力的なキャラがたくさん登場したため、このゲームに出てきた「りゅういち・りゅうじ」「ごうだ」「ごだい」といった人気キャラは後のシリーズにもチラホラと登場するようになります。
「くにおくんシリーズってたくさん出ているけど、どれから遊んでイイのか分からない」って人がいたら、まずはこのゲームからがオススメ! ただ、クオリティアップ版の変更点は「チラつきの軽減」や「バグ修正」のみでゲームバランスはイジっていないそうな。クオリティアップ版目当てに買った自分としては、ちょっと物足りないかな……オリジナルバージョンはファミコンOnlineでも遊べるので、そちらでもイイと思います。
こういう人にはオススメ!
Nintendo Switch Onlineの有料会員になっていない人
こういう人にはオススメできない!
敵のセリフとか面倒くさくて読まない人(記事:
1コインで遊べるファミコン時代の大傑作・『ダウンタウン熱血物語』紹介)
(動画:
行進曲の前に予習として『ダウンタウン熱血物語』を実況配信する-1日目)
(動画:
行進曲の前に予習として『ダウンタウン熱血物語』を実況配信する-2日目)
↓guno↓◇ 『グノーシア』 <
Nintendo Switch、
プレイステーションVita、
Steam>
<CPUと遊ぶ人狼+テキストアドベンチャーゲーム>
<画像はNintendo Switch版『グノーシア』より引用> このゲームをジャンルに分けるとテキストアドベンチャーゲームになると思うのですが、そのジャンル名で連想する「決まったストーリーを追うノベルゲーム」とは全く違うゲームで。
個性豊かなCPUと、ワンプレイ15分程度の「毎回役職が変わる」人狼ゲームを延々と繰り返してイベントを埋めていくというゲームです。
「人狼って何?」って人に簡単に説明していくと……
集まったメンバーを「人間」と「人狼」に分けて、ディベートを繰り返して「人間」は「人狼」が誰かを炙り出して吊るし上げれば勝ち、「人狼」は正体がバレないように「人間」を一定数殺せば勝ち―――というゲームです。
日本では2000年代中盤からインターネット経由で対人で遊ぶ「人狼」が流行し、対戦する様子をテレビ放送やネット配信することも多くなったのだけど……
「必要な人数を集めるのが大変なので気軽に遊べない」「最初から知っておかないとならない戦略が多くて初心者にはハードルが高い」「ワンプレイが長い」「早々に脱落した人にはやることがなくなる」といった従来の「人狼」の問題点に気付いた人達が、それらの問題を解決した「CPUと気軽に遊べる人狼」を作っちゃったんですね。
ボードゲームとかだと「CPUなんかと遊んでも面白くない、対人戦ができるオンライン対戦じゃないと」と言われることが多いんですけど、このゲームの場合CPUが非常に人間くさい立ち回りをするため、
コイツらと遊んだ命がけの「人狼」楽しかったぜ……と思えるんですね。
こういう人にはオススメ!
「人狼」に興味があるけど、遊ぶハードルが高いと思っている人
こういう人にはオススメできない!
ゲームで頭は使いたくないという人↓kero↓◇ 『ケロブラスター』 <
Nintendo Switch、
プレイステーション4、
Steam、
PLAYISM、
iOS>
<2Dアクションシューティング+ステージクリア型>
<画像はNintendo Switch版『ケロブラスター』より引用> 伝説のフリーゲーム『洞窟物語』の作者が手掛けた2Dアクションシューティングです。操作感覚は似ていますが、今作はステージクリア型のゲームになっています。
社畜のカエルがお仕事として敵を倒していくストーリーなのだけど、今作はお金を使って武器を強化できるため、どうしてもクリアできない場面は何時間も稼ぎプレイをしてゴリ押しすることも可能です。というか、
自分くらいの腕だと何時間も稼ぎプレイをしてフル強化してもなお難しかった……プレイ時間の大半は、雑魚を倒して画面切り替えて雑魚を倒して画面切り替えての繰り返しだったので、「労働、とは」と考えさせられなくもない。
ネットのレビューを見ると「クリアだけなら簡単、その後のやりこみ要素が難しい」「難易度が絶妙」と言われているゲームなので、あー今の自分にはもうアクションシューティングが向いていないんだなぁと気付かされてしまいました。『洞窟物語』は聖域クリアまでやったんですけどね。今の自分にはもうムリです。
こういう人にはオススメ!
まだまだアクションゲームに「上手くなってやるぜ!」と思える人
こういう人にはオススメできない!
ゲームに一生懸命になると肩を痛める人(動画:
『ケロブラスター』昨日配信になったばかりのNintendo Switch用ダウンロードソフトを冒頭だけ実況プレイ)
↓golf↓◇ 『ゴルフストーリー』 <
Nintendo Switch>
<ゴルフゲーム+アクションアドベンチャー>
<画像はNintendo Switchソフト『ゴルフストーリー』より引用> ファミコン時代から続く「ボタンを3回押してショットを打つタイプのゴルフゲーム」にストーリーを加えたようなゲームです。公式では「ゴルフ+RPG」と言われていますが、成長要素や育成要素にさほど自由度はなく、全ステータスをマックスまで上げてもなお難しいので「ゴルフゲームが苦手な人でも経験値を貯めれば何とかなる」みたいに思ってはいけません。
ゴルフゲーム部分はガチです。 ただ、ストーリーはなかなか面白かったですし、プレイヤーが歩き回れるエリアとゴルフのコースが同じ縮尺な上、歩き回れるエリアでの遊びも充実しているので、エリアを歩き回る楽しさもなかなかでした。
「ゴルフ+RPG」というより「ゴルフ+アクションアドベンチャー」といった方がイメージしやすいかなぁ。 ドット絵のキャラクターやフィールドも可愛い。
一応、ローカルプレイでの2人対戦も可能です(やったことないけど)。
こういう人にはオススメ!
ドット絵のキャラが動き回ってストーリーを進めるのを見るのが好きな人
こういう人にはオススメできない!
「タイミングを合わせてAボタン」を押すと肩を痛める人(動画:
昨日配信になったばかりのNintendo Switch用ダウンロードソフト『ゴルフストーリー』の冒頭だけ実況プレイ)
↓Gorogoa↓◇ 『ゴロゴア(Gorogoa)』 <
Nintendo Switch、
プレイステーション4、
XboxOne・Series X|S・PC、
Steam、
Epic Gameストア、
iOS、
AndroidOS>
<じっくり考える系パズル+脱出系アドベンチャー?>
<画像はNintendo Switch版『Gorogoa(ゴロゴア)』より引用> 正方形4つのスペースに描かれた「絵」を、別のスペースに移動させて並び変えたり、別の「絵」の上に重ねたり、拡大したり、逆に引いてみたり……
最初は「どうつながるのか分からなかった絵」を正しく組み合わせるとストーリーが進んでいくというパズルゲームです。
「なるほど、こうやるとつながるのか」が分かった時の気持ち良さは、『ゼルダの伝説』などで謎が解けた時のような気持ち良さがあります。
クリアまでの時間は個人差があるといっても「1~3時間」くらいと短いのですが、それ故に
「ハイハイ、またこのパターンね」といったカンジに謎解きがワンパターンになる前に終わるので、最後まで飽きずにプレイできるゲームと言えます。クリアまでのプレイ時間が長い=ボリュームがあるワケじゃないですからね。延々と水で薄められて味のしないものを飲まされるゲームより百倍好感が持てます。
難点は価格です。
ゲーム機用やSteamなどでは大体1500円前後の価格なのに対して、スマートデバイス版は600円前後で買えてしまいます。調べてみたけど違いはよく分からず……私はNintendo Switch版をセールの時に買って遊びましたが、この価格差ならばスマートデバイス版でもイイ気がしますし、どうしてもゲーム機やPCで遊びたいという人はセール待ちでもイイのかも。
こういう人にはオススメ!
「謎解き」だけをじっくり考えて遊びたい人
こういう人にはオススメできない!
1本のゲームで長時間遊びたい人↓saikyo↓◇ 『最強の麻雀 ~100万人のための麻雀道場~』 <
Nintendo Switch、
プレイステーション4>
<麻雀>
<画像はNintendo Switch版『最強の麻雀 ~100万人のための麻雀道場~』より引用> PCやスマホでも麻雀ソフトを展開しているアンバランスの家庭用ゲーム機向けの麻雀ゲームです。(オンライン対戦などもない)完全1人用ながら1980円と高めの価格なのは、
「AIが一緒に捨牌を考えてくれるトレーニングモード」や
「終わった対局を全員の手牌をオープンにしたり、ちがう牌を捨てていたらどうなったかをシミュレートできたりするリプレイ機能」が入っているから。
「気楽に遊べる麻雀ゲーム」というより、
「ガチで麻雀が強くなるように研究・特訓したい人向け」なソフトだと思います。
でも、麻雀を始めたばかりの初心者にはオススメしません。リーチの際に「これを捨ててリーチすれば、次にこれが来たらアガれるよ」と待ち牌を教えてくれるゲームが今は一般的なのですが、それは現実ではありえないからなのかこのゲームでは教えてくれません。
また、メインモードと思える「トーナメントモード」が激ムズで、CPUに振り込んでしまった対局をリプレイモードで振り返っても
本当にこれ、ツモ牌を細工してませんか?と言いたくなるくらい理不尽なツモ牌しか来なくて……何十時間もプレイしたけど結局クリアは出来ませんでした。もし何の細工もされてなくてこの運の悪さなら、私は今すぐお祓いに行ってきた方がイイんじゃないかな……
こういう人にはオススメ!
歯応えのある麻雀ゲームで上達したい人
こういう人にはオススメできない!
楽しい麻雀を遊びたい人↓sabaku↓◇ 『サバクのネズミ団!改』 <
Nintendo Switch、
プレイステーション4、
Steam>
<建設シミュレーション+素材を拾ってクラフト>
<画像はNintendo Switch版『サバクのネズミ団!改』より引用> 2016年にニンテンドー3DSで発売されたゲームのパワーアップ移植版です。
『シムシティ』で好きな建物を並べていくみたいなカンジで、
巨大な船の好きなところに好きな部屋を建設していくシミュレーションゲームで。更に、その船でマップを冒険していって、ここの地域だとこの素材が手に入るので、それでアイテムを作って新たな部屋を作ったり、お金に換えたりしていくという流れになります。
ただ、序盤から好きな部屋を作れる「自由度」があるように見えて、例えばクイーンバグ(通り道に絶対出てくる強敵)を倒すにはマシンガンを4部屋は作っておかなくちゃキツイとか、○○を作るために必要な××と△△と□□はファクトリーとラボと発電所がないと作れないとか、
「最低限クリアまでに必要な部屋」が結構あるんですね。
それらを作らずに進めちゃうと、今までの部屋を取り壊して作り直さなくちゃいけないので、終盤までずっと「これでイイのかなぁ」と不安になりながらのプレイで胃が痛かったです。
自分がシミュレーションゲーム下手なことを差し引いても、難易度はかなりシビアだったと思います。私はTwitterでアドバイスをもらいながら、やっとの思いでクリアしました。
こういう人にはオススメ!
クリアまでの最適解を考えるのが好きな人
こういう人にはオススメできない!
たくさんの文字や選択肢を見ると「うげーっ」ってなっちゃう人↓themajan↓◇ 『THE 麻雀 LITE』 <
Nintendo Switch>
<麻雀+オンライン対戦>
<画像はNintendo Switch用ソフト『THE 麻雀 LITE』より引用> SIMPLEシリーズのようで、SIMPLEシリーズではないD3パブリッシャーの麻雀ゲームです。
パッケージ版もある2800円(DL版は2000円)の『THE 麻雀』の機能限定版で、こちらは500円です。
こちらを先に買っても、有料DLC「THE 麻雀 アップグレードキット」を買えば『THE 麻雀』と同等の内容になります。この辺は
ニンテンドー3DSの『@SIMPLE DLシリーズ Vol.15 THE 麻雀』に似たビジネスモデルですね。
ただ、3DS版の500円バージョンは1人用に特化していたのに対して、Nintendo Switch版の500円バージョンは1人用で出来ることは少なくオンライン対戦に特化した内容になっています。
発売から5年が経っているゲームなので、もちろんオンライン対戦にはほとんど人がいません。 この500円バージョンだと「プライベートルームでのオンライン対戦」はできないのですが、これだけ対戦相手がいないとフレンドと「せーの」でオンラインに入ればマッチングできるかも知れないし、仲のイイ人と一緒に買ってオンライン対戦することもできるかもと思うんだけど……もちろん試してはいません。それやるくらいなら『アソビ大全』で麻雀やればイイし。
こういう人にはオススメ!
Nintendo Switchのホーム画面に一つでも多くのアイコンを並べたい人
こういう人にはオススメできない!
しっかり麻雀ゲームを遊びたい人↓secret1↓◇ 『シークレットゲーム KILLER QUEEN』 <
Nintendo Switch>
<一本道ノベルゲーム+デスゲームもの>
<画像はNintendo Switch版『シークレットゲーム KILLER QUEEN』より引用> 元々は2006年の同人(アダルト)ゲームです。
2008年にシナリオや設定を大幅に変えた一般向けのPS2版(CEROはD)が出て、Switch版も基本的にはこれを踏襲しています。
恐らくですが『ひぐらしのなく頃に』の影響下にあるゲームだと思われ、ゲームは選択肢のない一本道のノベルゲーですが、「エピソード1」をクリアすると「エピソード2」、「エピソード2」をクリアすると「エピソード3」と新たなエピソードが出てきます。それらのエピソードは“続き”ではなく、
主人公が最初に出会ったのが誰だったのかで変化するシナリオをパラレルに描いていくのです。
なので、「エピソード1」で重要だった人物が「エピソード2」ではあっさり死んだり、逆に「エピソード1」では出会わなかったキャラに「エピソード3」では出会えたり、といったルートごとのちがいを楽しめます。
ストーリーは“何者かに拉致されて巨大な建物に閉じ込められた13人が、3日以内に首輪を外さないと殺される”というデスゲームものです。デスゲームものとしての特徴は、13人それぞれのクリア条件がちがうため「全員の条件を同時に満たすことが出来ない」ところかな。
非常に練られた設定と、豊富な一枚絵、主人公以外のキャラの台詞はフルボイス―――と、PS2で出た際はフルプライスのパッケージソフトだったので当然と言えば当然ですが、1600円くらいのダウンロード用ソフトだと考えるとかなりのクオリティだと思います。
難点は「絵柄」。
私は割とどんな絵柄でも受け入れる方ですし、このゲームの絵が嫌いというワケではないのですが……「初対面の老若男女が集められたデスゲームもの」という設定なのにそれが描き分けられていなくて、「中年女性」や「中年男性」も「10代の女子高生」と大体同じように描かれてしまっています。個人的にはそこが残念でした。
こういう人にはオススメ!
壮絶なストーリーを体験したい人
こういう人にはオススメできない!
アドベンチャーゲームは「絵」を重視するという人↓rinji↓◇ 『G-MODEアーカイブス13 臨時終電』 <
Nintendo Switch>
<ノベルゲーム+ホラー+マルチエンディング>
<画像はG-MODEアーカイブス版『臨時終電』より引用> 元々は2011年から配信開始になったG-MODEによる携帯電話向けアプリで、ホラーノベルゲーム千羽鶴シリーズの第3弾です。携帯電話向けのアプリって、
コンパクトに「そのジャンルの面白さ」をギュギュッと濃縮しているものばかりで、今にして思うとインディーゲームっぽいというかダウンロード専用ソフトの魅力をいち早く形にしていたプラットフォームだったんだなぁと思いますね。
この『臨時終電』は特に携帯電話向けアプリとしてはかなり後期の作品で、システム・ストーリーともに完成度が非常に高かったです。『弟切草』や『かまいたちの夜』などのスーファミ時代のサウンドノベルのように、分岐によって様々な展開をしていくのが特徴ですが、
1プレイが短く遊べるので「次はどんなストーリーに分岐するんだろう」と気軽に読んでいけるのがイイですね。
ストーリーは、終電に乗り遅れた人達を乗せる「臨時終電」に乗ってしまった6人を描くホラーノベルです。基本的にはサラリーマンの鶴見が主人公なんだけど、選択肢によっては他の5人の視点に切り替わったりもします。これが
「たまたま同じ車両に乗り合わせただけの6人」が力を合わせていく展開に説得力を持たせてくれるんですね。
このシリーズの特徴である「選択肢を選べるカードが限られている」「特定エンディングで好きな選択肢を増やせる」システムも面白いです。例えば、「Aが足りないからフラグを全部回収できずに真ルートに突入できない」というジレンマが生まれて、他のエンディングを探したりというゲーム性につながっています。
単にフローチャートを作って全ルートを進むだけでは解けないもどかしさがあるのだけど、「何度も何度もバッドエンドに苦しめられる」ホラーゲームなんだからこれでイイと思います。
こういう人にはオススメ!
短い時間でも楽しめるコンパクトなゲームを求めている人
こういう人にはオススメできない!
ノベルゲームでまで苦労したくないって人↓chura↓◇ 『G-MODEアーカイブス15 ちゅら島暮らし』 <
Nintendo Switch、
Steam>
<アドベンチャーゲーム+ミニゲーム+マルチエンディング>
<画像はG-MODEアーカイブス版『ちゅら島暮らし』より引用> ↑の『臨時終電』のところにも描きましたが、ガラケーのゲームって
「既存のジャンルを細かく砕いて短時間でも楽しめるようにした」ダウンロード専用ゲームの先駆けみたいなところがあったのかなぁって思うんですね。
んで、この『ちゅら島暮らし』がどの「既存のジャンル」をガラケー化したかというと……ズバリ
大人版『ぼくのなつやすみ』です。
都会に疲れた主人公が離島にやってきて、とりあえず14日間を暮らします。『どうぶつの森』のようにゆったりとした時間を過ごすのではなく、何か行動するたびに時間が進んで1日の終わりには強制的に家に帰らされて翌日になってしまうため、
しっかりと考えて無駄なく行動しなくてはなりません。 島では
「魚釣り」「スキューバ」「三線」など、南の島にピッタリなミニゲームがたくさん遊べて、日数が進むほど様々なイベントが起きて行動範囲も広がっていきます。とは言え、ミニゲームは本当に「ミニゲームだなぁ」というカンジなので期待しすぎないように。
それと、他のミニゲームに比べて、「三線」だけムチャクチャ難易度が高くないですか? 私はミイナさん狙いだったけど、ミニゲームが難しすぎて他のコのエンドになってしまいまっした。
というワケで、ヒロインごとのエンドもあります。エンディングは複数あるけど、エンディングリストみたいなものはなし。
コンプを目指すというより、1周遊んで夏の思い出を作るみたいなゲームだと思います。 元はガラケーのゲームなので、想定していたターゲットはキッズというよりは大人のプレイヤーでしょうしね。
この手のゲーム、「イベントがあまり起きないなぁ」と思わせたら退屈になっちゃうし、かといって「やることが多い」となると自由に遊べなくなるので、そのバランスが非常にいい塩梅だと思いました。
こういう人にはオススメ!
バカンスでも予定をギュギュっと詰め込みたい人
こういう人にはオススメできない!
ミニゲームのクオリティに期待してしまう人↓yusyashi↓◇ 『G-MODEアーカイブス18 勇者死す。ディレクターズカット』 <
Nintendo Switch>
<RPG+日数制限>
<画像はG-MODEアーカイブス版『勇者死す。ディレクターズカット』より引用> ガラケー時代のアプリをNintendo Switchのダウンロードソフトとして復刻する企画の第18弾です。『勇者死す。』は元々は2007年にiアプリとして配信されたRPGで、『リンダキューブ』『俺の屍を越えてゆけ』の桝田省治さんがゲームデザインをしました。その後、月額制のサービスで展開された際に一部作り直されたのがこの「ディレクターズカット」版ですね。
ちなみに2016年には
プレイステーションVitaでフルリメイク、2020年には
Steam、プレイステーション4、Nintendo Switchでそのリマスター版が発売されています。つまり、
Nintendo Switchでは「原作のガラケー版(のディレクターズカット版)」と「フルリメイクのリマスター版」の2つが遊べるということです。
ゲーム内容は「勇者が魔王を倒す」ところから始まり、「魔王を倒した世界」を余命5日間で歩き回るゲーム―――ということで、自由度の高いフリーシナリオとかオープンワールド的なRPGだと思ったら
全然ちがっていました。このゲームには「真のエンディングへ向かうルート」が存在していて、そのルートに入らない限りは何周も何周も最初からやり直しさせられます。
限られた時間の中で必要なアイテムを全部集めて、全キャラ・全陣営を救わなくちゃいけない「ルート構築ゲー」だったんです。「何をやっても自由」どころか、「やらなくちゃいけないこと全部を効率的にこなさなくちゃいけないゲーム」と方向性は正反対でした。
そして、これが未だに「どうしてこんな仕様にしたんだ?」と謎なのですが……
「真のエンディングへ向かうルート」に必要なアイテムが手に入るかがランダムで決まるため、効率的に立ち回った上で「小まめにセーブして良い結果になるまでひたすらロードを繰り返さなくちゃいけない」みたいで。5周やっても「真のエンディングへ向かうルート」に入れなかったため、私はぶん投げてしまいました。
こういう人にはオススメ!
セーブ&ロードを繰り返すのが好きな人
こういう人にはオススメできない!
