『Unrailed!』1stインプレッション/出来ることはシンプル!なのにいろんなハチャメチャが起こる協力アクションゲーム
私がソフトを持っていれば、ソフトを持っていないフレンドとも「ローカルマルチのモード」をオンライン越しに一緒に遊べるというこの神機能―――これを使って4人でゲームをプレイしながら、Discordでワイワイ喋りながら、その様子を生配信するのも無事に成功しました。
参加してくださった方々の話によれば、多少画面が乱れることもなかったワケじゃないけれどゲームが遊べないほどではなくて、ラグもほとんど感じなかったとのことです。しかも、あまりスペックの高くないPCで大丈夫かなと言っていた人も無事に遊べたので、ホスト側のPCのスペックさえ十分ならゲスト側のPCに求めるスペックはそこまででもないみたい。すごい時代だ……
参加して下さった皆様、ありがとうございましたー。
今回は惜しくも参加できなかったという人も、Steam「Remote Play Together」を使った実況をまたやりたいですし、『Unrailed!』もアーリーアクセス版なのでモードなどが追加されたらまた遊ぼうと思っています。その時は参加してください!今回は遊ぶ余裕もなかったけど「2vs.2のバーサスモード」もいつかやってみたいですね。
『Unrailed!』
・発売:Daedalic Entertainment、開発:Indoor Astronaut
・公式サイト
Setamアーリーアクセス版:2019年9月10日発売
・協力アクション
・セーブ方法:チェックポイントごとに中断セーブすることが可能みたい
◇ 方向キー+2ボタンと、プレイヤーに出来ることはシンプル
ということで、ここからはそのテスト配信で遊んだ『Unrailed!』を紹介していきます。一番下の難易度を、4人協力プレイのモードで2時間遊んだだけですが、ムチャクチャ楽しかったんで推していきたいです!
このゲームはスイスの学生ベンチャーIndoor Astronautが開発したゲームで、現在はまだ「完成版」ではない「アーリーアクセス版」です。現在の価格は1980円ですが、「完成版」になったらもうちょっと上がってしまうそうなので、「アーリーアクセス版」を買っておいて「完成版」を待つというのも手かも知れません。
パブリッシャーはDaedalic Entertainmentというドイツの会社なのですが、中国展開だけはパブリッシャーがあのビリビリ動画だそうです。現在のところの日本語ローカライズはちょっと怪しいところもありますが、遊べないほどひどい翻訳ではないと思います。

<画像はSteam版『Unrailed!』より引用>
このゲームは2~4人で遊べる「協力アクションゲーム」で、現在のところは1人用のモードはありません。ローカルマルチもオンラインマルチも対応していて、私達は「Remote Play Together」でローカルマルチのモードをオンラインで遊びました。「エンドレスモード」「クイックモード」、更には2vs.2で遊ぶ「バーサスモード」もあるみたいです。
最大4人で料理をする『Overcooked』に代表される「ハチャメチャな協力アクションゲーム」は最近のブームですよね。マルチタスクをみんなで手分けしなくちゃいけないのに、味方プレイヤーに当たり判定があるので声をかけあわないとジャマになっちゃったりするワチャワチャ感が楽しいゲーム達です。
最近Nintendo Switchでも出たリフォームゲーム『Tools Up!』、Stadiaの(時限?)独占タイトルとしても話題になった引っ越しゲーム『Get Packed』、任天堂が出した救助ゲーム『ストレッチャーズ』などなど……「これ、一人で遊んだらただの仕事だよね?」という作業をみんなでワイワイ遊べば楽しいというジャンルのゲームが最近は人気なんです。
この『Unrailed!』も、言ってしまえばそのジャンルのゲームです。
勝手に走り続ける列車に、線路を継ぎ足していってゴールまで導く―――その「材料」を作って、運んで、道を切り開くのを最大4人で分担していくゲームです。

