10時間以内に終わるオススメの3DSダウンロードソフトを紹介します!
「短く終わるゲーム」の需要はどのくらいあるのか?
【アンケート結果】「短く終わるゲーム」の需要はどのくらいあるのか?
ソーシャルゲームとか、オープンワールドのゲームとか、「そのゲーム1本あれば永遠に遊んでいられる」みたいなゲームが主流になりつつある中で。
だからこそ、その息抜きとして週末にちょっと遊んでクリアまでいけるような「10時間以内に終わるゲーム」を紹介する記事の需要があるんじゃないかとアンケートを取り、オススメの3DSダウンロードソフトや3DSバーチャルコンソールのソフトを教えてもらって、実際に自分でプレイして面白かったものを紹介しよう!という企画を行っていました。
予定では、この記事は2016年の5月か6月に書くはずだったんですけど……
オススメされたゲームが予想以上に多くて、全てプレイし終えるのに2017年の10月までかかってしまいました(その間に配信終了になってしまってプレイ出来なかったものも1本ありました……サーセン)。
正直、今「3DSのオススメソフト」なんて記事を書いて誰が読みに来るんだろうとは思うのですが……オススメのソフトを教えてくださったたくさんの人のためにも、ケジメとして書いておこうと思います。
紹介を始める前に、注意点が2つあります。
「10時間以内に終わる」というのはエンディングまでが目安です。その後のやりこみ要素をコンプリートしようとするともっともっと時間がかかるゲームもあります。あとまぁ、当然ながらプレイヤーの腕によってクリア時間は前後することもあろうと思います。
もう一つは、「3DSのダウンロードソフト」というのは募集したときの条件なので、3DS以外の機種でも遊べるゲームもたくさん含まれています。なるべく出ている機種は網羅しようと思っているので、「3DS持っていないよー」という人や、「3DS以外でも遊べるならそっちで遊びたいな」という人は参考にしてください。
◇ 『スチームワールド ディグ』
3DS:800円
Wii U:800円
PS Vita:800円
PS4:800円
Steam:980円(日本語訳はない)
まずは、海外ではつい最近『2』が発売になって、日本でも近々Nintendo Switch版『2』がフライハイワークスから発売されることが発表されている『スチームワールド ディグ』の1作目です!
Nintendo Switch版の話を聞いて「『2』が発売とか言われても『1』やっていないしなー」なんて思っていた人がいましたら、『1』も10時間もあればクリア出来ちゃうんで週末にでもサクッとプレイしちゃいましょう!

<画像はニンテンドー3DS版『スチームワールド ディグ』より引用>
ゲームのジャンルは「2D探索アクション」です。
敵との戦いもないことはないけれど、ゲームの肝は「地面」や「壁」をつるはしで掘って進む探索要素です。例えば、上のスクショに写っている地面は、ほとんどがつるはしで掘れてしまいます。しかし、掘れるのはもちろん「自分の手の届く」上下左右のマスだけですし、壁は登れますが壁を登りながら掘ることは出来ないので、考えなしに掘っていたらもう戻れなくなっているみたいなことも起こりかねません。
自由なルートを進むことが出来るからこそ、しっかり考える必要があるんですね。