自由な冒険を楽しみたい人(動画リスト:
『勇者死す。』を1周目だけ実況プレイ)
↓ke-tai↓◇ 『G-MODEアーカイブス23 ケータイ少女』 <
Nintendo Switch>
<恋愛シミュレーションゲーム>
<画像はG-MODEアーカイブス版『ケータイ少女』より引用> 元々は2005年に配信開始になった携帯電話用アプリで、、1ヒロインのアフターエピソードや、PC移植版、このヒロイン達と麻雀が打てるアプリ、WEBアニメ、UHFドラマ、漫画、ライトノベル、ドラマCD……など、多数の関連作が出た人気作だったそうです。
女のコの絵などのグラフィックは、今や「百合ゲー」のメーカーとして認知されているかも知れないPCゲームの老舗:工画堂スタジオが担当しているのでクオリティは言うまでもなく。パートボイスですが、CVも付いていて、小清水亜美さん、佐藤利奈さん、植田佳奈さんなど、
2005年基準でも「主役クラスをバリバリやっていた」若手女性声優を起用していました。
ゲームとしては、『トゥルー・ラブストーリー』のように「学校の休み時間に行く場所を決める」タイプの恋愛シミュレーションですが、特徴的なのは
「女のコとのメールのやり取り」を軸にしたシステムです。携帯電話用のアプリだったので「自分の携帯にヒロインからメールが来ている」感覚で遊べたのでしょう。
例えば、学校で起きたイベントについてその夜に女のコから「あれから大丈夫だった?」みたいなメールが届いたり、昼に会えなくても全然関係ないメールが届いて「このコには妹がいるんだ」とか「図書館に通っているんだ」と言ったことが分かったりするという。そして、
それに「どういう返信をするか」で好感度が変わるという(文章を打つのではなく「感謝」「励まし」などから選ぶ)。
恋愛シミュレーションゲームは「現実の恋愛のどの部分を切り取ってゲームにするのか」に特徴があると私は思っているのですが、このゲームは女のコからのメールが届くのをワクワクして待つのとか、そのメールへの返信に悩むのだとか……
どんな恋愛シミュレーションゲームよりも、「青春のドキドキ」を再現しているシステムじゃないかって思いましたよ。
システム的には「終盤に特定のイベントを起こさないとそのヒロインのルートに入れない」のがちょっと難しいかなと思ったのと、小まめにセーブを分けたいのに3つしかセーブスロットがないのが不満点ではありますが……「携帯電話用アプリにもこんなものがあったんだ」と驚かされる1作でした。
こういう人にはオススメ!
ドキドキする青春をコンパクトに味わいたい人
こういう人にはオススメできない!
パートボイスでは物足りない人↓kibukawa1↓◇ 『G-MODEアーカイブス+ 探偵・癸生川凌介事件譚 Vol.1「仮面幻想殺人事件」』 <
Nintendo Switch>
<アドベンチャーゲーム+ミステリー>
<画像はG-MODEアーカイブス+ 版『探偵・癸生川凌介事件譚 Vol.1「仮面幻想殺人事件」』より引用> 「G-MODEアーカイブス+」とは、元々はG-MODEではなく他社から発売された携帯電話用のアプリを移植していくシリーズです。『探偵・癸生川凌介事件譚』シリーズは、2004年から元気が配信開始していたアドベンチャーゲームで、全部で22本も出ていたそうです。すげえ! そして、2023年2月8日現在、「G-MODEアーカイブス+」では10本目まで配信されています。それもすげえ!
ゲームとしては、ファミコンの推理ADV……『ファミコン探偵俱楽部』のようにコマンド総当たりでストーリーが展開していくアドベンチャーゲームですね。短い時間で楽しめるだけでなく、「どこに行けば良いのか分からない」ことにならないように
必要な証拠品を全部集めるまでは部屋から出られなくなっているなどの配慮がされていてムチャクチャ遊びやすかったです。
主人公は癸生川凌介……ではなく、その探偵事務所に「ゲームシナリオ」のネタ拾いに来ている人で、その人が捜査の手伝いをさせられるというストーリーです。
「そのオンラインRPGを遊ぶと死ぬ」というキャッチーな事件ながら、その設定を活かした堅実な展開がされていくし、「仮面」というキーワードがしっかり活きているシナリオも見事でした。このゲームが出た2004年って、『FF11』とか『ラグナロクオンライン』とかが出たあたりなんですよね(どちらも2002年のゲーム)。こういう“当時の流行”みたいなものが反映されているのも、昔のアドベンチャーゲームを遊ぶと面白いところです。
シリーズ2作目以降も遊びたいと思って買っているのだけど、恐ろしいペースで配信されていくのでなかなか追いつかない……1本あたりそんなに時間がかかるゲームではないので、まとめて遊ぶことにしようかなぁ。
こういう人にはオススメ!
難易度の高くない推理アドベンチャーを遊びたい人
こういう人にはオススメできない!
プレイ時間が長いゲームじゃないとイヤだって人↓Escapists↓◇ 『The Escapists 2』 <
Nintendo Switch>
<アクションアドベンチャー+脱獄シミュレーション+(オンライン)対戦・協力も可能>
<画像はNintendo Switch版『The Escapists 2』より引用> このゲーム、色んな機種で出ていると思ったのですが……どうやらNintendo Switch版以外は公式には日本語化されていないみたいですね。どうしてNintendo Switch版だけがと言いたいけど、Nintendo Switch版もところどころ日本語が怪しいのでそもそもローカライズに積極的ではなかったのかも。
ゲームとしては見下ろし視点の2Dアクションアドベンチャーです。
「刑務所からの脱獄」が主な目的で、どうやって脱獄するかはプレイヤー次第、方法も幾つか用意されているみたいですね。1ステージ=1刑務所となっていて、全部の刑務所からの脱獄を目指すと結構な時間がかかります。
「どうやって脱獄するかはプレイヤー次第」と言ってもイメージ出来ないよ―――という人に分かりやすく説明すると、要はこのゲームは
「脱獄に必要なアイテムを、看守に見つからないように用意するゲーム」なのです。穴を掘って地中から脱出するためにはシャベルが必要、看守をぶん殴って鍵を奪うには武器が必要、でも当然そういったものは刑務所の中では手に入りません。
なので、「点呼」や「食事」「シャワー」などの刑務所のタイムスケジュールに従いながら、看守に見つからないように材料を集めていくのです。シャベルを作るのだったら「グリップ」「ガムテープ」「鉄板」が要るので、他の囚人の机から盗んだり、他の囚人から買ったり(そのお金を得るために労働したりクエストをこなしたり)。
また、ステージによっては「刑務所からの脱獄」ではなく、「列車が駅に着く前に逃げ出す」みたいなステージもあって、こちらはステルスアクションゲームと言えますね。私はステルスゲーム苦手なんですけど、同じようなステージばかりにしたくないという狙いはよく分かります。アクセントとしてはアリかな。
オンラインでの協力・対戦プレイも可能で、ステルス面はサクッと終わるのでフレンドとワイワイ言いながら遊ぶのもイイですね。
「脱獄の方法はプレイヤーの自由」だし、「どう遊ぶのかもプレイヤーの自由」なんです! 難点は、文字が小さいこと。
海外のゲームは文字が小さくて読みにくいものが結構ありますが、このゲームはその中でも特に「小さっ!」と叫びたくなるほど小さいです。テレビ画面が小さい人や、携帯モードで遊びたい人には、これはなかなか厳しいかも。
こういう人にはオススメ!
自分なりの「脱獄へのプラン」を考えるのが楽しい人
こういう人にはオススメできない!
小さな文字が読みづらい人(記事:
初心者のための『The Escapists 2』講座)
(動画:
『The Escapists 2』昨日配信になったばかりのNintendo Switch用ダウンロードソフトを冒頭だけ実況プレイ)
(動画:
ステルスゲーム苦手な人が『The Escapists 2』のステルス面に挑む!)
(動画:
ステルスゲーム苦手だけど『The Escapists 2』のステルス面にフレンドの力を借りて挑む!)
↓refre↓◇ 『シノビリフレ -SENRAN KAGURA-』 <
Nintendo Switch>
<美少女+コミュニケーション>
<画像はNintendo Switch用ソフト『シノビリフレ -SENRAN KAGURA-』より引用> 大きなおっぱいを揺らしながら女のコ達が戦うゲーム『閃乱カグラ』シリーズのスピンオフ作品ですが、ストーリーとかあったものじゃないし、私は本編は『Burst』しかやっていないんですけど「本編はこんなキャラじゃなかっただろう」としか思わなかったので、本編は知らなくても問題ないと思います。
Nintendo SwitchのHD振動を活かして「女体の感触をHD振動で再現!」という人類の夢を目指したビッグプロジェクトでしたが、
流石にコントローラでおっぱいの柔らかさを感じるのはムリゲーでした。 結果的に、
『ラブプラス』のスキンシップモードだけを切り取ったようなゲームになっていて、キャラが好みだったら着せ替えしたり髪型変えたり写真撮影したりでそれなりに楽しめるんじゃないかなと思います。飛鳥以外のキャラは有料DLCなので、その点はご注意ください。というか、有料DLCでキャラを売るなら1人くらいひんぬー枠がいても良かったんじゃないですかね!?
こういう人にはオススメ!
キャラの見た目や声が好みだという人
こういう人にはオススメできない!
本気で「エロイもの」を探している人(動画:
Nintendo Switch用ダウンロードソフト『シノビリフレ -SENRAN KAGURA-』の冒頭だけ実況プレイ)
↓13kihei↓◇ 『十三機兵防衛圏』 <
Nintendo Switch、
プレイステーション4>
<アドベンチャーゲーム+戦略シミュレーション>
<画像はNintendo Switch版『十三機兵防衛圏』より引用> このゲーム―――説明するのが非常に難しいゲームです。
まずメインは「13人の主人公」による群像劇アドベンチャーゲームで、この点だけで見れば『街』とか『428』とかに似ているように思えなくもないです。ですが、それぞれの主人公の物語が必ずしも同じ時代を生きているワケではなく、あるキャラは1985年に生きていて、あるキャラは1945年に生きていて、あるキャラは2025年からやってきて―――
「13人の主人公」と「複数の時代」が複雑に交わりつつも、しかもプレイヤーは(ある程度のアンロック条件はあるものの)
好きな順番でプレイして、好きな順に全体を把握することが出来るという
破綻していないのが奇跡としか思えない構造のアドベンチャーゲームとなっています。
そして、SFとしても一級品でした。13人の物語は、それぞれ「SFの定番(オマージュ)」をなぞりつつ、そこで解き明かされる「世界の謎」はすごく意外で面白かったです。
「○○だと思ったら××だったか!」の連続で終盤までは目が離せませんでした。ヴァニラウェア性の2Dグラフィックは、言うまでもなく超一級品ですし。
ただ、これは本当に個人的な好みで申し訳ないんですけど……
終盤のストーリー展開があまり好きじゃなくて、最後の最後でちょっと冷めてしまいました。
また、バトルパートとなるシミュレーション部分は、『スパロボ』なんかのSRPGを「疑似リアルタイム&マス目からの解放」として再構築してあって、「これが最先端のゲームなのか」と驚いたのですが……
どうしても「いつ味方が攻撃を喰らっているのか」がよく分からなくて、ゲームオーバーになっても納得感が薄く、最終的にターミナルのレベルを上げてEMPなんちゃらを連発することでゴリ押しでクリアしました。このゲームの「一番の面白さ」みたいのを分かっていないまま私はクリアしちゃった気がします。
アドベンチャーパートもシミュレーションパートも、
「トンデモないゲームではあるし、面白かったのだけど、自分に向けて作られたゲームではなかった」という感想です。そういうゲームをどういう言葉で紹介すればいいのか、本当に難しい……
こういう人にはオススメ!
トンデモないゲームを遊んでみたい人
こういう人にはオススメできない!
カプ固定の恋愛劇が苦手な人(動画:
『十三機兵防衛圏』Nintendo Switch版の序盤だけ実況プレイ)
↓10byou↓◇ 『10秒走 RETURNS』 <
Nintendo Switch>
<2Dジャンプアクション+4人まで対戦可能なモードあり>
<画像はNintendo Switch用ソフト『10秒走 RETURNS』より引用> 10秒で終わる……というより、
「10秒でゴール出来なければ強制的にゲームオーバーになる」短いゲキムズステージを、「Bダッシュ(正確にはYダッシュ)」や「壁キック」を駆使してクリアを目指すゲームです。2D横スクロールアクションを極限までシンプルにしたようなゲームで、ムチャクチャ死ぬけどリトライも早いので「もう10回だけやろう」「もう10回やればクリア出来るかも知れない……」と何十回も挑戦したくなりますね。
「こんなステージを作ったヤツは絶対にゆるせねえ!」と言いたくなるような凶悪なステージも多いのだけど、何度も何度もプレイしたら少しずつ安定して後半に行けるようになり、自分の成長を実感できるのがイイですね。
「アクションゲームは初見殺しで戻し作業をさせられるのがイヤだけど、10秒で終わる短いステージなら戻し作業も覚えるのも苦にならないだろう」と思って始めたのだけど、
10秒のコースに初見殺しのポイントが10コとか埋め込まれるので、むしろ短期記憶をフル回転させられるゲームでした! 私は経験していませんが、ローカルでの対戦モードもあるのもイイですね。
こういう人にはオススメ!
ワーキングメモリーを鍛えたい人
こういう人にはオススメできない!
アクションゲームは運動神経だけでプレイするものだと思っている人↓symphonic↓◇ 『シンフォニック=レイン』 <
Nintendo Switch、
Steam>
<恋愛アドベンチャー+リズムゲーム>
<画像はNintendo Switch版『シンフォニック=レイン』より引用> 元は2004年に発売された(非アダルトの)PCゲームで、欝ゲーが大人気だった時代の作品です。
シナリオを担当されている西川真音さんは『My Merry May』で私に強烈なトラウマを植え付けてくれた人で、キャラクターデザイン・原画のしろさんは後に『ヤマノススメ』を描く人で、音楽を担当された岡崎律子さんは作られた曲や歌が『D4DJ』でもいくつかカバーされているシンガーソングライターさんと……
何かと私がこれまで楽しんできた作品と縁のある人が集まっている! 親元を離れて一人暮らしをしながら音楽学院に通っている主人公が、地元に遠距離恋愛中の恋人がいるのに、卒業演奏で「歌唱」してくれるヒロインを選ばなくちゃいけない―――というストーリーです。もうこの設定からして、
ヒロインを「選ぶ痛み」をプレイヤーに突きつけてくる気が満々じゃないか。
非常に計算されたストーリーで、全ルートを読むことで「選ばなかったヒロインがどうしてああいう行動を取ったのか」が分かるようになっています。
このゲームをこれからプレイするという人は「気に入ったヒロインを1周するだけでイイや」ではなく、全ルートを是非読んでください。 個人的には難しすぎてハマれなかったリズムゲームのパートも「オート」で任せることも出来るので……リズムゲームが苦手という人も、問題なくストーリーを楽しめると思いますよ!(「オート」にした場合はリズムゲームのパートをスキップできたら最高だったのだけど)
こういう人にはオススメ!
鬱なシナリオでも構わないから面白いストーリーを読みたい人
こういう人にはオススメできない!
「全ルート遊ぶ時間なんてもったいない」なんて思っちゃう人(記事:
『シンフォニック=レイン』紹介/全ルートが計算され尽くしたストーリーに唸るべし!)
↓jinrui↓◇ 『じんるいのみなさまへ』 <
Nintendo Switch、
プレイステーション4>
<アドベンチャー+探索+百合>
<画像はNintendo Switch版『じんるいのみなさまへ』より引用> 『AKIBA'S TRIP』『AKIBA'S BEAT』など、秋葉原を舞台にしたゲームを作ってきたアクワイア開発の新作アドベンチャーです。
今作にはバトル要素などはなく、女の子達が秋葉原を舞台に自給自足のサバイバル生活をしていく様を描くゲームとなっています。「アドベンチャーゲーム」という呼称だと『ゼルダ』とか『バイオ』みたいなアクションアドベンチャーをイメージしちゃうかもですが、ノベルゲームに近いと思った方が分かりやすいかも。
題材となっているのは
「ライトな百合」です。
女の子しか登場しない世界で、女の子だけで協力し合って生きていく中、女の子同士に特別な感情が生まれていく……という様をライトに描いています。プロデューサーさんのインタビューによれば、『ゆるゆり』とか『けいおん!』とか『ゆるキャン△』辺りのユーザー層を意識しているみたいです。
そして、“女の子しか登場しない世界”なので、
何故かこの秋葉原には主人公達5人(有料DLCを買うと6人)
以外の人間が存在しません。これなら「途中で男が出てきて最終的にNTRになるのでは?」なんて心配はしなくてイイですよね!
百合ヲタに都合がイイ世界です! 「建物とか荒廃してない?」なんて気にしてはいけませんよ!
フルプライスのゲームですが「低価格で作られているなー」と思うところは少なくないですし、「秋葉原を探索するパート」がイマイチ「女の子達の会話パート」と噛み合っていないと思ったりもするのですが……
キャラクターとストーリーは魅力的で、声優さんも頑張っているので、「ライトな百合を描くゲーム」という狙いは成功していると思います。
有料DLCを買うと遊べる2周目のストーリーは、1周目と8割くらい同じ内容なので「1周目の内容を忘れたころに遊んだほうがいいよ!」とは言っておきたいですが。
こういう人にはオススメ!
女の子と女の子がイチャイチャするのを見るのが好きな人
こういう人にはオススメできない!
完成度の高いゲームを求めている人(記事:
『じんるいのみなさまへ』紹介/満点ではないけれど、唯一無二の「日常系アニメの中に入れる」ゲーム)
(動画:
本日発売になったばかりの百合ゲー『じんるいのみなさまへ』の冒頭だけ実況プレイ)
↓sfc↓◇ 『スーパーファミコン Nintendo Switch Online』 <
Nintendo Switch>
<ゲーム集>
<画像は『スーパーファミコン Nintendo Switch Online』メニュー画面より引用> Nintendo Switch Onlineの「会員特典ソフト」で、有料会員は収録されているソフトがすべて遊び放題になります。
ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online同様、丸ごとバックアップが各ソフト4つまで保存できて、オンラインでフレンドと一緒に遊ぶことも出来て(アプリを使えばボイスチャットも可能)、更に「巻き戻し」機能も追加されました。
ラインナップは2023年2月現在、53本となかなかな数になってきましたが……流石に最近はソフトの追加ペースは遅くなりましたね。
1年間で5本しか増えていないのか(その分、特別なデータで始められる「特別編」の配信が多くなりましたが)。
とは言え、この53本を遊ぶだけで数年は軽く吹き飛んでしまいますからね……こんなにたくさんゲームがあってもどれから遊んでイイか分からないという人は、とりあえず『神々のトライフォース』を遊んでおきましょう!
こういう人にはオススメ!
スーファミの名作をまだあまり遊んでいない人
こういう人にはオススメできない!
最新のゲーム以外には興味がない人(動画:
『スーパーファミコン Nintendo Switch Online』をフレンドの人達とDiscordでワイワイ喋りながら遊ぶ配信)
↓bomerr↓◇ 『スーパーボンバーマンR オンライン』 <Nintendo Switch、プレイステーション4、XboxOne・Series X|S、Steam> <オンライン対戦アクション+バトルロイヤル>
<画像はNintendo Switch版『スーパーボンバーマンR オンライン』より引用> ※ 2022年12月1日にてサービス終了しました 元々は2020年にGoogleのクラウドゲームサービスStadiaのキラーコンテンツとして始まったオンライン対戦ゲームでしたが(日本ではStadiaは遊べません)、Stadiaが華麗にすっ転んだからなのか、翌年
マルチプラットフォーム&クロスプラットフォームで基本無料で配信開始されました。
『フォートナイト』や『APEX』などに代表される、最近流行のバトルロイヤルというジャンルに、「こちとら30年前からバトルロイヤルをやっているわ!」と『ボンバーマン』シリーズが参戦です。
64人が複数の部屋に分かれて対戦し、最後の1人になるまで戦います。「爆弾を置く」「その爆風に当たるとブロックが壊れるが、自分も死ぬ」というシンプルなシステムなのだけど、人数が多くなったり、アイテムで強化したりすると、思わぬ事故死が多くなるのが特徴ですね。
私はいつも複数のゲームを同時並行でプレイするため「シーズンパス」系の課金が苦手なんで、必死にプレイするほど遊んでいるワケじゃないのですが、生配信で視聴者といっしょに遊びたいので「プレミアムパック」だけ購入しました。買った割に1回しか配信していないので、またどこかのタイミングでプレイしたいですね……とか言っていたら、サービス終了してしまいましたよ。かなしい。
こういう人にはオススメ!
もう遊べないゲームのアイコンだけを遺影のように眺めるのが好きな人
こういう人にはオススメできない!
オンラインゲームなんてサービス終了したら何も残らないんだよとか言う人(動画:
【本日配信開始】『スーパーボンバーマン R オンライン』をお試し実況プレイ!)