<画像はSteam版『Unrailed!』より引用>
線路が出来ていないところまで列車が進んでしまえば、列車が崩壊してゲームオーバー!ちなみにプレイヤーキャラも爆発に巻き込まれたりすると砕け散って死にますが、プレイヤーキャラは『スマブラ』みたいに上から降ってきて復活します。人間は補充できるが、列車に替えはないのだ!
「えー、なんか難しそう」と思った人もいるかもですが、この手のゲームで大事なのは「今日初めてこのゲームに触った人もすぐに遊べるシンプルさ」なので『Unrailed!』もとてもシンプルな操作しか求められません。
・方向キー(アナログスティック)で移動
・Aボタンでモノを持つ/置く
・Bボタンでダッシュステップ
※ Aボタン・BボタンはXbox Oneコントローラ準拠で、PSコントローラの場合は×ボタン・○ボタンになります
これだけ。
「ダッシュステップ」はうっかり忘れちゃうくらいの存在感なので、ほぼ「方向キーとAボタンしか使わないゲーム」と言ってイイかも知れません。
・Aボタンで斧を持って木の横に立つとオートで斬って木材にしてくれる。ピッケル(つるはし)を持って岩の横に立つとオートで崩して鉱石にしてくれる。
・木材や鉱石もAボタンで持って運んで列車に載せると、線路ができるので、それもAボタンで持って運んで今ある線路に継ぎ足していく。
・水が切れると列車が燃えるので、バケツで川から水を汲んできて水を補充したり火を消したりもする。
プレイヤーが出来ることもこれくらい。
素材を作る、それを列車に運ぶ、作られた線路を継ぎ足す―――ずっとこれの繰り返しです。
なのに飽きないのは、このゲームが「延々と走り続ける列車とともに進むゲーム」だからです。木がどこにあるのか、岩がどこにあるのか、道はどれくらい狭いのか、水場は確保されているのか、自動生成によって作られたマップによって毎回ちがうプレイフィールになり、そこに「夜は視界が狭い」とか「モノを盗む敵キャラが出てくる」とか「動物が道を阻む」などの要素が絡まってくる。列車が進めば進むほどいろんなことが起こるんですね。

<画像はSteam版『Unrailed!』より引用>
出来ることはシンプルなのに、適度なランダム要素によっていろんなハチャメチャが起こる―――それによって「もう1回!」「もう1回!」と何度も遊んでしまう中毒性は、「落ちものパズルゲーム」とか「ローグライクRPG」とかに通じるものがあるかも知れません。
Steamのレビューなんかを読むと「気づいてたら朝になってた」みたいな人も少なくないのだけど、協力アクションゲームでこの中毒っぷりはヤバイ!1人用のゲームに比べて、次の日に寝不足な人が4倍になる!
◇ 改善点は「視認性の悪さ」かなぁ
不満点というか、今後改善してほしいところを言うなら「キャラやオブジェクトの見づらさ」ですかね。

<画像はSteam版『Unrailed!』より引用>
これはこっちのプレイ環境、生配信で遊ぶために「画質を落として」「ウィンドウサイズで」プレイしているという理由もあるのですが……「木材」と「鉱石」の見分けが難しかったり、4人でワチャワチャ動き回っていると自キャラがどこにいるのか分からなくなったりということが多々ありました。
「プレイヤーキャラの名前を表示しない」のはこのゲームのポリシーなのかも知れませんが、「1P」「2P」「3P」「4P」などの表記を頭上に付けてくれるだけで遊びやすくなると思うし、今オレの道をふさいでいるのが誰かも分かりやすくなると思います(笑)。
このゲームがどこまで行くのを目指しているのかは分かりませんが、例えば家庭用ゲーム機に移植されてNintendo Switchで発売なんかされた場合、携帯モードやテーブルモードで遊ばれるってことを考えると「小さな画面でも見分けが付くように」しておくのは大事だと思うんですね。

<画像はSteam版『Unrailed!』より引用>
これは不満点というほどではないですけど……
エンドレスモードでは駅に着くたびに獲得したボルトを消費して列車をパワーアップ出来るのですが、「幽霊ワゴン」が強すぎではとは思いました。一番下の難易度を2時間遊んだだけなので、上の難易度にしていくとまた別の難所が出てきたりするのかもですが。
まぁ、4人でワチャワチャ遊ぶゲームなので、これらの不満点もワチャワチャの中に入って楽しいとも思うんですけどね。2000円近い価格にボリュームが合っているのかは人によって意見が分かれるでしょうが、(オンライン越しであっても)一緒に遊ぶ仲間がいるのなら是非是非オススメしたい1作です。
このゲームを遊ぶきっかけをくれたSteam「Remote Play Together」には感謝です!
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