<画像はニンテンドー3DS版『スチームワールド ディグ』より引用>
ゲームの流れは、「洞窟の中に潜る」→「資源を町に持ち帰る」→「町が復興して主人公もパワーアップする」→「次に洞窟の中に潜った時に有利になる」→「更に色んな資源を町に持ち帰られるように」→「更に町が復興して主人公もパワーアップしていく」というのを繰り返していきます。
『不思議のダンジョン』シリーズを思い浮かべる人もいるかも知れませんが、こちらの特徴は「一度掘った部分は次に潜った時もそのままになっている」というところです。テキトーに掘っていると帰り道が面倒になったり、逆にしっかりと帰りやすいルートを確保して掘っておけば次に潜った時の時間短縮になったりもします。
難易度はそれほど高くなく、お値段やクリアまでの時間などを考ると、「探索ゲーム初心者に探索ゲームの面白さを伝える」のにふさわしい1作だと言えます。
「探索ゲーム」にとって、「フィールドの広さ」は「ボリューム」とほぼイコールになるのですが、数百円のダウンロードソフトに例えば『ブレスオブザワイルド』のような広大なフィールドを作れといっても不可能でしょうし、全部のゲームが『ブレスオブザワイルド』のようなゲームになられたら遊ぶこっちだって疲れてしまいます。
『スチームワールド ディグ』のすごいところは、「それほど広くないフィールド」が土に埋まっていることによって、それを掘り進む過程では「広く」感じるし、帰り道は既に掘ってあるのでポンポンとスムーズに帰れるところにあります。「ボリューム」と「密度」と「テンポ」が良いバランスでまとまっている傑作です!オススメ!
◇ 『アートオブバランス タッチ!』
3DS:510円
Wii U:800円
私がプレイしたのはWii U版です。
Wii U版はグラフィックが強化されただけでなく、多人数で遊べるモードやオンライン対戦モードなんかが追加されていますが、1人用の「アーケードモード」は同じ全200ステージみたいです。
<動画はWii Uソフト『アートオブバランス』より引用>【テスト】アートオブバランス面白い。 pic.twitter.com/mFoLYIMqrv
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年11月1日
私がWii U版を選んだのは、キャプチャーボードを買ったばかりの時期で「据置ゲーム機なら動画も録れるからイイな」という理由でした。おかげで今日こうして紹介に動画が使えるのだからありがたい。
ゲームのジャンルは「バランス系パズルゲーム」です。
3DSやWii Uのタッチパネルを活かして指定されたブロックを全て配置して、3カウント維持できればステージクリアという分かりやすいルールになっています。「タッチパネルを活かして」と書きましたが、アナログパッドやWiiリモコンのポインターなどでも操作できます(Wii U版の多人数モードはWiiリモコン必須)。
物理演算が使われているゲームなため、いわゆる「作り手が想定した解法を考える」タイプのパズルゲームというよりかは、「作り手も考えないようなラッキーな解法」も存在するタイプのパズルゲームです。そのため、「多分このやり方は正式な解法じゃないと思うけど、なんか3カウント持ちそうだ!頑張れ!3カウント持ってくれ!」みたいに祈ることも多々あります。
『ブレスオブザワイルド』の祠の謎解きが、「この解法を考えたのは俺だけじゃないのか?」とニヤリと出来るのに似た面白さがあります。
ものすごいシンプルなルールですから「似たようなステージばかりが200続くんじゃないの?」と思われるかもですが、ブロックの出る順番に縛りがあったり、指定の高さまで積み上げなければならないステージがあったり、「重さ制限ブロック」や「反重力ブロック」といった特殊なブロックや土台があったりで、非常にバラエティ豊かな全200ステージとなっています。
難易度は決して低くないと思いますが、パズルゲーム好きなら黙々とプレイしてしまうゲームとなっていてオススメです!
◇ 『魔神少女 エピソード2 願いへの代価』
3DS:800円
Steam:980円
前作にあたる『魔神少女 -Chronicle 2D ACT-』も様々な機種で発売されていますが(3DS、Vita、Steam)、完成度の高さや初心者への間口の広さが比べ物にならないので私は『エピソード2』をオススメします!
一応ストーリーは前作の続きではあるみたいですが、アクションゲームですし、前作のストーリーを知っていようがいまいがあまり関係ないかな……と思いますし。

<画像はニンテンドー3DS版『魔神少女 エピソード2 願いへの代価』より引用>
ゲームのジャンルは、ショットを撃って相手を倒していく『ロックマン』タイプの「2Dアクション」ゲームです。各ステージのボス敵を倒すと、そのボスの武器が特殊攻撃として使えるようになるところも一緒です。
前作『魔神少女 -Chronicle 2D ACT-』はそれを使うために「強化スロット」のゲージを消費していたのでせっかく手に入れた特殊攻撃が気軽に使えなかったのが、今作『魔神少女 エピソード2 願いへの代価』は全武器共通のキャパシティの消費量が変わるだけなので、様々な特殊攻撃が気軽に使えるようになって遊びの幅が格段に広がりました。
その他、キャラクターカスタマイズの幅が広がったり、「マジックアイテム」というステージ内で使えるアイテムが買えるようになったり、難易度設定のデフォルト位置が「NORMAL」から「CASUAL」に変わって更にその下の「VERY×2 EASY」が追加されたり、キャラクター同士の会話が聞ける「アフタートーク」が追加されたり……『2』の完成度を知っていると、もう前作には戻れません!