↓3dworld↓◇ 『スーパーマリオ3Dワールド+フューリーワールド』 <
Nintendo Switch>
<3Dアクションゲーム+オンライン協力>
<画像はNintendo Switch用ソフト『スーパーマリオ3Dワールド+フューリーワールド』より引用> 元々は2013年にWii Uで発売された『スーパーマリオ3Dワールド』なのですが、任天堂はWii UのソフトをNintendo Switchに移植する際に目玉となる追加要素を入れることが多く、このゲームでは何と
「オフラインでしか遊べなかった4人プレイをオンラインにも対応」「オフライン専用の新作マリオを追加」という破格の待遇での移植となりました。
私は実況しながら『マリオ3Dワールド』の方だけをクリアまで遊んだのですが、
多人数プレイがむっちゃ面白い! 単純に「やられても泡になって復活する」分、攻略が楽になっているところもありますが……流石の任天堂、「1ステージごとに獲得スコアによって順位が決められる」という競争要素を入れたり、うっかり味方を突き落としてしまう仕様だったり、
協力プレイのつもりが対戦プレイになっている仕組みをそこらに仕込んでいるんですね。
例えば、このゲームはYボタンを1回押すとアイテムを持って、もう1回押すとアイテムを投げるという仕様なんですが……この操作で味方も持ち上げられるため、
ファイアーボールを連発で投げているつもりが味方を持ち上げてぶん投げてたみたいなことが頻発するようになっているのです。
流石、『マリオブラザーズ』や『アイスクライマー』の頃からこういうゲームを作っている会社ですよ。「ふざけんじゃねえよ!」とゲラゲラ笑いながら遊ぶゲームなので、オンラインプレイは野良では出来なくてフレンドのみですね。ボイスチャット推奨です。
このゲームが開発された2012年~2013年頃って、スマホゲーに押されて任天堂も「さっさとゲーム機から撤退してスマホでゲームを出せ」みたいに“ゲーム機不要論”が叫ばれていた時期なんですね。特に据置ゲーム機はムチャクチャ苦しかったです。その時期に「据置ゲーム機ならではの楽しさ」を貫いてこういうゲームを出しているんだから、すげえ会社ですよねぇ……
こういう人にはオススメ!
オンラインでもオフラインでも一緒に遊ぶ人がいる人
こういう人にはオススメできない!
ゲームに笑顔は要らないという人(動画リスト:
『スーパーマリオ3Dワールド』をダッシュを使わない検証配信)
↓mario35↓◇ 『SUPER MARIO BROS. 35』 <
Nintendo Switch>
<2Dアクションゲーム+オンライン対戦専用+バトルロイヤル>
<画像はNintendo Switch用ソフト『SUPER MARIO BROS. 35』より引用> ※ 2021年3月31日にてサービス終了しました 『スーパーマリオ』35周年記念作品で、Nintendo Switch Onlineの有料会員なら誰でも遊び放題の特典として2021年の3月31日までの期間限定でサービスが始まりました。『テトリス99』のようなバトルロイヤルを、『スーパーマリオブラザーズ』1作目でやってしまおうというゲームです。
オンライン越しに集まった35人で、同時に『スーパーマリオブラザーズ』を遊んで最後まで生き残っていた人が勝利! ということで、ゲームの歴史の中では「バトルロイヤルゲーの流行に沿ったゲーム」と言えるのですが、マリオの歴史の中では「対戦相手が送り込んでくる敵キャラ」が毎回変わるため
毎回ちがう展開をする「永遠に遊べるリプレイ性を持ったマリオ」なのです。
『Splatoon』みたいに敵を撃つエイム力とか、『スマブラ』みたいな対人スキルがなくても遊べる、「一人用ゲームのスキルで遊べるオンライン対戦ゲーム」なので
オンライン対戦ゲームを敬遠している昔ながらのゲームプレイヤーにこそ遊んでほしかったですね。
自分で遊んでもムチャクチャ楽しいし、他の人がプレイしているのを観るのもむっちゃ楽しい…! これでプライベートマッチ(パスワードマッチ)があれば最高 of 最高だったのになぁ。
しかし、オンラインゲームゆえに「サービスが終わってしまったら遊べません」し、スーパーマリオ35周年記念作品だったので現在はもうサービスが終わってしまっています。「永遠に遊べるゲーム」なのにもう遊べないという、なんともまぁ皮肉なことで。
こういう人にはオススメ!
時間を遡る能力を持っている人
こういう人にはオススメできない!
まだスタンド能力に目覚めていない人(記事:
『SUPER MARIO BROS. 35』紹介/1000回遊べる逆転の発想の『スーパーマリオ』)
(動画:
【みんなで時間を合わせて】『SUPER MARIO BROS. 35』で視聴者とガチマリオ対決実況!)
↓maker2↓◇ 『スーパーマリオメーカー2』 <
Nintendo Switch>
<2Dアクションゲーム+コース作成・アップロード+オンライン協力・対戦>
<画像はNintendo Switch用ソフト『スーパーマリオメーカー2』より引用> 2015年にWii U用ソフトとして発売された『スーパーマリオメーカー』の待望の続編です。「キャラマリオ」など前作からなくなった要素もゼロではないのですが、オンラインプレイの導入など前作にはなかった要素も多数組み込んでパワーアップした続編となっていました。
「コースを作る」方は、私は前作で作りたいものはあらかた作っちゃってもうアイディアも出てこなかったので1コースも作っていないのですが……
「コースを遊ぶ」方は、
2Dマリオシリーズ初のオンラインでの同時プレイを実現したのが楽しすぎて、こればかりやっちゃっています。1人では難しすぎるコースを「みんなで協力プレイ」で遊んでクリアするのも良し、1人では簡単すぎるコースを「みんなで対戦プレイ」で競争するのも良し。
2Dマリオで出来る遊びを全部用意して、「あとはオマエらの好きに遊べ!」とこちらに任せてくれる“遊び場”みたいなゲームです。
難点というか、みんながプレイしてイラっとしたこと間違いなしなのは……1人用のストーリーモードで数回ミスしただけで「お困りかい、兄さん?」と顔を出してくるルイージ(笑)。『NewスーパーマリオブラザーズU』(Wii U版)で「ミスした今の気分をMiiverseに投稿しましょう」と言ってきたり、ちょくちょくマリオスタッフはミスしたこちらの神経を逆なでしてくるところありますよね!
こういう人にはオススメ!
今までになかったマリオの遊び方を求めている人
こういう人にはオススメできない!
そもそも2Dマリオが嫌いな人(記事:
『マリオメーカー2』のオンラインが楽しすぎて、これまでの『マリオ』が頑なにオンライン対応しなかった理由も分かる)
(動画リスト:
週刊『スーパーマリオメーカー2』にゲームが下手な人が挑戦!)
↓Stardew↓◇ 『Stardew Valley』 <
Nintendo Switch、
XboxOne・Series X|S、
Steam、
iOS、
AndroidOS>
※ PS4版は2021年12月31日で配信終了していました <牧場シミュレーション+オンライン協力プレイ可能>
<画像はNintendo Switch版『Stardew Valley』より引用> 海外の人が「久々に『牧場物語』を遊びたくなったけどPC用に出ていないのか、じゃあ自分で作っちゃえ!」と、1人で作ったジェネリック牧場物語です。PCだけでなくNintendo Switchにも当時は『牧場物語』がなかったため、こちらでも大ヒットしました。マーベラス的には「助けて~、ドラえもん」と言いたくもなるわ。
『牧場物語』を知らない人もいると思うので簡単に説明すると、
高速で過ぎていく1日の間に「畑の作物に水をやったり」「家畜の世話をしたり」「魚を釣ったり」「鉱山に鉱石を採りに行ったり」と忙しなく働くゲームです。やることが、やることがたくさん…!
一応戦闘もするので『ルーンファクトリー』の方が近いのかも知れませんが、アクションゲームとしても爽快感抜群の『ルーンファクトリー』と比べてはなりません。こちらはあくまでオマケ程度の戦闘要素です。
『牧場物語』『ルーンファクトリー』にない特徴としては、畑や家畜小屋を作れるエリアが広大で「自分の好きなところに好きなように作ってイイ」点と、
アメリカの社会問題が見えてくる住民達です。『牧場物語』のほのぼの空気を期待すると、あまりの閉鎖性にビックリするかも。
あと、私がプレイした頃にはなかったのですが、現在はオンラインでマルチプレイが可能になったみたい。ただでさえ「時間を忘れて黙々と没頭してしまうゲーム」なのに、更に長く遊べてしまう無料アップデートを持ってくるとは。
こういう人にはオススメ!
長時間黙々と遊べるゲームを探している人
こういう人にはオススメできない!
スローライフを求めている人(動画:
昨日配信になったばかりのNintendo Switch用ダウンロードソフト『Stardew Valley』の冒頭だけ実況プレイ)
↓swd2↓◇ 『スチームワールドディグ2』 <
Nintendo Switch>
<2Dジャンプアクション+探索+アクションパズル>
<画像はNintendo Switch版『スチームワールドディグ2』より引用> 前作は良くも悪くも尖ったインディーゲームという印象だったけど、今作は万人向けメトロイドヴァニアに超進化、主人公キャラをガンガン強化して広大なフィールドを探索していくゲームになりました。
最初は土でほとんどが埋まっているので、自分の好きなところをどんどん掘って道を作る、そうするとアイテムも手に入るのでそれを持ち帰って強化―――
「道を作る」のと「アイテムを入手する」のが同じアクションなので、探索すれば探索するほど自分が強くなって、更に探索できるところが増えていくという好循環! 前作は「一度掘ったところは回復しない」ことを活かして「自分なりのダンジョンに作り替えていく」という感覚だったのだけど、今作は自キャラのパワーアップも早いし、パワーアップが進むと自由自在に動けるようになるし、フィールドが広大なのでガンガン新しいところを目指すという印象です。個人的には前作のチマチマしたカンジが非常に好きだったのだけど、「続編としてパワーアップさせる」にはこの方向しかないとは思います。ただ、応援していたマイナーなバンドがメジャーになっちゃったような寂しいカンジは否めない。
こういう人にはオススメ!
探索できるエリアがどんどん広がっていくのが楽しいって人
こういう人にはオススメできない!
シビアなゲームを遊びたい人(動画:
Nintendo Switch用ダウンロードソフト『スチームワールドディグ2』の冒頭だけ実況プレイ)
↓Splatoon2↓◇ 『Splatoon2』 <
Nintendo Switch>
<3Dアクションシューティング+オンライン対戦・協力>
<画像はNintendo Switch用ソフト『Splatoon2』より引用> 任天堂の歴史の中でも「黒歴史」になりかねないほど大惨敗に終わりそうだったWii Uにおいて、まさかの国内ミリオンセラーを達成した新星の続編です。
ジャンルとしては「三人称視点のアクションシューティング」で、普通のTPSが銃で「敵」を攻撃するのに対して、『Splatoon』はインクを発射する銃で「敵」を攻撃するだけでなく「床」を塗って援護することも可能です。4人vs.4人で戦うナワバリバトルは「最終的に床を多く塗っていたチームの勝ち」というルールなので、
一つのアクションで「敵への攻撃」「味方への支援」「得点を重ねる」という複数の効果を生むのが特徴ですね。
ポップな見た目から「誰でも楽しめるパーティゲーム」のように勘違いしてしまうかもですが、中身はガチの対戦アクションシューティングなので、「初心者が上級者にラッキーで勝つ」みたいなことは起こりません。一応1人用の「ヒーローモード」も入っていますが、基本的にはオンライン対戦専用ゲームですし、家族で遊ぶ用のモードみたいなものは入っていません。家族で遊びたいなら人数分の本体とソフトが必要です。
こんなガチ寄りのゲームは日本じゃ売れないだろうなーと『1』の発売前は思っていたのですが、まさかまさかの大ヒット―――
「このゲームでしか味わえない新しい体験」があれば、こういうゲームでもちゃんと売れるんだなぁと思ったものです。 『1』→『2』への変更点は数多くあるのですが……
マッチングシステムが変わったこと、そういう構造のマップが多いこと、試合間に装備の変更が出来るようになったので戦力を均衡させたチーム分けにしづらいこと、マニューバーやシェルターなど「対人戦」に特化したブキが増えたことなどで―――ナワバリバトルは前作よりも大差がつきやすく「リスタート地点から降りることすら出来ない」みたいな試合が多くなった印象です。
ナワバリバトルは前作の方が楽しかった。 しかし、4人で協力してコンピューターのシャケ軍団と戦う「サーモンラン」という新モードや、ガチマッチの評価がルールごとに分かれるようになったなど、『1』になかった魅力を持った『2』であるのも確か。
まぁ、全体的に「塗り合う」より「殺し合う」方向の楽しさにシフトしている感は否めないですね。こういう人にはオススメ!
「オンライン対戦で真剣に遊べるゲーム」を探している人
こういう人にはオススメできない!
家族で一緒に遊べるパーティゲームを探している人(記事:
『Splatoon2』紹介/前作の不満点を手堅くつぶして、新たな面白さを加えた進化作)
(動画リスト:
ゲームが下手な人が実況する『Splatoon2』)
↓Splatoon2oct↓◇ 『Splatoon2』オクト・エキスパンション <
Nintendo Switch>
<3Dアクションシューティング+有料DLC+1人用>
<画像はNintendo Switch用ソフト『Splatoon2』より引用> こちらは「1本のソフト」ではなく、『Splatoon2』を持っている人にモードを加える「有料DLC」なんですが……ダウンロード専用ソフト1本分くらいの価格とボリュームがある「有料DLC」なので別ソフト扱いにしました。『Splatoon2』を持っていなければ遊べないので、この「有料DLC」だけ買っても遊べませんからね。
『Splatoon』『Splatoon2』に入っている1人用のモード
「ヒーローモード」をマニアックにしたようなモードです。1人でタコ軍団と戦うのは「ヒーローモード」と一緒なのだけど、ステージが「レールの上を移動しながらチャージャーで全部のマトを撃つ」とか「ジェットパックで敵の攻撃を避けまくる」みたいな変なものが多く、
『Splatoon2』のシステムを使ったミニゲーム集といった方がイイのかも。
ストーリーも「『1』のヒーローモード」の続編というか、「そうそう!これが見たかったんだよ!」という展開がてんこ盛りで「『2』のヒーローモード」より好きです。本編に出来なかった理由も分からなくはないくらいダークではあったと思いますが。
ただ、難易度は高いです。
色んなブキで色んなシチュエーションをこなさなくちゃいけないことは仕方ないとしても、単純に得意なブキを使って殺し合う「ジョシリョ区」や、立体構造をしっかり把握しなくちゃいけない「ラスボス戦」の難易度はシャレにならないレベルでした。「ラスボス戦」は50回くらいやり直して何とかクリアしたけど、「ジョシリョ区」は100回くらい挑戦しても未だにクリア出来ていません。
こういう人にはオススメ!
『Splatoon2』の操作やブキで高難度ミッションに挑みたい人
こういう人にはオススメできない!
ゲームが下手な人↓Slay the Spire↓◇ 『Slay the Spire』 <
Nintendo Switch、
プレイステーション4、
XboxOne・Series X|S、
Steam、
Microsoft Store、
iOS、
AndroidOS>
<カードゲーム+ローグライク>
<画像はNintendo Switch版『Slay the Spire』より引用> 『ドミニオン』や『マジック:ザ・ギャザリング』といったデッキ構築型のカードゲームと、ローグライクゲームが好きな開発者が、その両方を合わせてしまったようなゲームです。ランダムで手に入るカードでデッキを組んで、ランダムで出てくる敵と戦うそのゲームは大人気となり、多くのフォロワーを生むほどになりました。
キャラクターごとに設定された「カード」と「レリック」はスタート時点では共通なのですが、
そこから道中で何が手に入るかはランダム(ランダムで選ばれた3種の中から1つを選ぶ、みたいな形が多い)
なので、出来上がるデッキは毎回異なるし、毎回ちがう展開になっていくのがむっちゃ面白いのです。
例えば「筋力を上げるカード」と「筋力が高いほど攻撃力が跳ね上がるカード」の両方が手に入れば強力なのだけど、「筋力が高いほど攻撃力が跳ね上がるカード」は手に入ったのに「筋力を上げるカード」が今回はなかなか出ない―――みたいなドラマが毎回起こるんですね。
更に、出来上がったデッキからどのカードがこのターンに配られるかはランダムなので、「こちらの取れる行動は回ってくるカード次第」とも言えます。この
運の要素に左右されるシステムに、「このターンに敵の取る行動が分かる」インテントシステムという戦略性が悪魔合体して、「もう1回!」「次こそは上手くいくはずだ!」と何度も何度もプレイしてしまう中毒性を生むという。
クリア後も更に厳しい条件で遊んだり、毎日デイリーで異なる条件で遊ぶチャレンジモードがあったり、縛りプレイみたいな実績もあったりで、延々と遊べてしまって時間が溶けていきます。ぶっちゃけ
このゲーム1本あれば、1年は他のゲームが要らないくらい遊べるぞ…… 結局私は「真のボス」撃破まで半年かかりましたが、それでも遊んで良かったと思えるゲームでした。皆さんも沼にハマれば良いさ!
こういう人にはオススメ!
誇張抜きで100回遊んでも飽きないゲームを求めている人
こういう人にはオススメできない!
数字の計算が苦手な人(記事:
『Slay the Spire』紹介/何度でも、1からカードを集めていくのは楽しい!)
↓asobi↓◇ 『世界のアソビ大全51』 <
Nintendo Switch>
<テーブルゲーム集+オンライン対戦>
<画像はNintendo Switch用ソフト『世界のアソビ大全51』より引用> 「麻雀」「将棋」「ブラックジャック」など、世界の伝統的テーブルゲーム・ボードゲームなんかを51種類収録したゲーム集です。その中の44種類でオンライン対戦が可能で、
オンラインでもオフラインでも、コントローラ操作でもタッチ操作でも、1人でもみんなでも、色んな遊び方が出来るように作り込まれたゲーム集でした。
一つ一つのゲームは「それスマホアプリだったら無料のがあるでしょ」ってものが多いのですが、このソフトを1つ買えば51本のゲームが入っている上に、
アプリの切り替えなんかをしなくても「次はどのゲームで遊ぶ?」と遊ぶゲームを選べるのが大きいんですよね。グラフィックもオシャレで、「実際に存在しそうなボードゲーム」で統一されているのが好き。
個人的に好きなのは「マンカラ」「ヨット」「ヒット&ブロー」「バックギャモン」「花札」「麻雀」「テキサスポーカー」「大富豪」「神経衰弱」「戦争」「ダーツ」「キャロム」「トイカーリング」「エアホッケー」「麻雀ソリティア」「クロンダイク」「スパイダー」辺りかな。「ルドー」は殿堂入りの特別枠。
この中のどれか一つを目当てに買うのなら「それスマホアプリだったら無料のがあるでしょ」と言えるので、
自分の知らないゲームと出会えることにワクワクできる人にオススメです。私もこのゲームで初めて知ったゲーム、初めてちゃんと遊んだゲームがたくさんありましたもの。
難点は「オンラインの4人対戦ができるゲーム」が8種類しかない点です。「ヨット」「ぶたのしっぽ」「ボウリング」なんかは4人で遊びたかったし、『スマブラSP』みたいに「4人で部屋に入って2人は観戦して2人対戦のゲームを順番で遊ぶ」ってことも出来ません。
オンライン対戦がメインの今作では難しいと判断したのかも知れませんが、DS版で出来た8人対戦が出来なくなったのも残念。
こういう人にはオススメ!
「たくさんゲームが並んでいること」にワクワクできる人
こういう人にはオススメできない!
知らないゲームは遊びたくないという人(記事:
『世界のアソビ大全51』紹介/今の時代に合わせて13年ぶりに復活した定番ゲーム集!)
(動画リスト:
『世界のアソビ大全51』のオンライン対戦実況)
↓megadrive↓◇ 『セガ メガドライブ for Nintendo Switch Online』 <
Nintendo Switch>
<ゲーム集>
<画像は『セガ メガドライブ for Nintendo Switch Online』メニュー画面より引用> Nintendo Switch Onlineの「+追加パック」に入っている人だけが遊べるサブスクで、対象のメガドライブのゲームが遊び放題&2人プレイまでオンラインプレイ可能というソフトです。
メガドラミニやメガドラミニ2で大体は遊べるんじゃないかと思うかも知れませんが、海外版に収録されていたけど日本版には収録されていなかったゲームがこちらで配信されていたりするのはうれしいですね。そして、やっぱり
オンラインプレイが可能なのが大きい! 『ガンスターヒーローズ』、『ゴールデンアックス』、『魂斗羅ザ・ハードコア』、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ2』、『ぷよぷよ』、『ベア・ナックルII』、『獣王記』、『トージャム&アール』、『エイリアンストーム』、『コラムス』、『ゴールデンアックスII』、『バーチャファイター2』は2人同時プレイが可能です。
「+追加パック」に入っているフレンドがいるのなら、『トージャム&アール』の2人プレイを是非体験してほしいです!
ただ、「+追加パック」は「任天堂ヘビーユーザー向けサービス」なので、これに入っている人の中にセガファンがどれくらいいるのかとは思います。そして、メガドラのゲームは「巻き戻し」を使ってもなお難しいものがほとんどなので、気軽にはオススメしづらい……
こういう人にはオススメ!
オンライン越しにメガドラのゲームをいっしょに遊んでくれる人がいる人
こういう人にはオススメできない!
ゲームは万人がクリアまで遊べるものだと思っている人↓7days↓◇ 『7 Days to End with You』 <
Nintendo Switch、
Steam、
iOS、
AndroidOS>
<アドベンチャーゲーム+言語翻訳>
<画像はNintendo Switch版『7 Days to End with You』より引用> 目が覚めると見知らぬ女性と2人っきりだったのだけど、記憶もなければ彼女が何を喋っているかも分からない―――その状況で、彼女とコミュニケーションを取っていき、
未知の言語を推測→ 読解していくアドベンチャーゲームです。
言葉が分かってくると、彼女が何を喋っているのか、自分はどうして記憶を失ってしまったのか、どうして言葉が分からないのかも徐々に分かってくるので、より一層「言葉を理解していこう」というモチベーションになっていくのです。何も分からないまま言語を翻訳していく最初の1~2時間はムチャクチャ面白い!
そして、1周目ではどうしてもよく分からないエンディングに到達してしまうのですが、2周目以降はそれまでのプレイで作った単語帳は周回プレイで引き継がれるため、2周目をプレイすると新たな発見が……
特にありません!
普通この手のゲーム、2周目になると「序盤で彼女が言っていたこと、まさかこんなことだったとは!」と驚く仕掛けを用意してそうなのに、このゲームにはそういうものがありませんでした。
というのも、このゲーム……序盤は当り障りのない単語しか出てこないし、特定のイベントなどでしか特別な単語が出てこないため、周回しても特に新たな発見がないんですね。
そして、起こるイベントがむっちゃ少ないです……家も狭いので探せるところも少ないし、大体3日目くらいでやることがなくなるので、ひたすら料理をしたり植物の世話をしたりしたのだけど、それで何かが変わるワケでもなかったみたい。
「ゲーム内の世界への干渉できる部分」がものすごく少ないので、割と早く飽きてしまうんですね。 ストーリーは、冒頭に「貴方が感じ、受け取った物語はすべて正しい」と言われて始まります。未知の言語を翻訳していくゲームだし、「正しい翻訳をしたかどうか」の正解も分からないゲームだから、物語の受け取り方もそれぞれでイイだろうってことなんだろうと思うのですが。
その割に、真のエンディングに到達するためには「作者の思った通りの行動を取らないとアウト」なのは納得がいきません。しかも、その行動は「言語を全部正しく翻訳できていたとしても」納得感の薄い行動でしたし……この手のゲームに「真のエンディング」って必要かなぁ?
アイディアはものすごく良いのに、それを活かしきるあと一工夫が足りなくて、「出オチ」のようなゲームだったなぁと思います。
こういう人にはオススメ!
他のゲームでは味わえない体験を最優先する人
こういう人にはオススメできない!
『クロノ・トリガー』ばりに「つよくてニューゲーム」にちゃんと意味を持たせて欲しい人(動画:
『7 Days to End with You』Nintendo Switch版の初見プレイを実況する)
↓bow↓◇ 『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』 <
Nintendo Switch、Wii U>
<3Dアクションアドベンチャー+オープンワールド>
<画像はNintendo Switch版『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』より引用> シリーズとして行き詰まり傾向のあった『ゼルダの伝説』の「アタリマエを見直す」をコンセプトに、完全に生まれ変わった新生『ゼルダ』です。
これまでの『ゼルダ』シリーズは「Aのダンジョンに行く→Aのダンジョンで1のアイテムを手に入れる→1のアイテムを使うとBのダンジョンに入れるようになる→Bのダンジョンで2のアイテムを手に入れる→2のアイテムを使うとCのダンジョンに入れるようになる」といった一本道に沿って進むゲームだったのだけど、これだと「一つの敵が倒せない」「一つの謎が解けない」だけでそこから先に進めない構造だったんですね。
そのため、
『ブレス オブ ザ ワイルド』はチュートリアルが終われば後はどこにどういう順番で進んでもイイ、何ならいきなりラスボスの待つ城に突撃してもイイというゲームになりました。「ストーリーの筋道が決まっていない」どころか、「ストーリーを無視しても構わない」ゲームデザインになったのです。
「何でも出来る自由」というだけでなく、「やりたくないことはやらなくてもイイ自由」。 それでいて、広大なフィールドには遊びがみっちり詰め込まれていて、祠を「探索」する楽しさ、祠の「謎を解く」楽しさ、敵と戦う「アクション」、活き活きとした「キャラクター達」と―――寄り道すればしただけ嬉しいことが起こるのです。まぁ、なので「いきなりラスボスを倒しに行ってもイイ」とは言っても、少なくとも50時間くらいはガッツリ遊ぶ時間が取れる人じゃないとオススメしづらいかな。
個人的には、こういう思想のゲームならばラスボスはもうちょっと弱くても良かったんじゃないかと思わなくもないです。私がへっぽこだからと言われたら反論できないんですけど、
「やりたくないことも全部やって」主人公を出来る限り強化しまくった上でもラスボスには大苦戦したので、「やりたくないことはやらなくてもラスボスは倒せる」とは言いづらいなと。
こういう人にはオススメ!
「まだ行ったことのない場所」がたくさんあればあるほどワクワク出来る人
こういう人にはオススメできない!
時間のない人(記事:
『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の自然なチュートリアルが素晴らしい!)
(記事:
『ブレス オブ ザ ワイルド』は、どの「ゼルダのアタリマエ」を見直したのか)
(動画:
ゲームが下手な人が実況で『ゼルダの伝説 BotW』の冒頭をプレイ-1(ログ))
↓Celeste↓◇ 『Celeste』 <
Nintendo Switch、
プレイステーション4、
XboxOne・Series X|S・PC、
Steam、
Epic Gameストア>
<2Dジャンプアクション+死に覚えゲー>
<画像はNintendo Switch版『Celeste』より引用> インディーゲームではよくある「凶悪なトラップでガンガン死ぬ」けど「すぐ手前から再開できる」から、
ガンガン死んでも1回でもクリアできたら先に進める系の2Dアクションゲームです。「ジャンプ」「壁にしがみつく」、そして「空中ダッシュ」を駆使して山の頂上を目指すのが特徴です。
しかし、
「死んでもすぐ手前から再開になるから大丈夫だよ」というゲームは、終盤「死んでもすぐ手前から再開にならず、うんと前に戻される」ことで難易度調整することが多く、このゲームもボス戦なんかはそんなカンジでした。だからまぁ、「アクションゲームが苦手な人でも大丈夫!」みたいなことは私は言いたくないのですが……
プレイヤーが出来るアクションは「ジャンプ」「壁にしがみつく」「空中ダッシュ」くらいしかないのに、
チャプターごとに異なるギミックが用意されていて飽きさせず、「こんなとこどうやって行くの?」というところをギミックを駆使して突き進んでいくアトラクション感は『マリオギャラクシー』っぽいなと思いました。
私はA面をクリアしたところでお腹いっぱいになってやめてしまいましたが、裏面的なものも豊富にあるのでアクションゲームに自信のある凄腕ゲーマーならば長く楽しめるゲームになるんじゃないかと思います。
こういう人にはオススメ!
アクションゲームは「様々なギミックのステージを攻略する」のが楽しいという人
こういう人にはオススメできない!
何度も何度も同じ場面をやり直して挑戦するのがつらい人(動画:
本日配信になったばかりのNintendo Switch用ダウンロードソフト『Celeste』の冒頭だけ実況プレイ)
↓smasp↓◇ 『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』 <
Nintendo Switch>
<2D多人数対戦アクション+(オンライン)対戦+豊富なコレクション要素>
<画像はNintendo Switchソフト『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』より引用> 格闘ゲームが「覚えゲー」になっていたころ、そのアンチテーゼとして「4人対戦」「ダメージ蓄積量でふっとぶ距離が変わる」「様々なギミックのステージ」「ランダムで現れるアイテム」といったカンジに
偶発的な要素を多分に含んだ「アドリブゲー」として生まれた乱闘ゲームの第5弾です。
今作は「全員参戦」をキーワードに過去作に登場したファイターが全員使えるようになり、過去作のステージも多数収録、ローカルプレイならその全てのステージで8人対戦が可能になりました(オンラインでは4人対戦まで)。
また、『Splatoon』のイカちゃんや『どうぶつの森』のしずえさん、『悪魔城ドラキュラ』のシモンやリヒターなどの人気キャラに加え、早期購入特典(現在は有料DLC)として『スーパーマリオブラザーズ』のパックンフラワーも使えるようになりました。だ、誰得!
更に今作は1人用のモードが長く遊べるようになっていて、歴代任天堂作品+参戦シリーズのキャラの「スピリッツ」を収集するモードが収録されています。これはWii版『X』のシールに近いのだけど、単に収集して装備できるだけでなく、
「『スマブラSP』のファイターで疑似的に再現」した夢の対決が1つ1つの「スピリッツ」に用意されているのが熱いのです。
例えば、『斬撃のレギンレイヴ』の「フレイ&フレイヤ」のスピリッツ戦は、「こちらが巨人になって相手を蹂躙する」という戦いになっていたり。『悪魔城ドラキュラX 血の輪廻』の「マリア・ラーネッド」のスピリッツ戦は、相手が「原作のサブウェポン四聖獣を従えてくる」という戦いになっていたり……
元ネタを知っている人がニヤリと出来るシチュエーションになっているのです。
ただし、
アクションゲームとしては「ガチ」です。
『Splatoon』同様にポップな見た目で「パーティゲーム」と誤解してしまうかも知れませんし、実際「大乱闘」は偶発的な要素も多いので初心者が上級者に勝つこともあるのですが……『スマブラ』には『スマブラ』の「勝つコツ」がありますし、1人用の「アドベンチャーモード」なんかは運だけではどうにもならない難易度でした。
正直なところ、“絶対倒さなければならないボス”はここまでの強さにしなくても良かったんじゃないのと思わなくもないですし、ラスボス戦は長すぎると思いました。『ブレス オブ ザ ワイルド』でも思ったことなので、世界的にこういうものが好まれているという統計データでもあるのかなぁ……
こういう人にはオススメ!
「色んなゲームのキャラが集まった夢の競演」にワクワク出来る人
こういう人にはオススメできない!
このゲームを格闘ゲームだと思っている人(動画リスト:
『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』をゲームが下手な人でも楽しく遊ぶ配信)
↓Downwell↓◇ 『Downwell』 <
Nintendo Switch、
プレイステーション4、
Steam、
Microsoft Store、
iOS、
AndroidOS>
<2Dジャンプアクション+下スクロール+自動生成>
<画像はNintendo Switch版『Downwell』より引用> 世にも珍しい下スクロールアクションゲームです。
横スクロールアクションゲームは黎明期の『パックランド』や『スーパーマリオブラザーズ』の頃から「走る=ダッシュする」ことが可能で、それはやはり広大になったマップを一気に駆け抜けられる爽快感のためだと思うのですが……当然、ダッシュをすると緻密な操作が難しくなってミスするリスクも背負います。そのため、『スーパーマリオブラザーズ』なんかは「Bダッシュをすることのリスクとリターンの切り替えのゲーム」と言えるのです。
この『Downwell』は常に下に重力がかかっているため、何もしないとダッシュ状態のような高速スピードで下に落ちていってしまいます。その高速落下をガンブーツを発射して緩めるということで……
『スーパーマリオブラザーズ』が「アクセルを踏み込むゲーム」なら、『Downwell』は「(常にアクセルは全開なので)ブレーキでスピードを緩めるゲーム」なのです。 それ故に「マリオはBダッシュをしない方が簡単」とか言っている自分のような人間には難しく、結局ラスボスまでたどり着くことも出来なかったのですが……自動生成+死んだら最初から+プレイする度に手に入るアイテムなんかが変わるローグライクのシステムとの相性が抜群で、ついつい死んでも「もう1回!」と遊んでしまうゲームでした。
こういう人にはオススメ!
高難度のアクションゲームと聞いてテンションが上がる人
こういう人にはオススメできない!
高速の2Dアクションには目と指が追い付かないという人(レビュー漫画:
『DOWNWELL』週イチゲームがたり(ない))
↓takeshihiroshi↓◇ 『タケシとヒロシ』 <
Nintendo Switch、
Apple Arcade>
<アドベンチャー+タワーディフェンス>
<画像はNintendo Switch版『タケシとヒロシ』より引用> ゲームはビジネスモデルに縛られるもの。
アーケードゲームなら連コインさせるために難しくなるし、ゲーム機用のゲームならば中古に売られないように長くなるし、基本無料のスマホゲーもずっと続けてもらうために延々とストーリーが続くし……基本的にゲームは、ユーザーからお金を多くとるために「難しくなる」か「長くなる」宿命だったんですね。
しかし、このゲームは元々「月額600円で指定のゲームが遊び放題になるApple Arcade」用に作られたゲームです。そのため
「長く遊ばせる」ような要素はなく、普通に遊べば一晩でクリア出来てしまうボリュームしかありません。 でも、それでイイじゃんって思うんですね。可処分時間の少ない大人にとっては、クリアまでに100時間かかるゲームにはなかなか手が出せないだろうけど、このゲームくらい短いゲームなら手が出せると思うんです。
ゲームとしては人形アニメで語られるストーリーを眺めながら、それぞれのチャプターで「タワーディフェンス」のゲームを遊ぶというものです。ゲームが大好きな弟ヒロシのために、主人公であるタケシは「ギリギリの難易度でヒロシがクリアできる」よう調整して敵を送り込まなくちゃなりません。
ストーリーもゲームシステムも、「ゲームは人を楽しませるものだ」ってゲームの可能性を全肯定してくれるのがイイんです。今現在ゲームが大好きな人はもちろん、最近ゲームやっていないなーという人にも是非遊んでもらいたい作品です。
こういう人にはオススメ!
「ゲームは人を笑顔にするんだ」と思える人
こういう人にはオススメできない!
1日でクリアできちゃうゲームじゃ嫌だって人(記事:
『タケシとヒロシ』紹介/ゲームが大好きな(大好きだった)人に送る珠玉の短編ゲーム)
↓Warfare↓◇ 『ダンジョン・ウォーフェア』 <
Nintendo Switch、
Steam、
iOS、
AndroidOS>
<タワーディフェンス>
<画像はNintendo Switch版『ダンジョン・ウォーフェア』より引用> 実際に遊べばムチャクチャ楽しいのに、「スクショ」でも「ゲーム実況」でもなかなかその魅力が伝わらないゲームジャンルの代表がこの「タワーディフェンス」だと思います。
恐らく、この記事を読んでいる皆様も、このゴチャゴチャしたスクショ1枚見ただけで「もうイイや……」となっていることでしょう! 実際に自分で遊べば「おもしれーーーー」となるかも知れないのに、それが勿体なさすぎる!
「タワーディフェンス」というジャンルを一言で説明すると、
「大量に押しよせてくる敵の軍勢」を「罠やユニットを設置することで撃退してもらう」ゲームです。上のスクショで言えば、あのゴチャゴチャしている罠は全部私が考えて設置した罠です。
「ここに溶岩があるから、敵を向こう側に押し出す罠を壁に設置しよう」「逆に、こっちには溶岩に引きずりこむワイヤーを置こう」「ルートが交わるところには複数方向から来た敵を同時に攻撃できる回転ノコギリ」「そこで足止め食らわせている床からはトゲを出そう」といったカンジに、
使う罠を自分の考えた通りに配置できるのが最高に楽しいのです。
そして、「このゲーム、これアリなの!?」と思ったのが、上のスクショで木箱のように見える「バリケード」という罠です。これ自体に攻撃能力はないのですが、これを設置することによって
敵の本来の進路をふさいで、自分の狙った通りの進路に変えることが出来るんです。これがムチャクチャ楽しい!
このおかげで、広いマップのどこを使って押しよせてくる大量の敵を一網打尽にしてやろうか、
その自由度が跳ね上がっているんですね。
タワーディフェンスが苦手な人のために「経験値は減るけどクリアしやすくなるモード」に切り替えることも出来れば、一度クリアしたステージを「縛りプレイのようにして経験値がガッポリ手に入るモード」で遊ぶことも出来ます。Nintendo Switch版にもゲーム内に「実績」のようなシステムがあって、私は全ステージクリア後も実績コンプのためにその後も遊び続けてしまったくらいにハマりました。
皆さんも「タワーディフェンス沼」へようこそ!
こういう人にはオススメ!
自分の設置した「罠」に人がハマるのを見るのが楽しい人
こういう人にはオススメできない!
新たな「沼」にハマるのが怖い人↓tetris99↓◇ 『テトリス99』 <
Nintendo Switch>
<落ちものパズルゲーム+オンライン対戦専用+バトルロイヤル>
<画像はNintendo Switch用ソフト『テトリス99』より引用> Nintendo Switch Onlineの有料会員特典で配布された、オンライン対戦専用『テトリス』です。
『テトリス』とは、落ちてくるブロックをプレイヤーがコントロールして狙ったところに落として「横一列」が全部埋まっていたら消えるというパズルゲームなんですが……これを
今流行りの「バトルロイヤル」のゲームのシステムに落とし込んで、99人対戦を実現したのがこのゲームです。
ちゃんと「バトルロイヤル」のゲームらしく、「序盤は目立たないように潜む」とか「中盤は武器(バッジ)をたくさん持っているプレイヤーを攻撃して武器を奪う」とか「終盤は集めた武器(バッジ)の火力がモノを言う」といったバトルロイヤルゲームの文法に従っているのが面白いです。
Nintendo Switch Onlineの有料会員なら誰でも遊べるゲームだから99人の対戦もさっと実現できるのだし、「基本無料の課金ゲーム」にはしづらい『テトリス』ですし、この方式以外では成功しなかったと思いますね。発想の勝利ですわ。
また、アプデで「パスワードを入力すればフレンドでなくても同室で対戦できる」パスワードマッチが追加されたため、ゲーム実況で気軽に視聴者と対戦できるようになったのも最高です。この機能『マリオ35』の方にも欲しかったぜ……
こういう人にはオススメ!
気軽に遊べるオンライン対戦のゲームを求めている人
こういう人にはオススメできない!
BPSが発売したファミコンの『テトリス』の操作(Aボタンで落下)しか認めない人(動画:
【初見歓迎】『テトリス99』で視聴者のみんなとバトルロイヤルじゃー!)
(動画:
【乱入歓迎】『テトリス99』で視聴者のみんなと画面共有しながらバトル!)
(動画:
【特別企画】『テトリス99』「視聴者さん+実況者でパスワードマッチ99人集まれー!!」に視聴者のみんなと参加実況)
(動画:
『TETRIS 99』スーパーマリオコレクションコラボ祭 みんなで一斉に100ポイント目指そう実況)
↓sakuna↓◇ 『天穂のサクナヒメ』 <
Nintendo Switch、
プレイステーション4、
Steam、
Epic Gameストア>
<2D横視点アクションRPG+稲作シミュレーション>
<画像はNintendo Switch版『天穂のサクナヒメ』より引用> 日本の同人サークルによる開発ながら、日本でも海外でもヒットして「令和の米騒動」と呼ばれたアクションRPGです。
拠点の田んぼで稲を育てつつ、島中を探索して敵と戦って様々なを食料を持ち帰り、それらの材料を組み合わせて料理する―――というゲームサイクルは、『ルーンファクトリー』シリーズに近いかなと思います。
ただ、個人的には……グラフィックや雰囲気作りは素晴らしいと思ったものの、ゲームの根幹部分にはあまりハマれませんでした。「面白くないゲーム」というより、「自分のツボにハマらなかった」というか、
どうしても『ルーンファクトリー』シリーズと比べてしまったところがあるのかなぁと。
まず稲作部分なんですけど、最初は細かい設定ができる(水の調整とかも自分で決める)ことに感動したんですが、毎年毎年
作るのは米しかないので3年目くらいになると飽きてきちゃうんですね。『ルーンファクトリー』シリーズの「秋になったことで○○が作れるようになったから、これであの料理やあの料理も作れる!」といった変化がほとんどなくて。
そもそもこのゲーム、「○○の料理を作るにはこの材料が必要です」というレシピを見ることが出来なくて、手持ちの食材で作れる料理が表示されるだけのため―――
あの材料がとうとう手に入ったぞー!という喜びに欠けると思うんです。
アクション部分は、この手のゲームには珍しく「ガード」がなく、羽衣を使って敵の攻撃をかわすことが主で。更に回復アイテムを持ち歩いて使うということも出来ないため(ジッとしていると回復できるのですが、戦闘中はジッとしていられない)、
敵の攻撃をとにかく1発でも喰らわないように「ヒット&アウェイ」を繰り返す戦法になるんですね。
これが、「コンボ」とか「武技」とかと相性が良くなくて、ひたすら耐える立ち回りになりがちで、ほとんど爽快感が味わえませんでした。
Twitterに動画アップしてたんで、見てもらえれば私の悪戦苦闘っぷりが分かると思います。立ち回りの上手い人なら、またちがう戦い方が出来るのかなぁ……
とにかく時間を経過させて「○年目」を進めればそれだけレベルアップしていくゲームなんで、アクションゲームが下手な人でもいつかはクリアできるというレビューもよく見かけたんですけど。「それで楽しいのか」を考えると、アクションゲームが苦手な人にオススメするようなゲームじゃないかなーと私は思います。
こういう人にはオススメ!
敵との立ち回りをしっかりと考えるタイプのアクションゲームが好きな人
こういう人にはオススメできない!
農業だけやっていたい人(動画:
【本日発売】『天穂のサクナヒメ』を序盤だけ実況!)