<画像はニンテンドー3DS版『魔神少女 エピソード2 願いへの代価』より引用>
キャラ同士の会話のスクショを用意しようと思ったら、なんだかTwitterで面倒な人に絡まれたときに使えそうな画像ばかり集まる。


<画像はニンテンドー3DS版『魔神少女 エピソード2 願いへの代価』より引用>
このド派手な超必殺技「リベンジマジック」は、敵からのダメージが蓄積されると使える最後の切り札なのですが……前作は敵からダメージを喰らった時のペナルティが大きくて、「ボス戦までたどり着いたら1回死んで丸腰のまま戦う」みたいのが多かったんですよね。今作も「EXPERT」の難易度では割とそうなるのですが、ダメージを喰らった分だけ「リベンジマジック」が使えるというのがデカイ!やられた分だけ有利になる要素があるのは、アクションゲームが不得手な人には心強いですからね。
前作はどうしてもガチな2Dアクションゲーマーじゃないと楽しめない部分も多かったですが、今作は幅広く誰にでも楽しめる2Dアクションゲームに変貌しました!オススメ!
(関連記事:間口を広げ、遊びの幅も広がった!『魔神少女 エピソード2 願いへの代価』1stインプレッション)
◇ 『王国の道具屋さん』
3DS:800円
元々はスマホ用のゲームとして2作が出ていたシリーズなんですが(1作目、2作目)、3DS版は1作目と2作目の要素を合わせた上に、グラフィックもサウンドも一新され、バトルシステムや合成システムも改良された上に、3DS版ならではの要素を加えられているそうなので……もはや「完全新作」と呼んでも過言ではないと思って、別作品扱いにしました。


<画像はニンテンドー3DS版『王国の道具屋さん』より引用>
ゲームのジャンルは「放置型経営シミュレーション」です。
「アトリエ系」と呼ぶべきかなのか、『○○のアトリエ』シリーズや、『牧場物語』『ルーンファクトリー』、フリーゲームで言えば『レミュオールの錬金術師』とか……“冒険者を雇って一緒に素材を取りに行く→取った素材をそのまま売ってもイイし、合成して売ってもイイし→そうやってお金を稼いで店を大きくしたりクエストをこなしていったり”というゲームになっています。
この作品ならではの特徴としてはゲームを遊んでいない時間も商品棚に商品を置いておけばお客さんが買ってくれるので、「バンバン売れる商品は自分がしっかり店を見ている時に並べて」「この商品とこの商品は高額で売れにくいから今日の最後に棚に並べていれば、明日までに売れているかも」といったカンジに、どの商品をどのタイミングで並べるかに「現実の時間」の要素が絡んでくるところがあります。
これがね……「お店の棚に並べる商品をそろえてから寝よう」とか「昨日並べたあの商品、売れてるかな?」といったカンジに、ついついゲームをやめられないし、ついついゲームを起動したくなる要素になるんですね。恐ろしい中毒性!

<画像はニンテンドー3DS版『王国の道具屋さん』より引用>
アイテムの採集は冒険者を雇って向かいます。
冒険者を雇うのにもお金がかかりますが、主人公は戦う能力が皆無で、冒険者が全滅すると撤退しなくてはならないので、なるべくたくさん雇った方が長く採集できます。

<画像はニンテンドー3DS版『王国の道具屋さん』より引用>
こんなカンジに、冒険者が敵と戦っている後ろで敵が落とす素材を主人公がせっせと回収するという。ガチなアクションゲームというワケではありませんが、「攻撃モードと防御モードの切り替え」や「必殺技を使うタイミング」、「素材を回収するためのダッシュの使いどころ」とリアルタイムに進行するバトルの見極めはなかなか忙しくて楽しいです。

<画像はニンテンドー3DS版『王国の道具屋さん』より引用>
採ってきた素材はそのまま売ってもイイのだけど、合成してより良いアイテムにして売ることも可能です。
それぞれのアイテムには「幾つ売るとボーナスでステータスがアップします」みたいな要素もありますし、町の人々から「こういうアイテムが欲しいんだけど作れません?」みたいな注文が来たりもします。
私はこの手のジャンルのゲームが大好物なのですが、この手のゲームはどうしてもプレイ時間が膨大になりがちで気楽に手が出せないというのがネックです。
そうした中、この『王国の道具屋さん』は各要素がコンパクトにまとまっていてテンポも良いため、エンディングまでは10時間かからない程度のボリュームですし(やりこみ要素もプレイするとその倍以上はかかりますが)、この手のジャンルのゲームの魅力を伝えるには最適な1本となっています。
この手のジャンルのゲームを「なんだか大変そうなゲームだなー」と手を出してこなかった人にも、オススメです!
◇ 『ハコボーイ!』
3DS:680円
※3作セットのパッケージ版も出ています
私の大好きなジャンル「アクションパズル」から1本選ぼうと考えた際、人生ベスト10に入れるくらいに大好きな『ラビラビ外伝』と『ハコボーイ!』のどちらにするか悩んだのですけど……今回の記事は「それぞれのジャンルに触れてこなかったような人にも薦められる万人向けなソフト」を選んできているので、こちらを選びました!
なので、シリーズは3作出ていますが……「シリーズ未経験者はこちらから」ということで1作目をオススメします!