↓hajipro↓◇ 『ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング』 <
Nintendo Switch>
<プログラミング学習+様々なゲームをダウンロード>
<画像はNintendo Switch用ソフト『ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング』より引用> 『プチコン4』では結局マトモにゲームを作れずに挫折した私でも、ノードンを繋げるだけでゲームが完成する―――と、ゲームプログラミングのハードルを極限まで下げたソフトです。私でも一応、4つ目までゲームを作りました!
ただ、その後の「5つ目」を作る際にアドベンチャーゲームみたいなものを作ろうとしたところ、テキストノードンは8枚しか使えないことが分かって頓挫、ゲームを作る気力を完全に失ってしまいました。「そんなのリファレンスに書いてあるじゃん」とも言われて、そういうものを調べずに
「作ってみてから考えよう」と動き出しちゃう自分にはプログラミングは向いていないなとも思い、ゲームを作ることは諦めました。
そもそもこのゲーム、作ったゲームをアップしても「誰が遊んでくれたか」も「楽しんでもらえたか」も何も分からないので、アップするモチベーションがなかなか湧かないんですね……
それは「アップロードしたゲームをダウンロードして遊びたい」と思った時もそうで、ランキングとか新着とかもないから、TwitterなどのSNSで検索して面白そうなゲームを自力で探さなくちゃなりません。私はブログやTwitterをやっているので「はじプロで作った面白いゲームを募集します!」と募集して実況で遊んでムチャクチャ面白いゲームに出会えたけど、大半の人はそうはいかないでしょうからね。
どうしてこんな面倒くさい仕様になっちゃっているのか分かりませんが……恐らく『マリオメーカー』の頃に「いいねくれたらいいね返します!」みたいなコースがランキング上位を占めちゃったみたいなことがあったし、テキストも画像も使える今作だと卑猥なものとか出会い系みたいなヤツとかもにも使えちゃうしで、
任天堂としては他のメーカーが普通にやっているような「投稿されたゲームのランキング表示」なんてことも出来ないのかなぁと。
誰かひょいとタイムリープして、「いいねくれたらいいね返します!」のコース作ろうとしてた人達のWii Uを片っ端から壊してきてください!
こういう人にはオススメ!
あらかじめ説明書を隅々まで読んで理解できる人
こういう人にはオススメできない!
承認欲求なしでは創作活動ができない人(動画:
【本日発売】『はじめてゲームプログラミング』で今度こどゲーム作るのを目指す実況)
(動画:
【#1】『はじめてゲームプログラミング』で遊べるオススメ投稿ゲームを12本ご紹介!【6月・第2週】)
(動画:
【どれも神ゲー】『はじプロ』で作られた、すっごいゲームをみんなに紹介がてら遊んでいく配信)
↓64online↓◇ 『NINTENDO 64 Nintendo Switch Online』 <
Nintendo Switch>
<ゲーム集>
<画像は『NINTENDO 64 Nintendo Switch Online』メニュー画面より引用> 『セガ メガドライブ for Nintendo Switch Online』とともにNintendo Switch Onlineの「+追加パック」に入っている人だけが遊べるサブスクで、対象のNINTENDO64のゲームが遊び放題&
4人プレイまでオンラインプレイ可能というソフトです。
「巻き戻し」機能はなくなっちゃいましたが、ファミコンonlineやスーファミonlineでは出来なかった4人対戦を実現しているのは大きい! 4人対戦が可能なソフトは1年前は『スターフォックス64』『マリオカート64』『マリオテニス64』『WIN BACK』の4本だけでしたが、そこからの1年間で『マリオゴルフ64』『星のカービィ64』『カスタムロボV2』『マリオパーティ』『マリオパーティ2』が追加されて倍以上になりました。
私は逆に「積みゲーが増えすぎるから」という理由で今はもう「+追加パック」に入っていないのですが、
「月に1本の追加ペース」では少なすぎると不満な人は結構多いみたいですね。
こういうサブスクはやっぱり「遊びたいゲームが追加されない」と「ないのと一緒」と見なされちゃうし、
ほとんどのゲームが過去ハードのバーチャルコンソールなどで配信されたことがあるのも大きいんですかね。『ゴールデンアイ 007』の国内配信はまだー?
64自体がソフト数の少ないハードだったのがこういう時に響いてきますね……
『ワンダープロジェクトJ2』『ブラストドーザー』『風来のシレン2』辺りが出たら、注目してくれる人も増えそう。個人的には64版『バイオハザード2』に出て欲しい。
こういう人にはオススメ!
バーチャルコンソールなどであまりゲームを買ってなかった人
こういう人にはオススメできない!
『WINBACK』以外のサードメーカーのソフトを遊びたい人(動画:
【64Online】『WINBACK』『マリオカート64』視聴者と対戦回!)
↓Labo↓◇ 『Nintendo Labo Toy-Con 01:Variety Kit』 <
Nintendo Switch>
<ペーパークラフト+ミニゲーム集+ラジコン+ゲーム作成>

Nintendo Switchのコントローラには「HD振動」や「IRカメラ」といった様々な機能が組み込まれているのに全然使われていない―――と言っていた人達を唸らせた突然変異のゲーム。ゲーム、なのかこれは……?
一言で言えば、「段ボールを組み立ててNintendo Switchのコントローラをセットして遊ぶ体感ゲーム」なのだけど、
その段ボールを組み立てる過程も遊びにしてしまい、出来上がったコントローラで遊ぶのももちろん遊びだし、何なら自分で遊びを考えるのも遊びだよねと、「あぁ、任天堂はこういう会社だったぜ……」と懐かしく思い出させられる商品でした。
この『Nintendo Labo』が思ったようなヒットにならなかったみたいに言う人もいるんですが、こういう商品ってファミコンのロボットとかスーファミの『マリオペイント』みたいな異質な商品であって、これが『マリオ』や『ゼルダ』ほど売れなかったから失敗だというのは違うと思うんですよ。『Wii Fit』が例外中の例外なだけであって。
段ボールを組み立てるのはムチャクチャ楽しかった一方、完成したコントローラで遊ぶにしては「入っているゲーム」があまり面白くなく、自分でゲームを考えるのも面倒くさくて私はそこでやめちゃったんですけど……
コンテスト上位の人達の楽しそうなムービーを見ると、この商品が「失敗だった」なんて断じて思わないです。 個人的に好きなのは
「視力検査」、
「トイレットペーパーゲーム」、
「ARルイージマンション」あたり。
「テレビゲーム4」もズルイ(笑)。
こういう人にはオススメ!
ゲームとは「遊ばせてもらう」のではなく「自分で遊ぶもの」だという人
こういう人にはオススメできない!
家が狭い人(動画リスト:
ゲームが下手な人が作る『Nintendo Labo』)
↓Labo4↓◇ 『Nintendo Labo Toy-Con 04:VR Kit』 <
Nintendo Switch>
<ペーパークラフト+ミニゲーム集+VR+ゲーム作成>

<画像はNintendo Switch用ソフト『Nintendo Labo Toy-Con 04:VR Kit』より引用> 「任天堂はVRをやらないのか」と数年前から言われていた回答が、まさかの「段ボール組立てて自分で作れ」!
私個人の体質の問題で「3D酔いが半端なくてつらい」「視力が極端に低い右目がとても疲れる」と長時間プレイするのは難しかったのですが、
“感触のするコントローラ”を作る『Nintendo Labo』との相性は抜群でした。私が一番好きだったのは「風Toy-con」で、自分で起こした風+VRの画面の合わせ技で本当に宙を舞っているような感覚が味わえるんですよ。ミニゲーム集としても、1年前の『Variety Kit』と比べてじっくり遊べるものがちゃんと用意されている印象でした。
VRを体感させるためのVR動画も収録されているので、ゲームには興味ないけどVRは見てみたいという家族なんかにも手渡してみられるのも良かったです(懐かしのアレが入っているのは嬉しかった)。
ちなみに、このゲームで作ったVRゴーグルは
他のゲームでも使用可能で、『ブレスオブザワイルド』で早速使ってみたら「ぐわああああ、酔うー!」と悲鳴をあげました(笑)。こちらが首を振ると、カメラがリンクの周りをグルリと回る仕様、どう考えてもおかしいでしょ!
『スマブラSP』での使用は、CPU同士の対戦にして「ステージをじっくり眺める」のは良かったです(何度もやるものでもないけど)。
こういう人にはオススメ!
任天堂の「VRゲーム」を体感してみたい人
こういう人にはオススメできない!
『ブレス オブ ザ ワイルド』での使用目当ての人(動画:
本日発売になったばかりの『Nintendo Labo VRキット』を組み立てて遊ぶ様子をただただ眺めるだけの配信)
↓rivercitygirls↓◇ 『熱血硬派くにおくん外伝 River City Girls』 <
Nintendo Switch、
プレイステーション4、
XboxOne、
Steam>
<ベルトスクロールアクション>
<画像はNintendo Switch版『熱血硬派くにおくん外伝 River City Girls』より引用> シリーズが消滅したワケじゃないだけマシだけど、どうしても「ファミコン時代の延長」のような作品しか出せていなかった『くにおくん』シリーズを、『シャンティ』シリーズを作っているWayForwardが一から再構築!
ゲーム自体は昔と変わらずベルトスクロールアクションなんですが、主人公は女の子達(くにおたちの挽歌のヒロイン達)で、ポップなグラフィックに明るいノリのストーリーと雰囲気は一新されました。
キャラクターの性格なんかも随分と変わっちゃったので「原作への冒涜だ」という声もあったみたいですが、私は
「パラレルワールドのつもりでこれくらい大胆に変えてくれた方が面白い」と大賛成でした。欲を言えば、メジャーどころのキャラはもうちょっと登場させて欲しかったですけど……
難易度はなかなか高めで1面のボスのみすずすら倒すのが超大変なんですけど、原作を考えれば「みすずが強い」のは嬉しい再現だと言えるし……中盤以降は回復アイテムを買いまくってゴリ押しも出来るし、イザとなったら2人協力プレイで仲間を生き返らせながら戦うのもアリだと思います。
売上も好調だったのでしょう。
続編が発売されて、そちらは念願の日本語音声が付いてきました。やったー!
こういう人にはオススメ!
頭の悪いノリノリなストーリーが大好きな人
こういう人にはオススメできない!
原作のイメージを大事にしたい人(記事:
『熱血硬派くにおくん外伝 リバーシティガールズ』紹介/海外製だからこそのリブート(再起動)とリビルド(再構築)成功!)
(動画:
本日発売になったばかりの『熱血硬派くにおくん外伝 リバーシティガールズ』の冒頭だけ実況プレイ)
(レビュー漫画:
『River City Girls』週イチゲームがたり(ない))
↓nozomu↓◇ 『ノゾムキミノミライ』 <
Nintendo Switch、
Steam>
<育成シミュレーション>
<画像はNintendo Switch用ソフト『ノゾムキミノミライ』より引用> 1人暮らしをしている女子大生の部屋の座敷童になり、彼女を導くことで20通りの未来へと導くマルチエンディングのゲームです。
彼女にはプレイヤー(=座敷童)の存在が見えないので、無防備に動きまくるヒロインのあられもない姿が見放題! と興奮できるのは最初だけで、あまりにずっと無防備だとすぐに見飽きるんだなと悟ってしまいます。
就職活動に悪戦苦闘しているヒロインに、座敷童として部屋にあるものを触らせることでパラメータ変化して、それだけで“就職先”が変わってしまうというアイディアはとても良かったと思います。20種類あるエンディングは、マトモなものからネタっぽいものまで網羅していて、ちょっと感動するものもあったりで楽しかったです。
ですが、
そもそも「20周遊ばせる設計」にはなっていない! 何も分からない1周目はそこそこ楽しいけど、厳密にパラメータ管理をしてエンディング埋めをしようとするとただの作業になってしまいます。アプデで倍速モードなんかが追加されたけど、そこじゃないんだよ、
そもそも周回プレイが楽しくないんだよ! 「つまらない時間を短くしました」じゃなくて「つまらないのを何とかして欲しい」んだよ! そして、これは私がどう遊んだかという話なのですが……
当時はアプデもされる前でしたから、なるべく短時間でこのゲームを攻略しようと、
“複数のエンディング”を見られる「共通セーブデータ」を作ったんですね。
終盤まで「必要なメモ」と「共通のパラメータ」で留めておいてそこでいったんセーブ、そこから何度もロードして効率よくエンディングを取っていったんです。例えば、最後のチャプター10から何度もロードして「今回は体力と女子力を上げて2番目のエンディングを狙おう」「今回は知力と自尊心を上げて3番目のエンディングを狙おう」とする、みたいに。
しかし、
この方法を使うと「エンディングコンプ」は出来ても、「周回回数によってもらえるクリア特典」が二度と埋まらなくなる仕様だったんですよ。セーブデータを使わずにまた最初からやり直しても、一度でも「共通セーブデータからやり直してエンディングを複数取る」とクリア特典が絶対に埋まらないという。
どうしてそんなイヤガラセみたいな仕様にしてるの……?
結局アプデでもこれは修正されなかったので、これはバグではなく仕様なんだと思うのですが。とすると、開発会社的には「ズルをしたオマエが悪い」ってことなのかなぁ。でも、そんなのマルチエンディングのアドベンチャーゲームなら普通にやることじゃないんですか? 流石に、セーブデータを完全削除して1周目からまた始めるのはイヤなのでずっと放置しています。
こういう人にはオススメ!
同じような展開を20周ループするのに耐えられる人
こういう人にはオススメできない!
コンプリートしないと気が済まない人(記事:
『ノゾムキミノミライ』紹介/神様になるのは1回だけで良かったよぉ~)
(動画:
神になるゲーム『ノゾムキミノミライ』初見1周目だけ実況プレイ)
↓hakuai↓◇ 『白衣性愛情依存症』 <
Nintendo Switch、プレイステーションVita、
Steam、
DMM GAMES、Windows 7/8/10>
<恋愛アドベンチャー+百合>
<画像はNintendo Switch版『白衣性愛情依存症』より引用> 老舗のゲーム会社:工画堂スタジオが送る、ゲーム機用ソフトでは珍しい百合ゲーです。「百合」とは「女性同士の恋愛を題材にした作品」という意味ですね。
現在では百合モノのアニメなんかも増えているのでそれなりに市民権を得ていると思うのですが、そうした数多ある百合作品の中でもこのゲームが特殊なのは
「どうやら男というものが完全に絶滅した世界っぽい」ところです。メインキャラが全員女性なのは言うまでもなく、「父親」や「弟」みたいな単語も出てこなくて、「ナンパ男」とか「酔っ払い」とか「○○の売人」のポジションのキャラも女性です。この世界ではiPS細胞によって女性同士で子供を作るのが普通なので、男性が存在しなくても全く困らないんですね。
主人公達は「看護師を目指す看護学校の生徒」で、前半はその看護学生としての日常が描かれ、後半はそれまでの好感度によって各ヒロインごとの個別ルートに進むというカンジです。
個人的には「看護学生としての日常」の描写がすごく好きだったので、それを後半の個別ルートにも活かして欲しかったなとは思うのですが……個別ルートに入ってからの展開も「オイオイ、何だったんだよアレは」と人と語りたくなるようなものが多くて、
とても記憶に残るゲームでした。
こういう人にはオススメ!
キャラの絵柄が気に入った人
こういう人にはオススメできない!
刺激の強いものにはメンタルが耐えられない人(記事:
『白衣性愛情依存症』紹介/なんだか…想像してたのと全然ちがうぞっ!)
↓pac99↓◇ 『PAC-MAN 99』 <
Nintendo Switch>
<ドットイートゲーム+オンライン対戦専用+バトルロイヤル>
<画像はNintendo Switch用ソフト『PAC-MAN 99』より引用> 『テトリス99』、『SUPER MARIO BROS. 35』に続く、任天堂の「レトロゲームを今風の多人数オンライン対戦に仕立てました」の第3弾です。
カラフルなゴーストはパックマン(自機)を追いかけてきて、触られるとアウト。でも、パワーエサを取ると攻守が交代して、パックマンがゴーストを追いかけて倒せるようになる―――というシステムは原作のままに、「全てのエサ(ドット)を取るとパックマンがスピードアップ」「フルーツを取ると盤面がリフレッシュされる」などの要素を加えることで、しっかりと対戦ゲームの駆け引きを生んでいるという。
私は原作のパックマンはあまりやっていないんですけど、原作よりも「パワーエサを繋いでいく」爽快感が強いので、
原作のパックマンが苦手な人にも「パックマンってこんなに面白いんだ!」と思わせてくれる作品ですね。
とまぁ、ゲーム内容は申し分ないし、気軽に遊べるゲームではあるんですが……『テトリス99』とちがって、
みんなで同じ部屋に入って遊ぶ「パスワードマッチ」がDLCで、「部屋を作る人」だけでなく「部屋に入る人」もみんなDLCを買わなくちゃならないのが難点です。ゲーム実況で視聴者と対戦がしたくても、私以外DLCを買っていなかったら誰も入ってきてくれない仕様なんですね。
もっと人気になってもおかしくないコンテンツだろうに、もったいない……
こういう人にはオススメ!
一人で気軽に遊べるゲームを求めている人
こういう人にはオススメできない!
みんなで一緒に遊べるゲームを求めている人(動画:
【本日配信・ネタバレあり】『PAC-MAN 99』を時間合わせてみんなでプレイ!)
↓meku-ru↓◇ 『バトルスポーツ めく~る』 <
Nintendo Switch>
<(オンライン)対戦アクション>
<画像はNintendo Switch用ソフト『バトルスポーツ めく~る』より引用> 旧ハドソンの人達を中心に設立されたベンチャー企業OVER FENCEが、Nintendo Switchの影も形もない頃から「恐らくWii Uの後継機はこういう機種になるだろうから、それに合わせたゲームを作ろう」と予想して開発した結果、Nintendo Switch本体発売翌々月に早くも出てきた(オンライン)対戦アクションゲームです。
使う操作は「左スティックで移動」と「ジャンプ」の2つだけ。
「ジャンプ後の着地でパネルをめくる」「めくられているパネルの上に相手が乗っていると吹っ飛ぶ」という仕様のおかげで、
シンプルな操作でも熱いバトルを実現したゲームになりました。パネルの色を取り合う陣取り合戦の要素は『Splatoon』っぽいところもありますが、4人までの対戦が出来る点やパワーアップアイテムでガンガン強化していく様は『ボンバーマン』っぽいなとも思いました。これが旧ハドソンのDNAなのだろうか。
2人対戦だとちょっと微妙だけど、3人対戦・4人対戦はムチャクチャ面白いです。
1月の福袋EVOで「やった!とうとうたかまるさんに勝った!」とガッツポーズをしてたら負けてたという伝説を作りましたが、最後の最後の1フレームで逆転ということがありえるゲームなんですよねぇ。
欠点は「対戦相手がいないとどうにもならない」ことです。 CPU戦はゲームが下手な私からしてもあまりに弱いと思うほどですし、オンライン対戦したくても野良ではまずマッチング出来ません。ストーリーモードのようなものもないので、オンラインでもローカルプレイでも「一緒に遊ぶ友達」がいないとかなりつらい。
このゲームが売れなかったからなのかは分かりませんが、OVER FENCEは後に破産。今だったらSteam版なども出してクロスプラットフォームで対戦できるようにする手もあると思うんですが、それも叶わず。ゲームとしては間違いなく面白いのに、「オンラインに特化したゲームが売れないとこんなことになる」と痛感させられました。哀しい。
こういう人にはオススメ!
オンラインでもローカルプレイでもイイから「一緒に遊ぶ友達」が2人以上いる人
こういう人にはオススメできない!
友達がいない人(記事:
『バトルスポーツ めく~る』は「パーティゲームの定番」になれそう!だけど……)
(動画:
ゲーム下手が実況で『バトルスポーツ めく~る』を初見プレイ-1(ログ))
(動画:
12月24日だったのでみんなでわいわいゲームを遊んだよ2:バトルスポーツ めく~る編)
(動画:
第1回福袋EVO2日目『バトルスポーツ めく~る』1回戦の第1グループ(のアーカイブ))
↓bangdream↓◇ 『バンドリ! ガールズバンドパーティ! for Nintendo Switch』 <
Nintendo Switch>
<ノベルゲーム+リズムゲーム>
<画像はNintendo Switch版『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』より引用> 2017年から始まったスマホ用ゲームの、
最初の2年間の「シーズン1」をほぼ完全収録した保存版となる作品です。ストーリー部分の収録はもちろん、スマホ版では低確率(3%)でしか出ない☆4キャラも(追加課金なしの)ガチャでガンガン出てくるので、10連で☆4キャラが4人とか普通に起こりえます。レアリティを公平にするとガチャってこんなカンジになるのか!
ただし、『ペルソナ』コラボに関してはストーリーもキャラも未収録、オンラインライブやオンラインのイベントなどもカットされていて、リズムゲームで遊べる曲も70曲(+有料DLCが30曲)と
スマホ版から比べると体感で半分くらいかなーという収録数となっています。
これは買い切りのゲームでのリズムゲームの宿命なんですけどね……(例えば
『太鼓の達人』Switch版最新作も、収録楽曲は76曲で、有料のサブスクに入ると500曲以上に膨れ上がるという仕様だそうです)
「スマホ版なら基本無料で遊べるのに、わざわざフルプライスのゲーム機用ソフトで買う理由あるの?」と思われるかもですが、スマホ版で手に入っていなかった☆4キャラを(時間さえかければ)全員入手できるというのと、
スマホゲーっていつかは終わる宿命で、終わってしまったら二度と遊べなくなるものがほとんどだと思うんですね。
例えば5年後・10年後にスマホ版のサービスが終わったとしても、「ゲーム機用ソフト」として残っていてくれればまた遊ぶことが出来る―――
『バンドリ』とか『プロセカ』とか、ストーリーに魅力のあるゲームは保存用の「ゲーム機用ソフト」として出しておくのは義務だと思うんですよ! だから、『バンドリ』のシーズン2以降のイベストもいつか収録したバージョンを出して欲しいし、発売元ちがうけど『プロセカ』もお願いします!
ゲームとしての特徴を説明すると、同じ街に住む5つのガールズバンドを描くことで、
「5つのバンド」も「25人のキャラクター」も全員が主役になる青春群像劇です。それぞれのバンドのストーリーはテイストやリアリティラインが微妙にちがうのだけど、イベントストーリーによっては別のバンドのキャラとも絡みます。
例えるなら、
漫画雑誌に「スポ根マンガ」「日常マンガ」「お仕事マンガ」「シリアスなマンガ」「ギャグマンガ」と別々の作品が連載されているのだけど、それらのマンガは世界観を共有しているため、クロスオーバーで別の作品のキャラと絡んだりもする―――んですね。
この構造が「スマホゲー」と非常に相性が良かったため、同じ開発会社の『プロジェクトセカイ』や、同じ運営元の『D4DJ』にも引き継がれていくという。
スマホ版だと10日周期で新しいストーリーが追加されていって忙しなかったのだけど、Nintendo Switch版は自分のペースで好きなように読むことが出来るので、大ボリュームの「ノベルゲーム」のように楽しむことが出来ます。
『バンドリ』興味あるけど、今更スマホ版を始めるのもなーという人は、漫画雑誌じゃなくて単行本を1巻から買う感覚でNintendo Switch版から始めるのも手ですよ! ただし、難点もいくつかあって……最初のイベントストーリーを読み始めるために必要な「バンドごとのランク」が結構高くて、初期キャラしかいない状況でひたすらリズムゲームを遊びまくらなくちゃいけないところとか。イベント報酬もログインボーナスもないので全体的にアイテムが全然足りず、
せっかくスマホ版で手に入れられなかった☆4キャラを片っ端から手に入れても、覚醒(特訓)させたりキャラエピソードを読んだりするのに必要なアイテムが足りないんですよ!
フルプライスでゲームソフト買っているし、オンライン要素がないからスマホ版と競合することもないんだし、もうちょっと大盤振る舞いしてくれてもイイのに……と思わなくもないです。有料DLCを買うと「シーズン2」仕様になるので解決しますが、買わないとリズムゲームパートの「リトライ」すら出来ないのもどうかと。
こういう人にはオススメ!
『バンドリ』に興味があるけど入るきっかけが見つからなかった人
こういう人にはオススメできない!
全キャラ手に入れられるということは全キャラのエピソード読めるんだって期待した人(動画リスト:
『バンドリ!ガールズバンドパーティ for Nintendo Switch』を遊んだ記録)
↓panpan↓◇ 『PAN-PAN~ちっちゃな大冒険~』 <
Nintendo Switch、
Steam、
iOS>
<謎解きアドベンチャー+雰囲気ゲー>
<画像はNintendo Switch版『PAN-PAN~ちっちゃな大冒険~』より引用> 一言で言うと、
「500円で遊べる戦闘のない『ゼルダ』」です。
『ゼルダの伝説』の謎解き部分だけを遊べるようなゲームで、『ゼルダ』は大好きだけど敵との戦闘が大嫌いな自分にとっては「そうそう!これが遊びたかったんだよ!」というゲームでした。
宇宙船が墜落したので、未知なる惑星を歩き回ってパーツを集めていく―――というストーリーなのだけど、文字による説明はなく、ポップな絵柄と幻想的なBGMに浸れる作品ではあります。移動はちょっと遅いと思うけど、操作性は良好です。
個人的にはそれを短所とは言いたくないのだけど、
ヒント機能のようなものはないので謎解きに詰まったりどこに行けばイイのか分からなくなったりするとどうしようもないです。「そこをうんうん唸って考えるのが楽しいんじゃん」という人か、「それはキツイなー」と思う人かで評価は分かれちゃうんでしょうね。
こういう人にはオススメ!
じっくりと解法を考えてうんうん唸るのが楽しい人
こういう人にはオススメできない!
サクサクとゲームを進めたい人(動画:
やまなしさんが『PAN-PAN~ちっちゃな大冒険~』の冒頭だけ実況プレイ)
↓hifuki↓◇ 『火吹山の魔法使い』 <
Nintendo Switch>
<ゲームブック+アドベンチャー+シミュレーション>
<画像はNintendo Switch版『火吹山の魔法使い』より引用> 原作は1982年に刊行されたイギリスのゲームブックです。1974年に『ダンジョンズ&ドラゴンズ』が発売されて以降テーブルトークRPGが人気だった時代に、1人で冒険が楽しめるゲームブックとして作られて世界中で大ヒットしました。
本作はその伝説的なゲームブックを現代のゲームグラフィックで再現した作品で、Steam版もあるのですがそちらは公式に日本語化されていません。日本語化されているのはNintendo Switchだけで、発売当初は翻訳がヒドイと言われていたそうなんですが、アプデによって修正されたのか私がプレイした時にはそこまで問題があるとは思いませんでした(と思っていましたが、無料DLC部分はヤバかった……)。
選択肢を選んで、主人公をダンジョンの奥へと進めていくので……RPGというよりも「テキストアドベンチャー」に近いと思います。それでいて、敵との戦闘はマス目を移動しながら立ち回るのでターン制の「シミュレーションゲーム」っぽいかな。
アクション要素は一切ないので、アクションゲームが苦手な人でも楽しめると思います。 ランダム要素のある場面もなくはないのですが、
基本的にはダンジョンは何度入っても同じ構造なので、「こっちの選択肢を進むとこうなる」とメモに取りながらダンジョンのマップを作っていく遊び方がオススメです。1周でのクリアは難しいでしょうが、2周目以降はダンジョンの構造を把握できてくるので、喰らうダメージが少なくなり、効率的なプレイができるようになって面白いという。
精巧に作られたボードゲームのようなグラフィックも無茶苦茶良いし、原作の絵が挿入されるのも雰囲気ありますね。
古典ファンタジー作品だからこそ
オーク、ゴブリン、そしてドラゴンなど、超王道なモンスター達が次々と登場して立ちふさがってくるのもクソ熱いです。『ウィザードリィ』(1981年)→『ドラゴンクエスト』(1986年)とはちがう系譜なので、スライムが凶悪なモンスターなのも面白いですね
(スライムは『ダンジョンズ&ドラゴンズ』では強敵だったのだけど、『ウィザードリィ』では弱い敵だったため『ドルアーガの塔』や『ドラゴンクエスト』で最弱の敵として日本で知られるようになってしまった)。
Nintendo Switchで遊べる比較的マイナーなゲームの中では、オススメしたいゲームです!
こういう人にはオススメ!
紙とペンを持って手動マッピングするのが好きな人
こういう人にはオススメできない!
古典的名作に興味が湧かない人(動画リスト:
名作ゲームブックのリメイク『火吹山の魔法使い』初見実況)
↓Firewatch↓◇ 『Firewatch(ファイアー・ウォッチ)』 <
Nintendo Switch、
プレイステーション4、
Steam、
iOS>
<1人称視点アドベンチャー+ウォーキングシミュレーター>
<画像はNintendo Switch版『Firewatch』より引用> 海外で絶賛された1人称視点のアドベンチャーゲームです。
FPSのように「主人公の目線=カメラ」で歩き回るゲームですが、
敵との戦闘などはなく、地図を見ながら指定された場所に行くことによってストーリーを進めていきます。 主人公は妻の介護に断念して、人間のいない森林公園の監視員になった中年男性です。監視塔を「秘密基地」のようにして、トランシーバーで話す女上司とちょっとだけイイカンジになって、森を守るために走り回るのだけど得体の知れないことが起こって―――といったカンジの話です。
クリアした直後は「なんじゃこりゃ、なんでこれが海外で絶賛されてるんだ?」と私にはピンと来なかったのですが……「妻の介護に挫折した中年男性が主人公」という設定だったり、エンタメ性の欠片もないある意味でリアルなストーリーだったり、「主人公以外誰もいない森」を1人称視点で歩き回るゲームにしたことで人間のモデリングをしなくて済んでいるところだったり、こういうゲームも存在していいんだという
「新たな表現方法としてのインディーゲーム」の道筋を作ったことでの絶賛だったのかなと思いました。
こういう人にはオススメ!
敵が出てこない森の中をただ一人で歩き回りたい人
こういう人にはオススメできない!
ゲームにエンタメ性を求める人(動画:
今日配信になったばかりのNintendo Switch用ダウンロードソフト『Firewatch(ファイアー・ウォッチ)』の冒頭だけ実況プレイ(のアーカイブ))
↓fog↓◇ 『Fight of Gods(ファイトオブゴッズ)』 <
Nintendo Switch、
プレイステーション4、
Steam>
※Nintendo Switch版は配信元が変わり、再配信されています <2D対戦格闘ゲーム+ネタゲー>
<画像はNintendo Switch版『Fight of Gods』より引用> 2017年にPC向けに「アーリーアクセス版」として登場した格闘ゲームが、2018年の年末にNintendo Switchで登場です。キリスト、仏陀、天照大御神などの世界中の神々が戦う2D格闘ゲームで、賈船がローカライズしたNintendo Switch版は天照大御神に日本人声優を起用するなど気合の入ったローカライズとなっていました。
が、賈船との契約が切れたのか販売終了してしまいました―――というのが以前の情報だったのですが、2021年4月に開発元が直々に発売し直し、賈船版を持っている人は無料ダウンロードできるようになりました(賈船版も普通に起動できます)。
ということで、両方を遊び比べてみたのですが……モードの追加とかはありませんでした。Steam版やPS4版にある(らしい)オンライン対戦も追加されず、
代わりに「賈船がローカライズした際に起用された天照大御神の日本人声優」がカットされていて、恐らくはSteam版同様の棒読み台詞になっていました。 ただただ劣化しただけで残念……
ありとあらゆる意味で「一発ネタ」と騒がれていた頃が華だったなぁ……
こういう人にはオススメ!
旬のすぎたネタゲーに哀愁を感じられる人
こういう人にはオススメできない!
志の高いゲームを求めている人(動画:
昨日配信になったばかりのNintendo Switch用ダウンロードソフト『Fight of Gods(ファイトオブゴッズ)』の冒頭だけ実況プレイ)
↓fnso↓◇ 『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online』 <
Nintendo Switch>
<ゲーム集>
<画像はNintendo Switch用ソフト『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online』より引用> 収録されているファミコンソフトが遊び放題になるNintendo Switch Onlineの「会員特典ソフト」です。ラインナップは不定期で追加されていて、減ることはありません。
・『どうぶつの森』のファミコン家具
・ゲームボーイアドバンスの「ファミコンミニ」
・Wii、3DS、Wii Uのバーチャルコンソール
・ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ と、
任天堂が展開してきた「過去ソフトの復刻」の最終形態とも言えるもので、丸ごとバックアップが各ソフト4つまで保存できて、オンラインでフレンドと一緒に遊ぶことも出来て(アプリを使えばボイスチャットも可能)、一部のソフトは「最初からお金MAX」や「ボスの直前から始まる」といった特別バージョンも配信されています。
特に「オンラインでフレンドと一緒に遊ぶことが出来る」のは悲願とも言えて、『スーパーマリオブラザーズ3』をフレンドと一緒にクリアしたのは無茶苦茶楽しかったですねぇ。
ラインナップがアクションゲームに偏っていましたが、2022年2月に『MOTHER』の配信が始まってRPGの配信も始まりました。ですが、もうあまり弾が残っていないからか
この1年間で『ディグダグII』『マッピーランド』『ピンボール』『ディーヴァ STORY6 ナーサティアの玉座』の4本しか追加されていません。 バーチャルコンソールで出ていた任天堂タイトルでまだ出ていないのは、あと『ドンキーコングJrの算数遊び』、『デビルワールド』、『アーバンチャンピオン』、『マッハライダー』、『謎の村雨城』、『新・鬼ヶ島』辺りか。
『算数遊び』や『アーバンチャンピオン』は2人対戦が盛り上がりそうだし、どうして出てないんだろう。 個人的には、バーチャルコンソールにも出なかった『中山美穂のトキメキハイスクール』、『遊遊記』、『タイムツイスト 歴史のかたすみで…』辺りのディスクシステムのアドベンチャーゲームが出て欲しいんですけど、それぞれ理由があって無理なんですかねぇ。
こういう人にはオススメ!
色んなゲームをちょっとずつでも遊びたい人
こういう人にはオススメできない!
定番ソフトはもうみんな遊んじゃったよという人(動画:
【フレンドと一緒に】『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online』のテスト配信)
(動画リスト:
【フレンドと一緒に】『スーパーマリオブラザーズ3』は本当にBダッシュを使わない方が簡単なのか)
↓forgotton↓◇ 『フォーゴットン・アン』 <
Nintendo Switch、
プレイステーション4、
XboxOne・Series X|S、
Steam、
iOS>
<アクションパズル+アドベンチャー>
<画像はNintendo Switch版『フォーゴットン・アン』より引用> PVなんかでは「アニメーション映画の中に飛びこもう」みたいに言われているから、アニメーションムービーによるストーリーを観るアドベンチャーゲームなのかと思いきや……実際のゲームは、
パズル要素の強いアクションパズルで、それをクリアして次の場所に進むとストーリーが進むというゲームでした。
ただ、
ゲームパートでもキャラがヌルヌル動き、アニメムービーパートとシームレスに繋がっているのには驚きました。アニメムービーのクオリティは日本人からすると高くありませんが、ゲームパートの動きは凄まじいと思いました。
Twitterに動画を載せているので、そちらをどうぞ。
それゆえに「キャラが動くのに時間がかかってテンポが悪い」と思っちゃうところがあるんですけどね……
やっていることはアクションパズルなんだけど、「暴走列車を止める」みたいに様々なシチュエーションでのパズルが求められるのがアクションパズルが大好きな自分にとっては面白かったです。アクションパズルでストーリーに沿った場面でパズルを解かされるものってそうそうないですし。
こういう人にはオススメ!
アクションパズルに目がない人
こういう人にはオススメできない!
イメージビジュアルだけ見て「ジブリみたいな作品かな?」と期待しちゃった人(記事:
『フォーゴットン・アン』紹介/丁寧に描き込まれた世界と、死なない2Dアクションパズル)
↓fort↓◇ 『フォートナイト バトルロイヤル』 <
Nintendo Switch、プレイステーション4、
プレイステーション5、
XboxOne・Series X|S、
Epic Gameストア、
AndroidOS>
<3Dアクションシューティング+オンライン対戦・協力専用+バトルロイヤル>
<画像はNintendo Switch版『フォートナイト バトルロイヤル』より引用> 『PUBG』の大ヒット以降に現れた「バトルロイヤル」ゲームの1つで、基本無料のゲームなこともあって世界中でたくさんの人に遊ばれている大人気ソフトです。
基本無料のアイテム課金のゲームなので、Nintendo Switch Onlineの有料会員になっていなくてもオンラインで遊ぶことが出来ます。アイテム課金も見た目が変わるなどの要素なので、「課金しなければ勝てない」みたいなゲームではないですね。
「バトルロイヤル」ゲームとは、
100人のような大人数が同時にオンラインに接続して、1つの島で最後の1人になるまで戦う―――といったゲームジャンルなのですが。『フォートナイト』の特徴は、カートゥーン調のポップな見た目に代表される「明るさ」と、集めた素材を使って壁や階段を作れる「建築」のシステムかなと思います。
また、
シーズンごとに大型アップデートをしていて、遊びがガラリと変わるのも特徴ですかね。「最後の1人になるまで戦う」のがバトルロイヤルゲームの基本ですが、時期によっては「50人vs.50人」のサバゲーみたいなモードがあったり、自由に建築をしてフレンドと一緒に遊んだりできる「クリエィティブモード」が追加されたり。儲かっているゲームはこんな大がかりなことが出来るんですねぇ。久々に起動したら突然飛行機が飛んできて蜂の巣にされた時は何かと思いましたよ。
こういう人にはオススメ!
「今まさに勢いのあるゲーム」を見ておきたい人
こういう人にはオススメできない!
1位になれないことが許せない人(動画:
初めての『フォートナイト』をゲームが下手な人が実況プレイ)
(動画:
『フォートナイト』をゲームが下手な人が実況プレイ-2)
(動画:
『フォートナイト』をゲームが下手な人が実況プレイ-3)
(動画:
12月24日だったのでみんなでわいわいゲームを遊んだよ1:フォートナイト バトルロイヤル編)
↓petitcom↓◇ 『プチコン4 SmileBASIC』 <
Nintendo Switch>
<プログラミングツール+ゲーム&ツールのアップロード>
<画像はNintendo Switch用ソフト『プチコン4 SmileBASIC』より引用> 用意された画像とツール、そしてBASIC言語によってプレイヤーが自由にゲームを作れるソフトです。
とは言え、自分のような完全初心者が「作る」には流石にハードルが高すぎました。200時間プログラミングしてから自分に向いていないか判断すると言ったものの、「プログラミング初心者でも出来そうなゲーム」を企画してはそれすらも上手く作れず……を何度も繰り返して、気持ちが切れてしまってもうずっと止まってしまっています。
試行錯誤できる時間と、切れないやる気、学習できる環境がなければ完全初心者が「作る」のは難しいと思います。 しかし、「遊ぶ」方は初心者だろうが関係ありません。
世界中の猛者達が作って、日々アップロードして増え続けるゲームを自由に遊びまくることが出来ます。
アクションゲームやシューティングゲームはもちろん、対戦格闘ゲーム、リズムゲーム、麻雀、様々なジャンルのゲームであふれ、そこには「絶対に市販されないような尖ったゲーム」もたくさん並んでいるのです。いや、マジでこの天才どもは『プチコン』が現れる前はどこで何をしていたの……(魔界統一トーナメント前の黄泉の気分)
製品版を買えばそれらのゲームを好きなだけダウンロードして片っ端から遊ぶことが出来ますが、
無料体験版でも「8時間に1作品だけダウンロード可能」だそうです。何その太っ腹具合。
過去のオススメ作品は、私の動画リストでも見てださい! 化け物みたいなゲームと、「バカだなぁ…」というゲームが混じっているカオス具合が分かると思うので。
こういう人にはオススメ!
「変なゲーム」が大好きな人、色んなゲームを片っ端から遊んでいきたい人
こういう人にはオススメできない!
自分が好きになれるゲームを探すのが面倒な人(動画リスト:
月刊『プチコン4』報告会)
(レビュー漫画:
『プチコン4 SMILE BASIC』週イチゲームがたり(ない))
↓pripara↓◇ 『プリパラ オールアイドルパーフェクトステージ!』 <
Nintendo Switch>
<着せ替え+リズムゲーム>
<画像はNintendo Switch用ソフト『プリパラ オールアイドルパーフェクトステージ!』より引用> 元々は2014年~2018年に放送されたテレビアニメ『プリパラ』『アイドルタイムプリパラ』に合わせて稼働していたアーケードゲームの家庭用ゲーム機版で、
アニメ4年分のストーリーのダイジェストも収録しています。ムチャクチャ高密度な物語が楽しめるけど、流石に細かいところは端折っているのでアニメだけ観ていた人とは話が噛み合わない……!
メインのモードは、
膨大な量の着せ替えアイテムをマイキャラに着させてライブ(リズムゲーム)をする→ その報酬で新たな着せ替えアイテムを手に入れる→ それを着せてライブ(リズムゲーム)をする→ その報酬で……というサイクルのゲームです。
シンソフィアが開発なこともあってマイキャラや着せ替えアイテムのCGクオリティが高く、
じっくり考えて着せ替えたマイキャラが3Dのライブで動きまくるのがムチャクチャ可愛い……女児が「着せ替え人形」にハマるのもよく分かりますし、私の中の女児が目覚めてしまう! アニメのキャラがたくさん出てきても、「うちの子が一番かわいいもん!」とか言い出してしまう。実際、うちのりリリィちゃん無茶苦茶かわいくないですか?
リズムゲームの難易度はものすごく低く、また「全曲フルコン」みたいなのを目指す要素もないので、
メインはやっぱり「着せ替え」で、「リズムゲーム部分」はそれをお披露目する場というカンジですね。個人的にはそれで全然満足なのだけど、「着せ替え」部分にハマれない人にはちょっと物足りないかも。
こういう人にはオススメ!
かわいいキャラにかわいい服を着せるのにときめく人
こういう人にはオススメできない!
ガチなリズムゲームを求めている人(動画:
【完全ミリしら】『プリパラ オールアイドルパーフェクトステージ!』初見プレイ&マスコットキャラを作ろう!)