<画像はニンテンドー3DS版『ハコボーイ!』より引用>
ゲームのジャンルは「2Dアクションパズル」です。
主人公のキュービィは1マス分しかジャンプ出来ないから、こんな高さの段差は登れません。そこをどうするかというと……

<画像はニンテンドー3DS版『ハコボーイ!』より引用>
こんな風に「ハコを出す能力」を使って、通常ではたどり着けない場所にたどり着く方法を考えるというゲームなんですね。1つのステージに「考えるポイント」が3~4箇所あって、そうしたステージが大体6~7つくらいずつ1つのWORLDに入っていて、そのWORLDがたくさんある……という「ステージクリア型のアクションパズル」になっています。

<画像はニンテンドー3DS版『ハコボーイ!』より引用>
各WORLDごとに「こういうギミックを使ったWORLD」といった特色があり、これは私が一番のお気に入りだった「横一列ブロックを揃えると消える」というギミックです。テト・・・テトリ……
WORLDには大体6~7つくらいずつステージが入っていますから、順番にプレイしていくと「そのギミックを使った謎解き」が入門・発展・応用・仕上げといったカンジに楽しめるようになっています。最初は「ふんふん、なるほどこんなカンジか。簡単簡単♪」だったものが、「むむっ!?」となって、「どうすればイイんだこれは……」と最後には唸らせる。
とは言え、全体的にはポンポン進んで時々悩むくらいの難易度になっていますから、アクションパズルゲーム初心者にも「謎を解く気持ち良さ」がテンポ良く楽しめると思います。
キュービィが穴に落ちたり、クイックリトライをしたりしても、「ステージの最初から」やり直しではなくて、「すぐそこから」やり直しになるというのもイイところです。その分、『ラビラビ』シリーズのようなステージ全体を使った大掛かりな謎解きはないのですが、あちらは1ミスで「また最初からやり直しかー」となるのでアクションパズル初心者には心折れてしまうかもって思うんですよね。
『ハコボーイ!』でアクションパズルの面白さを知った人が、「次の1本」としてもっと手ごわい『ラビラビ』シリーズを手に取ってもらえればイイんじゃないかなと思います。『ハコボーイ!』もやりこみ要素をやろうとすると半端なく手ごわくなりますけど……
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以上、5本です。
全然ちがうジャンルのゲームから選びましたが、「そのジャンルに馴染みのない人でも楽しめるであろうエントリータイトル」を選んだつもりです。それはまぁ、私が「ゲームが下手」なので「難しいゲームは嫌いだ!」となっちゃうからというのもありますが(笑)。
今回紹介した5本は、いずれも私が自信を持ってオススメする5本ですし、今日の記事で使うスクリーンショットを撮るためにちょっとだけプレイし直したら「やっばい!超面白い!また最初からやり直したくなってきた!」と夢中になって遊んでしまうような5本でした。
5本の内、『アートオブバランス(タッチ)』『魔神少女エピソード2』『ハコボーイ!』の3本は無料体験版も出ているみたいですね。興味があってもなくても、とりあえず体験版だけでも遊んでみましょう!
最後になりましたが、1年9ヵ月前の記事にて「10時間以内に終わる面白いゲーム」をオススメしてくださった方々や、1年9ヵ月の間「Twitterのアンケート」に協力してくださった方々に、本当にありがとうございましたと言いたいです。
色んなゲームをプレイするイイ機会になりましたが、流石にクッタクタになったので「他の機種でもやります!」とは言えませんね……(笑)。Nintendo Switchでやったら読んでくれる人も増えそうですけど、私の体力が持ちませんし!お金もありませんし!
この1年9ヵ月の間に恐ろしいほど増えた積みゲーを、しばらくは消化していく日々を過ごそうと思います。
| ゲーム雑記 | 17:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
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