↓flamed↓◇ 『FRAMED Collection』 <
Nintendo Switch、
Steam>
<アドベンチャーゲーム+パズル>
<画像はNintendo Switch版『FRAMED Collection』より引用> 2014年に1作目(
iOS、
AndroidOS)、2017年に2作目(
iOS、
AndroidOS)がスマホ用に配信された『FRAMED』シリーズを、2本まとめて2018年にSteamやNintendo Switchで発売した商品です。
漫画のコマの順番を入れ替えることによって、主人公達を生存させていくパズルゲームです。通常の順番のままだと主人公達は警備員に見つかってしまうため、警備員に見つからないようにする必要があるんですね。
白と黒だけで表現された主人公達のビジュアルや、コマの中でのアニメーション、台詞が一切ないまま語られるストーリーなど、センス抜群のゲームとなっているのだけど……パズルゲームというより、
風が吹けば桶屋が儲かる的な意外な展開をするものも多いので、「どうしてそうなるの?」の納得感が弱く、「何度も死んで何がどうなるのかを確認して調整する総当たりアドベンチャーゲーム」という印象を受けました。
また、「漫画のコマの順番を入れ替える」というゲームで意外に厄介だったのが、「日本の漫画」のように右上から左下へ読んでいく形式ではなく、「アメコミ」のように左上から右下へ読んでいく形式なところ。そのため、
コマを回転させるとどういう順番になるのか日本人の私にはよく分からなくなるところが多々ありました。
今までは「漫画の読み方が分からない」「コマの順番が分からない」と言う人に「そんなことある?」と思っていましたが、初めてその気持ちが分かりました。
こういう人にはオススメ!
総当たりアドベンチャーゲームが好きな人
こういう人にはオススメできない!
台詞のないストーリーを想像力で補うのが苦手な人↓Florence↓◇ 『Florence』 <
Nintendo Switch、
Steam、
iOS、
AndroidOS>
<アドベンチャーゲーム+ミニゲーム>
<画像はNintendo Switch版『Florence』より引用> 1人の女性の人生を、文字や台詞ではなく、「手書き風のグラフィック」と「それをゲーム体験に落とし込む演出」と「音楽」で描くアドベンチャーゲームです。
例えば、↑の会話パート―――フキダシにパズルのピースを埋めていくのですが、最初は複雑な形のたくさんのピースに分かれているのが、彼と親密になってくるとピースの数が減って埋めるのが簡単になる=会話がスムーズに出てくる―――といったカンジに、
ゲーム体験で彼女らの心情を表現しているんですね。
ゲームを進行させるミニゲームは面倒くさくもあるのだけど、それがちゃんとストーリーをプレイヤーに伝える効果を持っていて、
「面倒くさい」と思う気持ちは彼女とシンクロしている証なんで、それを面白いと思えるかでこのゲームの評価は分かれる気がします。
1時間もかからずにクリア出来るし、ストーリーは1本道だし、リプレイ性の欠片もないのだけど……
「動くし、音も出るし、操作もする漫画」を1作読んだような気分になって、他のゲームでは味わえない体験ができる作品として私はまぁまぁ好きでした。
こういう人にはオススメ!
独特なゲーム体験を求めている人
こういう人にはオススメできない!
面倒くさいことはしたくない人↓head↓◇ 『ヘッドライナー:ノヴィニュース』 <
Nintendo Switch、
プレイステーション4、
XboxOne、
Steam>
<アドベンチャーゲーム+マルチエンディング>
<画像はNintendo Switch版『ヘッドライナー:ノヴィニュース』より引用> “新聞社の編集長になって、ニュースを選抜、それによって社会がガラリと変わるゲーム”と聞いて、市民を自在に扇動するシミュレーションゲームだと思って買ってみたところ……なんてことはない、
「選択肢によってNPCの運命が変わるアドベンチャーゲーム」でした。コーラスワールドワイドは私好みのゲームをたくさんローカライズしてくれるけど、「プロモーションと全然ちがうゲームじゃない??」と言いたくなること多い。
ノベルゲームとかコマンド選択型のアドベンチャーゲームだと、自分の選択によってNPCの運命が変わるみたいなことはよくあると思います。この作品の場合、その選択肢が
「どのニュースを新聞に載せて世論を誘導するのか」を選ぶので、国全体が大きく変わるところが特徴です。
例えば、「国民皆保険に賛成!」みたいな記事を載せていくと国民皆保険が成立して、貧乏な鬱病気味の兄貴がカウンセリングを受けられるようになるのだけど、病院に行列が出来て難病の同僚が満足な診療を受けられなくなる――――みたいな。
全員を救うトゥルーエンドはなく、誰かを救えば誰かが苦しむようによく考えられていて、何周もプレイして色んな結末を見ようってゲームですね。
ただし、主人公の自キャラを「男」にしようが「女」にしようが、恋人候補のキャラは「女」1人―――みたいに、周回プレイで色んな変化を楽しもうってゲームなのに、主人公の性別を変えても何の変化もないというのは物足りなくて、2周クリアしたところで私は辞めてしまいました。
こういう人にはオススメ!
社会派のアドベンチャーゲームを遊びたい人
こういう人にはオススメできない!
全員が幸せになるエンディングが欲しい人↓BombChicken↓◇ 『Bomb Chicken』 <
Nintendo Switch、
Steam、
iOS、
AndroidOS>
<アクションパズル+死にゲーアクション>
<画像はNintendo Switch版『Bomb Chicken』より引用> ジャンプは出来ないけど、卵のように爆弾を産めるニワトリを操るアクションパズルゲームです。操作性も悪くないし、ドット絵のグラフィックも可愛いし凝っています。
ジャンプ出来ない鶏が爆弾を駆使して進むアイディアも、その爆弾を様々なことに使わせるのも良かったと思います。色々と気配りの効いていて、クオリティは高いゲームなんです。
ただ、アクションパズルなのに「1ステージ4~6エリア」で構成されていて、
残機が尽きたらステージの最初からという仕様はキツすぎで、私の肌には合いませんでした。
アクションパズルってトライ&エラーで「間違った解を潰していくゲーム」だと思うのだけど、この仕様だと一瞬で残機が溶けて最初からになってしまうんですよ。
また、アクションとパズルの比率は8.5:1.5くらいで、「解法は分かっていてもタイミングが超シビアなので10回に1回くらいしか突破出来ない」場面を3~4箇所連続でクリアしなくちゃいけないので……戻し作業がマジでつらい。
なので、後半は「戻し作業」をしなくてイイように攻略動画を観ながらその通りにプレイしました。それでもすげえ死んだけどね!
「アクションパズル」というより「死にゲーアクションゲーム」と思った方がイイかも……こういう人にはオススメ!
戻し作業が苦にならない人
こういう人にはオススメできない!
かわいいグラフィックなので簡単なゲームかなと思ってしまった人↓ginsei↓◇ 『本格AI搭載 銀星麻雀』 <
Nintendo Switch、
プレイステーション4>
<麻雀+1人用専用>
<画像はNintendo Switch版『本格AI搭載 銀星麻雀』より引用> 『ラビ×ラビ』シリーズや『リアルタイムバトル将棋』で知られるシルバースタージャパンの1人用麻雀ゲームです。
定価387円という超低価格で、有料DLCのような追加課金もなければ、スマホゲーのように広告が表示されたりもしません。
その分、機能は相当割り切っていて、「オンライン対戦」もなければ、「本体を持ちよってのローカル対戦」もありません。
出来るのは「CPUとのフリー対戦のみ」で、そのCPUキャラも20人全員シルエットのみ! でも、純粋に麻雀を打ちたいだけならこれで構わないんですよね。
「待ち牌(最後にこれが来ればアガリになる牌)を表示する機能」や細かいルール設定、「全手牌オープン機能」など、私が麻雀ゲームに要求するものは大抵揃っていて(唯一の不満は「赤ドラ」の設定ができないこと)、更にNintendo Switch版はタッチ操作にも対応しています。
麻雀ゲーム自体はスマホなどで基本無料のものもたくさんありますが、広告を見なくちゃいけなかったり、サービスが終わったら遊べなくなったりするので、買い切りのこちらを買っておくのも手だと思いますよ。
こういう人にはオススメ!
低価格の買い切り・麻雀ゲームを遊びたい人
こういう人にはオススメできない!
麻雀は対人戦じゃないと意味がないと思う人↓manual↓◇ 『マニュアル サミュエル ~死神との約束~』 <
Nintendo Switch、
Steam>
<アクションアドベンチャー+ネタゲー>
<画像はNintendo Switch版『マニュアル サミュエル ~死神との約束~』より引用> 今まで公式に日本語化されているのはNintendo Switch版だけだったのですが、いつからかSteam版でも公式に日本語対応してくれたみたい。Switch版と同じ翻訳かは、調べてもちょっと分からなかったのですが……
このゲームは、生き返らせてもらうために死神と契約して
「1日だけマニュアル操作で生活する」ハメになった主人公のゲームです。
普通のゲームだったら左スティックを倒すだけで主人公キャラは移動してくれると思うのですが、このゲームの場合「ZRボタンを押すと右足を前に出す」「ZLボタンを押すと左足を前に出す」とイチイチ片足ずつ操作しなくては歩けません。それどころか「Yボタンを長押しして息を吸う」「Aボタンを長押しして息を吐く」とか、「Bボタンを押してまばたき」とか、
普段の私達の生活では無意識に行っていることも全部ボタン操作でやらなくてはならないのです。
当然それでは思ったような動きが出来なくて、あべこべな動きをキャラクターがしてしまうのでそれをゲラゲラ笑うというゲームですね。やることは「朝起きて歯を磨く」「シャワーを浴びる」「服を着る」みたいなことなのに、それが難しいのが面白い!
ただ、決して難易度が高いゲームではありません。
「全部の操作をプレイヤーがしなければならない」という説明だとむっちゃ難しいゲームのように思えてしまったのか、日本だとあまり売れなかったみたいなのですが……
「ゲームオーバーになってコンティニューポイントからやり直し」みたいなのがなく、その場で何度も何度も挑戦できる仕様なので、頑張っていればいつかはクリア出来ます。 クリアまでの時間は長くありませんが、このゲームは「操作に慣れて思ったように動かせるようになる」と普通のゲームになってしまいますし、このくらいのボリュームのおかげで「飽きる前に終わる」のは正しい判断だったと思います。
決して手抜きなゲームというワケではなく、モード選択画面のアートワークとか、ストーリーをスキップしようとすると嫌味を言われるとか、細部までむっちゃ作りこんでいるゲームだと思います。2人協力プレイも面白いですよ!
こういう人にはオススメ!
「短くても濃密な体験」を求める人
こういう人にはオススメできない!
主人公がボロボロになっていくギャグが苦手な人(記事:
『マニュアル サミュエル ~死神との約束~』紹介/「服を着て家から出る」だけでも冒険になる愉快なマニュアル生活へようこそ!)
(動画:
ゲームが下手な人が『マニュアル サミュエル ~死神との約束~』の初プレイを実況配信)
(動画:
ゲームが下手な人が『マニュアル・サミュエル』の2人プレイを友達と一緒に実況配信)
↓Shifty↓◇ 『Mr. Shifty』 <
Nintendo Switch、
プレイステーション4、
XboxOne・Series X|S、
Steam>
<2D見下ろしアクションゲーム+バイオレンスアクション+死に覚えゲー>
<画像はNintendo Switch用ソフト『Mr.Sifty』より引用> 壁をもすり抜ける「瞬間移動」が出来るのだけど、敵の攻撃には一撃で死ぬ主人公を操作して、わんさか湧く敵を倒していくバイオレンスアクションゲームです。
よゐこのインディーでお宝探し生活で濱口さんがシフティのコートを学ランと見間違えて「『熱血硬派くにおくん』みたいなゲームかな」と仰っていましたが、当たらずとも遠からずで、
「昔のベルトスクロールアクションゲーム」のようなゲームでした。たくさん敵が出てくる!殴って倒す!木刀が落ちてる!拾ってそれで敵を殴って倒す!みたいなゲームです。
しかし、「ベルトスクロールアクション」とちがうのは、主人公が一撃でも喰らったら死ぬことです。そのため、「瞬間移動」を駆使して敵の攻撃が当たらない壁の向こうに逃げたり、壁の向こうから突然現れて敵を殴って倒したり、といった
地形を使った戦略が求められるという。
基本的には「やられてもすぐ手前から再開」なので、『Celeste』同様に“ガンガン死んでも1回でもクリアできたら先に進める系の2Dアクションゲーム”と言えると思うのですが……後半は相当難易度が高い上に、最終面はリトライポイントが少なくて「8連戦を一撃でも喰らったら最初からやり直し」という鬼畜仕様で、
「死んでもすぐ手前から再開になるから大丈夫だよ」というゲームは終盤「死んでもすぐ手前から再開にならず、うんと前に戻される」ことで難易度調整するといういつものパターンに閉口するしかないという。
こういう人にはオススメ!
地形や落ちているものを活かして大暴れしたい人
こういう人にはオススメできない!
ゲームに求めるのは「爽快感」であって「高難度」ではないという人↓Minit↓◇ 『Minit』 <
Nintendo Switch、
プレイステーション4、
XboxOne・Series X|S、
Windows PC、
Steam、
Epic Gameストア>
<2D見下ろしアクションアドベンチャー>
<画像はNintendo Switch版『Minit』より引用> 「白と黒だけの画面」と「1分で主人公が死んでしまう」ことが特徴のアクションアドベンチャーです。
しかし、その特徴を特に活かそうとすることもなく、「白と黒だけの画面」なことに理由はありませんし、「1分で主人公が死んでしまう」のはただ単にプレイヤーに枷を付けているだけという印象でした。もうちょっとこの設定を活かしたゲームデザインになっていればなぁ。
「1分で主人公が死んでしまう」というのは、要は「1分経つと強制的にコンティニューポイントに戻される」ってだけなので、
ゲームジャンルは『ゼルダの伝説』のようなアクションアドベンチャーなのですが、プレイ感覚は『牧場物語』みたいな「高速で過ぎていく1日の間にやらなければならないことをこなすゲーム」に近いなと思いました。 逆に考えると、「全ての行動が“コンティニューポイントから1分の間に行える”ように配置されている」とも言えるので……短時間でクリアまで行ける「コンパクトな2Dゼルダ」を遊びたい人には向いているかな。
こういう人にはオススメ!
アクションアドベンチャーに興味はあるけど時間がなくて手が出せなかった人
こういう人にはオススメできない!
「斬新なゲーム」を期待している人(記事:
『Minit』紹介/白黒の世界を冒険する、お手軽『ゼルダ』!)
(動画:
『Minit』昨日配信になったばかりのNintendo Switch用ダウンロードソフトを冒頭だけ実況プレイ)
↓mofmof↓◇ 『モフモフ戦線』 <
Nintendo Switch>
<2D対戦格闘ゲーム>
<画像はNintendo Switch用ソフト『モフモフ戦線』より引用> 『プチコン』で(ほぼ)一人で作ったという新作2D格闘ゲームです。
セーブ周りと決定音のSEは確かに『プチコン』そのものなのですが、それ以外は、本当にプチコンで作ったの?と疑いたくなる出来でした。定価700円のゲームなのに執念のようなこだわりが随所に見られて、設定変更や隠し要素や実績なども入っています。
登場人物全員ケモキャラで、ストーリーは各キャラ同士の会話と簡素なエンディングだけなのですが、ゲーム内に登場する要素からどうやら世界設定は「ポストアポカリプス」と推測できます。
格闘ゲームとしての出来は格闘ゲームに疎い自分にはよく分からなかったのですが、評判を見る限りは「格闘ゲームをよく分かっている人が作っている」と言われていますね。初心者にはシステム・難易度的にもちょっとハードルが高いかもだけど、そのシステムも段階的にオフにできるので、
全然勝てないという人は難易度だけじゃなくてシステムもイジッた方がイイかも。 批判的な意見として「チュートリアルがない」というものをよく見るのですが、ガチの格ゲー初心者の私はチュートリアルがある格ゲーでもそのチュートリアルがクリアできなかったりするので(「○○の技を出せ!」って言われても一生出せずにそこから先に進まない)……チュートリアルがあればどうにかなる問題でもないと思います。
個人制作なんだから作者が作りたいものを作ればイイんだし、それなら
「格闘ゲームをまったく遊んだことがない人」に向けてではなく、ある程度「格闘ゲームの文法が分かっている人」に向けて作ったのも問題ないでしょう。
その点で言うと、むしろ「オンライン対戦がない」のが残念かも。『プチコン』にそもそもそういう機能がないのだからしょうがないんですが。
こういう人にはオススメ!
オンラインがなくてもイイからガチ目の格闘ゲームを遊びたい人
こういう人にはオススメできない!
個人制作なんだからサクッとクリア出来るゲームだろうと甘く見ている人(動画:
【プチコン4で作られた】『モフモフ戦線』を、格ゲー初心者が1周だけプレイ)
↓yurucam↓◇ 『ゆるキャン△ VIRTUAL CAMP 麓キャンプ場編』 <
Nintendo Switch、
プレイステーション4、
Steam、
Oculus Store、
iOS、
AndroidOS>
<VR+アドベンチャー>
<画像はNintendo Switch版『ゆるキャン△ VIRTUAL CAMP 麓キャンプ場編』より引用> 『ゆるキャン△』のVRゲームの2作目です。Nintendo Switch版は『Nintendo Labo』のVRを使って遊べます。
1作目は「なでしこ視点でリンちゃんを見るゲーム」でしたが、この2作目は「リンちゃん視点でなでしこを見るゲーム」になっています。要は、
リンちゃんが好きな人は1作目を、なでしこが好きな人は2作目を買うとイイってことですね。VRを使わなくても遊べますが、流石にVRなしだと魅力減だと思います……
お値段は高く(2420円)、横道の写真撮影などを含めても
1時間もあれば遊び終えてしまうようなボリュームしかありません。私はVRだと長時間のプレイは難しいため、この内容に不満はありませんでしたが、世間では叩かれているんだろうなぁ……と思って各ストアのレビューはみんな圧倒的な好評!
でも、考えてみれば納得なんです。
この価格なら「よほどのファン以外は手を出さない」し、そうした
よほどのファンが喜ぶように細部にまでこだわったゲームになっています。タイトル画面の『ゆるキャン△』らしいデザインと、それっぽいBGM。(多分)1期の2~3話の舞台になったキャンプ場へ、またリンとなでしこでやってきたという設定で。まったりとコーヒー飲んだり、犬と戯れたり、鍋を食べたりする。料理シーンは大塚明夫さんによる解説もある。松ぼっくりを見ると、もちろんあの言葉を言う。そうしたものを、体験できるだけで「よほどのファン」は全然嬉しいのです。
不満があるとすれば、作中のスマホで撮った写真を後で見返したりできないところかなぁ。この辺は6機種同時発売したせいで、仕様が統一されていないせいだと思います。結局私はNintendo Switchのスクショ機能で写真を撮り直しました。
こういう人にはオススメ!
なでしこと同じ空間を生きていたい人
こういう人にはオススメできない!
VR環境のない人(動画:
【本日配信】『ゆるキャン△ VIRTUAL CAMP 麓キャンプ場編』を序盤だけ実況!)
↓Yoku↓◇ 『Yoku's Island Express』 <
Nintendo Switch、
プレイステーション4、
Steam、
Epic Gamesストア>
<2D探索アクションアドベンチャー+ピンボール>
<画像はNintendo Switch版『Yoku's Island Express』より引用> フンコロガシが主人公のメトロイドヴァニア風ピンボール……と書いた時点で8割の人が「フンコロガシが主人公とかイヤだな」「メトロイドヴァニア難しそう」「ピンボール興味ないし」と、自分には関係ないゲームと思っていそう!
私としては大好きなゲームなのに、私以外このゲームのことを話題にしている人をまず見かけないのでここを読んでいる人は興味を持ってください! 絵本のような美しいグラフィックの世界を、隅から隅まで「探索する」2Dアクションアドベンチャーですが……「戦闘」はボス戦くらいで、それにもゲームオーバーなどはありません。メトロイドヴァニアにありがちな「新しいエリアを探索するのは楽しい」けど、「厄介な敵がうようよ湧いてきて憂鬱になる」みたいなことはありません。
要はこのゲーム、「敵との戦闘」を極力なくしたメトロイドヴァニアなのです。
じゃあ、あっという間にマップの隅から隅まで踏破できちゃうのでは?と思うかもですが、そこにピンボール要素が上手く絡んできます。フンコロガシ君の巨大なフンをボールに見立てて、フリッパーで弾いて上のエリアを目指す! といったカンジに、
移動もボス戦も頼まれごとも全部ピンボールで解決していくんですね。
シンプルな操作でゲームオーバーもなく、それでいてピンボールをクリアした時の達成感もある―――奇跡のような融合を果たしているのです。日本語翻訳も悪くないし、もっと評価されるべきゲームだと思います。
こういう人にはオススメ!
「敵」にやられることのないメトロイドヴァニア(探索アクション)を求めている人
こういう人にはオススメできない!
ヒリヒリするような難易度をゲームに求める人(記事:
『Yoku's Island Express』紹介/移動もクエストもボス戦も、全部ピンボールで解決だ!)
↓Yono↓◇ 『Yono(ヨノ)』 <
Nintendo Switch>
<アクションアドベンチャー+アクションパズル+クォータービュー>
<画像はNintendo Switch用ソフト『Yono』より引用> かわいいゾウが主人公の、クォータービュー『ゼルダ』。
クォータービューのゲームは「完全3Dのゲームは作れないけど、奥行きと高さは表現したい」時期(スーファミ~プレステ・サターン辺り)に多かったと思うんだけど、あの頃のコントローラでクォータービューのゲームは遊びづらくて苦手でした。今はアナログスティックがあるので思った方に移動できるから、普通に楽しめるもんですね。
ゲームとしては「パズル」要素の強いアクションアドベンチャーってところですかね。
敵とのバトルもありますが、主人公がゾウなためほぼ負ける気がしません。そりゃ最強の動物ですもんね。反面、フィールドの移動が遅いのが気にかかるのだけど、しょうがない。キビキビ走ったらゾウじゃなくなりますもの。
全体的に難易度は低く、かわいい見た目通り、小さな子供でもクリア出来そう。終盤は「パズル」「バトル」ともにちょっと難易度が高くなりますけどね。
しかし、
ストーリーは何気に深く作られていて、「政治問題」「外交問題」などがテーマになっています。それを外からやってきた「無邪気」なゾウの視点で描くので、それが理解できなくても楽しめるゲームだと思いますが、大人がプレイすると「かわいいだけではなかった!」と驚かされるという。
こういう人にはオススメ!
アクションアドベンチャーに興味はあるけど難しそうで手が出せなかった人
こういう人にはオススメできない!
かわいい動物が嫌いな人(動画:
本日配信になったばかりのNintendo Switch用ダウンロードソフト『Yono(ヨノ)』の冒頭だけ実況プレイ)
↓ryza↓◇ 『ライザのアトリエ~常闇の女王と秘密の隠れ家~』 <
Nintendo Switch、
プレイステーション4、
Steam、
DMM>
<コマンドバトルRPG+アイテム調合>
<画像はNintendo Switch版『ライザのアトリエ』より引用> およそ1年に1本のハイペースで発売されている『アトリエ』シリーズが、心機一転を目指してキャラクターデザインやシステムを一新した意欲作でした。
今までの「都会的」で「ガーリー」なイメージが強かった主人公達とは対照的に、「田舎的」で「わんぱく坊主的」でかつちゃんと美少女というライザちゃんのデザインは神がかっていると思います。そして、シナリオもちゃんとそれを活かしたものになっていました。「閉鎖的な島」で、自分の価値にすら気付かずに日々を過ごしていた少年少女が、ひと夏の出会いをきっかけに大冒険をして大きく成長していくストーリーは往年のジュブナイル作品的な魅力がありました。
ライザちゃんのキャラデザだけ見て「こんなエロイ体しているんだからエロイゲームなんだろうな」なんて思っちゃいけませんよ。ストーリーはむっちゃ健全で、こどもにも遊んでほしい作品です! ゲームジャンルはシンプルな「メインストーリーは一本道で、サブクエストなんかを大量に受けられるコマンドRPG」ですが、
戦闘システムや、アイテム調合システムなんかに独自性があって最初は戸惑うかもです。それらを理解できるようになる中盤あたりからグンと面白くなるのだけど、恐らく難易度を「誰にでもクリアできるように」と下に合わせた結果、終盤は「ザコ戦もボス戦も同じパターンを繰り返しているだけで勝てる」ようになっちゃうのは物足りなかったかな……
アイテムや魔法の独自システムは「普通のRPGでありがちな“もったいないから温存しよう”という消極的な戦い方をしなくて済む、積極的に色んなアイテム・色んな技を使いたくなる仕様にしたかった」のだと思うのですが、その結果どの敵も同じ大技連発で倒すようになっちゃうという。
1年に1本ペースで発売されているシリーズなだけあって、システム面は「まだまだ作り込みが足りないような」と思わせるところは多かったです。グラフィックやストーリーは申し分ないし、サブクエストなんかも「あの島に暮らす人々」をしっかり描いていてすごく良かったんですけどね。
現在は、このゲームの3年後を描いた続編
『ライザのアトリエ2 ~失われた伝承と秘密の妖精~』が発売中です。アトリエシリーズで主人公が続投するのは初めてということで、ライザちゃんがいかに大人気だったかが分かりますし、『2』も売上・評判ともにかなりイイカンジだったみたいですね。私は発売日が近かった『サクナヒメ』の方を買ったので買っていません!
こういう人にはオススメ!
少年少女のひと夏の大冒険に胸が躍る人
こういう人にはオススメできない!
独自システムのない「普通のRPG」が遊びたい人(記事:
『ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~』紹介/スーパー美少女と送るひと夏の冒険譚!)
(動画:
本日発売になったばかりの『ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜』の冒頭を実況プレイ!)
↓Obra Dinn↓◇ 『Return of the Obra Dinn』 <
Nintendo Switch、
プレイステーション4、
XboxOne・Series X|S、
Steam、
Humble、
GOG>
<推理アドベンチャー+3D探索>
<画像はNintendo Switch版『Return of the Obra Dinn』より引用> 60名の乗員乗客がいなくなり、無人で戻ってきたオブラ・ディン号の中を「ウォーキングシミュレーター」のように歩き回る推理アドベンチャーゲームです。死体を見つけ懐中時計:メメント・モーテムを使うと、
「まさに死んだ瞬間」の3D空間に行くことが出来るので、オブラ・ディン号の中で起こったことを推理していくというゲームなんですね。
「敵」との戦闘とかはありませんし、アクションゲームが苦手な人でも安心して楽しめると思いますが、3D酔いはかなりキツイゲームだと思います。
白眉なのは、推理パートです。ただボーッと3D空間を眺めるのではなく、そこから60名の乗員乗客がどうなったのか、死んだ場合は死因を、殺された場合は犯人を記述していき、空白だった手記を埋めていかなくちゃなりません。
ポケモン図鑑を埋めていくみたいな感覚で、船内の死体を発見してその「死んだ瞬間」をどんどん記録していくのめっちゃ楽しいのだけど、不謹慎にもほどがある!
インディーらしいアイディア勝負のゲームなんですが、この推理パートの難易度が絶妙ですし。更に、
誰一人「名前」も「安否」も的中させていなかったとしても、ほとんどの「死んだ瞬間の3D空間」にはアクセス出来ますし、エンディングには到達できるのも好きなところです。
手記の完成はあくまでプレイヤーが能動的にやりたくなったらやればイイというだけで、
「何も解かなくてもゲームの大半を体験できるような構造を目指しました。途中で難しすぎると感じても、詰まることなく先へ進められます。」との作者談です。この強要されていない感覚が「自分で推理している」感につながっていると思うんですよね。
こういう人にはオススメ!
断片的な情報からストーリーを読み解ける妄想力の高い人
こういう人にはオススメできない!
レールに沿ったストーリーを楽しみたい人(記事:
『Return of the Obra Dinn』紹介/消えた60人がどうなったのか、君の目で確かめてくれ!)
↓ringfit↓◇ 『リングフィットアドベンチャー』 <
Nintendo Switch>
<フィットネス+コマンドバトルRPG+ミニゲーム>
<画像はNintendo Switch用ソフト『リングフィットアドベンチャー』より引用> 開発部署はちがうので「結果的にそうなった」だけだと思うのですが、
『Wii Fit』シリーズの問題点をしっかりと解消した任天堂の新しいフィットネスゲームです。
『Wii Fit』はたくさんのトレーニング・バランスゲームを「好きなやつを遊んでね!」とした結果、みんな苦手なトレーニングはプレイしなかったと思うんですね。楽なもの・楽しいものばかりが選ばれがちだったのだろうと。
『リングフィットアドベンチャー』はたくさんのトレーニングを「コマンドRPGの攻撃」に置き換えたことで、「青属性の敵に攻撃するには弱点のスクワットが有効だ」とか「敵が5匹並んでいるから、キツイけど範囲攻撃のリングアローをやらなくちゃ」といったカンジに、
苦手なトレーニングも積極的に選ばせるゲームシステムになりました。
レベルアップシステムや新しいトレーニング(攻撃)を覚えるシステムによって、継続すること自体が目的になったし、ゲームにも変化を生んでいます。バランスを量ることが主だった『Wii Fit』のコントローラとちがい、上半身・下半身の運動もしっかりと測定できるリングコンのおかげでトレーニングの幅も広がったし、ありとあらゆる点で『Wii Fit』の問題点が潰されています。
しかし、
長い! そりゃすぐに終わっちゃったらトレーニングにならないだろうけど、
ストーリーもステージも敵も同じようなものが延々と続くので、最初の内は毎日起動していたのが徐々に「2日に1度」「3日に1度」「1週間に1度」とペースが落ちていってしまいがちで。もうちょっとダイナミックな変化が欲しかったかなーと思います。
これは『Wii Fit』のころから言っているのだけど、せっかく「ゲームの世界をジョギングできる」要素があるのだから、他のゲーム―――例えば、『マリオ』とか『ゼルダ』とか『Splatoon』の世界を走れるステージを作ってくれないかなぁ。いや、なんなら『Wii Fit』のウーフーアイランドでもイイですよ。
こういう人にはオススメ!
ゲームきっかけでも体を動かしたい人
こういう人にはオススメできない!
床で寝そべって運動するようなスペースがない人↓rune↓◇ 『ルーンファクトリー5』 <
Nintendo Switch、
Steam>
<3DアクションRPG+牧場シミュレーション>
<画像はNintendo Switch用ソフト『ルーンファクトリー5』より引用> ニンテンドーDS→ 3DSと展開されていた人気シリーズの9年ぶりの新作でした。
元々は1996年からスーパーファミコンを始めとした様々な機種で展開されている『牧場物語』というシリーズがあり、そこにRPGのような世界観のアクションRPGと融合させたのが2006年のシリーズ1作目『ルーンファクトリー -新牧場物語-』でした。シリーズ初期はバグの多さが批判されることも多かったのですが、2009年の『3』、2012年の『4』は非常に完成度が高く、評判もムチャクチャ良かったです。
しかし、その後に開発会社だったネバーランドカンパニーが経営破綻し、シリーズはしばらく音信不通となっていました。そこからようやく出てきた待望の新作だったのですが……
(ナンバリングタイトルは)2Dだったシリーズが3Dになったせいなのか、
マップを切り替えるだけでもものすごいロード時間がかかるため、自室に戻って持ち物を変えたりセーブしたりすることすら面倒になってしまうなど、期待していた分だけガッカリするところも多かったです。
ゲームとしては、一つの拠点があってそこから様々なダンジョンに向かって攻略していくアクションRPGです。ただし、アクションの腕前だけでなく、「農作業」「素材を使って武器や防具や料理を作る」「モンスターを仲間にして世話をする」「住人と仲良くなって一緒に戦ってもらう」といった要素をしっかりやっておくとかなり楽に進める(していないと結構キツイ)バランスで、
最終的に私は序盤で仲間にした鶏や蜂がラスボスを蹂躙してくれて、
私自身はほぼ逃げ回って回復魔法を唱えるだけのプレイになっていました(笑)。
この緩さこそが『ルーンファクトリー』の魅力だと思うし、決して「シリーズの魅力を引き継げなかった駄作」ではないと思うんですよね。「素材をたくさん集めて」「合成して新しいアイテムにして」「売る・もしくは使う」みたいなゲームが私は大好きなのですが、それらのゲームの中でも『ルーンファクトリー』は別格に各要素が絡まっていると思いますし。
あと、11月のアプデで、海外での発売に合わせて「同性婚」が出来るようになったそうです。
最初から入れてくれよ! 今更、女主人公にして最初からやり直す気にならないし……
こういう人にはオススメ!
ファンタジーの世界に住みたい人
こういう人にはオススメできない!
頻繁に挟まるロード時間が耐えられない人(動画:
【本日発売】『ルーンファクトリー5』の序盤だけ実況(ネタバレあり))
(動画:
【1年目・春の19日~】軌道に乗ってきたころの『ルーンファクトリー5』での日常を見せる実況(ネタバレあり))
↓oink↓◇ 『レッツプレイ!オインクゲームズ』 <
Nintendo Switch、
Steam、
iOS、
AndroidOS>
<パーティゲーム集+オンライン対戦>
<画像はNintendo Switch用ソフト『レッツプレイ!オインクゲームズ 』より引用> アナログゲームの制作・販売をしているオインクゲームズが、
自社のアナログゲームをコンピューターゲームにした上で「オンラインプレイ対応」にして発売したゲーム集です。オンライン対戦が可能で、クロスプラットフォームにも対応している上に、
今後のアップデートで1人所有者がいれば無料のスマホ版とでもオンライン対戦が可能になるらしい……神なの?
収録されているのは、『海底探険』、『エセ芸術家ニューヨークへ行く』、『スタータップス』、『月面探険』、『この顔どの顔?(アナログゲームの名称は『がんめんマン』)』、『藪の中』、『ファフニル』の7つで、有料DLCで『SCOUT』が追加できます。スマホ版は基本無料で『海底探険』のみ遊べて、残りは1つ650円ずつの追加購入となっています。
私がプレイしたのは、『海底探険』、『エセ芸術家ニューヨークへ行く』、『スタータップス』、『この顔どの顔?』、『藪の中』の5つなので、簡単にですが1つ1つ感想を書いていきます。
『海底探険』は、一見するとシンプルな「すごろく」なんですが限られた
酸素を使いきる前に帰還して「お宝を持ち帰る」ことが目的のゲームです。欲張ってお宝をたくさん持つと足が遅くなって帰還が難しくなるのと、その分だけ全員分の酸素を消費してしまうというのがミソですね。ラウンドが進むごとに高得点が取りやすくなる設計も見事、すごく面白かったです。
『エセ芸術家ニューヨークへ行く』は、全員共通のお題で絵を描き始めるのだけど、ランダムで選ばれた1人
お題を知らされていない「エセ芸術家」が混じってしまいます。「芸術家」は「誰がお題を知らずに描いているエセ芸術家なのか」を投票して当てれば勝ちで、「エセ芸術家」は自分が「お題を知らずに描いている」とバレなければ勝ちだし、仮に投票で当てられてもお題が何かを言い当てれば逆転勝利となります。
ということで、
「人狼」系のゲームなのだけど、とことんまでハードルを下げてみんなでワイワイゲラゲラ遊べるゲームになっていますね。何十時間もやり込めるほど底は深くないだろうけど、パーティゲームとして優秀だと思います。
『スタータップス』は、ちょっと複雑だけど「○○みたい」とは言えない独特の面白さを持ったゲームです。6種類の企業のカードは「全部で5枚の企業」「全部で6枚の企業」「全部で7枚の企業」「全部で8枚の企業」「全部で9枚の企業」「全部で10枚の企業」とあって、
それぞれのカードを集めて独占していきます。ゲームが終わった時、手持ちの企業カードが「多数派」を占めていられれば残りのカードを持っている人からコインを徴収できる、逆に「少数派」のまま最後まで行くとコインをごっそり取られるという。
私は1回しかこのゲームをプレイしていないので、ゲームの本質を理解したときにはもう終わってしまったのですが、ムチャクチャ奥が深くて駆け引きが熱いゲームだと思います。もう1回4人集まって遊びたい!
『この顔どの顔?』は『はぁって言うゲーム』系のゲームで、お題を出された人がパーツを自由に組み合わせて顔を作り、それ以外の人は「どんなお題だったか」を6つの中から当てるゲームです。
ものすごく分かりやすいルールで、ゲームが上手くなくても楽しめる(むしろ下手な人が混じっていた方が面白くなる)上に、傍から観ているだけの人でも面白い最高のパーティゲームです。
『藪の中』は、芥川龍之介の『藪の中』に引っかけたタイトルの推理ゲームです。「3つの容疑者の中から一番大きい数字を選ぶ」だけなんですが、
各プレイヤーごとに得られる情報がちがうため、「俺が見た情報だったら絶対こいつが一番大きい数字なのに、どうしてあの人はこっちを選んだんだろう」と推測していくのが楽しいゲームです。分かりやすいのに奥深くて、延々と遊んじゃう……
【初めての人でも遊べる分かりやすさ】 『この顔どの顔?』>『エセ芸術家ニューヨークへ行く』>『海底探険』>『藪の中』>『スタータップス』
【ずっと遊んでいられる奥深さ】 『スタータップス』>『藪の中』>『海底探険』>『この顔どの顔?』>『エセ芸術家ニューヨークへ行く』
ゲームに慣れていない大人数でも遊べるゲームもあれば、4人でガッツリ長時間遊べるゲームもあって、トンデモない沼ですよコレ。どんだけ時間があっても遊び足りない面白さ!
ただ、Steamの評価を見ると「野良ではオンラインに人がいない」みたいに書かれているので、オンラインでもオフラインでもイイからいっしょに遊んでくれる友達がいないとどうしようもないゲームなのは仕方ないですね。
こういう人にはオススメ!
独自性の高いパーティゲームを遊びたい人
こういう人にはオススメできない!
いっしょに遊んでくれる仲間がいない人(動画:
【丹賀まことさんの配信にオジャマしました】みんなでワイワイ『レッツプレイ!オインクゲームズ』遊んだ記録)
(動画:
【視聴者参加型】『レッツプレイ!オインクゲームズ』を集まった人達で遊ぶ!)
↓rocket↓◇ 『ロケットリーグ』 <
Nintendo Switch、
プレイステーション4、
XboxOne・Series X|S、
Epic Gameストア>
<スポーツ+オンライン対戦>
<画像はNintendo Switch版『ロケットリーグ』より引用> 特に海外ではeスポーツの代表作と言われる作品が、つい最近(2020年9月)基本無料化されたので1週間がっつりプレイ→ ボイスチャットをつないでオンラインでフレンド達とワイワイ遊んでみました。
一言で言うと
「自キャラが車のサッカーゲーム」で、サッカーが本来持っていた「足しか使えないから思ったようにボールを扱えないもどかしさ」をしっかりゲームに落とし込んでいるんですね。初心者がわらわらとボールに集まって、でも誰もマトモにボールに触れない様は「小学生のサッカー」みたいでめっちゃ笑えます。
でも、サッカーが世界中で親しまれるようになると「足だろうが自在にボールを扱えるのが当然」のスポーツになっていったように、『ロケットリーグ』も上手い人は車もボールも自在に扱うんですよ。思った方向にボールを飛ばすし、空中でしっかりボールを捉える。
初心者と中級者の間にものすごい溝があって、初心者がラッキーで勝てるようなゲームではないんですね。だからこそeスポーツで扱われるってことなんでしょうけど。
なので、実況で遊んだときも8-1みたいなスコアばかりになってしまって、「これはもう自分にはイイかな……」と起動しなくなっちゃいました。同じくらいの実力の人が集まって遊ぶには最高なんですけどね。
こういう人にはオススメ!
真剣に「上達」を目指してゲームを遊ぼうって人
こういう人にはオススメできない!
遠近感がつかめない人(動画:
初心者だけど『ロケットリーグ』みんなで集まって遊ぼうぜ実況!)
↓1-2↓◇ 『1-2-Switch』 <
Nintendo Switch>
<対戦専用パーティゲーム+ミニゲーム集>
<画像はNintendo Switch用ソフト『1-2-Switch』より引用> ジャイロセンサー、HD振動、モーションIRカメラ、そしておすそ分けプレイといったNintendo Switchのコントローラー:Joy-Conを活かしたミニゲームが28コ入っているゲーム集です。基本的には「対戦専用」だと思いますし、2人対戦とはいっても「同じ人と何十回と遊ぶ」だけならすぐに飽きてしまうでしょうから、
ホームパーティや親戚の集まりなどで「大人数の中から交代交代で遊ぶ」ことが想定されたゲームだと思われます。
その最大の特徴は「テレビ画面を見て遊ぶ」のではなく、「対戦相手を見て遊ぶ」ことにあります。Wii Uが「2画面を活かしたゲーム」を出してきたと思ったら、次のNintendo Switchではまさかの「0画面のゲーム」ですよ(笑)。
でも、ゲームという「遊び」は、「ゲーム画面の中」ではなく「画面の前に集まっている人達の間」にあるんだという横井軍平さんのイズムを感じられたのは嬉しかったです。「ソーダ」みたいに勝ち負けも何もあったものじゃないゲームも入っているのが好きです。パーティゲームとはこうじゃなければ。
こういう人にはオススメ!
大人数が集まって一緒に何かを遊ぶという機会のある人
こういう人にはオススメできない!
1人で遊ぶゲームを探している人(記事:
『1-2-Switch(ワンツースイッチ)』全28ゲームを動画付きレビュー!)
(動画:
ゲームが下手な人が、友達と『1-2-Switch』を真剣対戦!-1(ログ))
以上です。
今年「
New!」になったのが12本で、去年までのと合わせて
Nintendo Switchで遊んだゲームがちょうど100本になりました! というか、この記事を書き始めて100本なことに気付いたので、区切りがイイから新たなゲームを始めなかったほど(笑)。
去年は25本増えたのに対して、今年増えた量は12本と半減しましたが……案の定『Slay the Spire』クリアに半年かかり、Switchのゲームじゃないですが『Vampire Survivors』を3ヶ月かけて遊び、『ダンジョン・ウォーフェア』を4ヶ月プレイしていたため、時間がかかるゲームを始めちゃうとしょうがない! 来年は積んでいる「癸生川」シリーズをまとめてプレイして本数を稼ぐかな!
とりあえず区切りのイイ数字まで行けて良かったです!
7年目のNintendo Switchにも期待しています!





VIPな5まとめっさん(11/28)
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