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私達の認識範囲が「家族」から「学校」へ―――『水星の魔女』が見直した「アタリマエ」

※ この記事は『機動戦士ガンダム 水星の魔女』第5話「氷の瞳に映るのは」までのネタバレを含みます。閲覧にはご注意下さい。

 10月から始まった、ガンダムシリーズ最新作のアニメ『水星の魔女』がムチャクチャ面白いです。
 “シリーズ最新作”とは言いましたが、今までの作品と世界観やキャラクターはつながっていないので、これまでのガンダムシリーズを1本も観たことがない人でも楽しめますので安心して観ましょう!


 というのも、この『水星の魔女』という作品―――
 バンダイナムコフィルムワークスのプロデューサー岡本拓也さんによると、「今の若者はガンダムを観ない」「そんな若者達にガンダムを見せるためには」という認識からスタートしているみたいなんですね。例えば、このインタビューです。

<以下、引用>
――学園を舞台として始まるのも、そういったターゲットを意識したところがあったのでしょうか?

岡本「これまでも学校が登場するガンダムはありましたが、少年兵からスタートするとか、初手からシリアスな作品が多かったと思います。
 今回の『水星の魔女』も、ストーリーを考える上で何回か転換点があって、最初は結構重いところからスタートする内容だったんですね。でも、ちょうどその頃に、社会科見学で来た10代の子たちから話を聞くタイミングがあったんです。そうしたら「ガンダムは僕らに向けたものじゃない」「(タイトルに)ガンダムとついていたら見ません」と言われて……。」

――衝撃的な言葉ですね。

岡本「結構刺さりましたね。ガンダムは宇宙世紀シリーズはもちろんですが、宇宙世紀以外の作品にしても『機動戦士ガンダムSEED』から20年経っています。それは歴史であると同時に、ある種、壁や重みのようにもなっていて、若い世代にとって入りづらさになってしまっていると思います。これまでも若い世代が入りやすいように、クリエイターの方々がさまざまなアプローチしてきました。しかしさらに彼らの身近な環境から作品をスタートさせるのがいいんじゃないかと思い、学園を舞台にしよう、という話が出た感じです。」

</ここまで>
※ 改行や強調など、一部引用者が手を加えました


 TVアニメでのガンダムシリーズ本編は、「若者達が入りやすいようなリスタート作品」を狙って作っていたと思うのですが。2002年~の『SEED』はそれが成功したものの、2007年~『OO』、2011年~『AGE』、2015年~『鉄血のオルフェンズ』なんかはそれが成功したようには思えず……『SEED』が掬いあげた層で20年戦ってきたような印象に、どうしてもなってしまいます。


 なので、今作は「女性主人公」であり、「本格的な学園モノ」であるという、今までのガンダムとはちがうアプローチで入ってきたんですね。言ってしまえば「ガンダムのアタリマエを見直す」だし、「ガンダムの面白さの再構築」だと思うんですね。

 そして、「学園モノになったガンダム」を見た私も、改めて「ガンダムの面白さの構造」を考えさせられたんですね。



◇ 宇宙をまたぐ「戦争」と、箱庭の中の「疑似家族」

 私は、ガンダムシリーズの魅力は「群像劇」なことにあると思っています。
 多数の作品において描かれているものが「戦争」であるため、「絶対的な正義の主人公」が「悪」を倒すという構図ではなく、敵サイドの様子も描いて、「敵には敵の事情がある」と見せるんですね。それこそ初代の『ガンダム』は、「相手がザクなら人間じゃないから撃てる!」と言っていたアムロが、そのザクの中にも人間が乗っていると認識していく話ですから。

 そのため、ガンダムシリーズには「主人公サイドよりも人気のある敵キャラ」が多数登場します。シャア・アズナブル、ギレン・ザビ、ハマーン・カーン……などなどなど。分かりやすく“敵”と書きましたけど、あちら側の視点ではあちらが主人公だし、『ギレンの野望』のように敵サイドを主人公側にしたゲームも多数出ています。


 ただし、地球全体どころか、人類が宇宙に進出して暮らしている時代に、月よりも遠い場所にあるコロニーと地球との戦争を描いたりするので……スケールがバカデカいし、その「戦争」には本来トンデモない人数が関わってくるはずなんですね。
 でも、そんな人数の「群像劇」を描かれても視聴者は理解できないし、何より本来のターゲット層であるこども達にはちんぷんかんぷんでしょう。

 そこで、初代の『機動戦士ガンダム』(1979年)は、視点を「戦争に巻き込まれた人々を乗せたホワイトベース」に固定させて、ここに「疑似家族」のようなものを作るのです。
 ブライトさんがお父さん、ミライさんがお母さん、リュウさんが相談相手になってくれる叔父さんあたりで、ハヤトはイトコ、カイさんは親戚が集まるときにいつもイヤなことを言って空気を悪くするちょっとヤンキーのお兄さん―――みたいなカンジ。

 「戦争」がよく分からないこども達も、いつも怒っているブライトさんを見て「怒っているときのお父さんみたいだ」と思うし、「カイさんみたいなイヤなこというお兄さんいるよなー」と、自分の家族・親戚に置き換えて見ることが出来たんですね。


 描く「コミュニティー」を小さくして、こども達にも身近なもののように見せることで……

 「戦争」を描いているのに、『サザエさん』を観ているような感覚で観られたのが初代『機動戦士ガンダム』だったのです。


 この手法は別に『ガンダム』がゼロから生み出したものではなく、『宇宙戦艦ヤマト』(1974年)の影響もあるだろうし、富野監督の前々作『無敵超人ザンボット3』(1977年)から踏襲したものも多いと思います。『ザンボット3』はまさに、神(じん)ファミリーという親戚一同が宇宙からの侵略者と戦う話ですからね。


 しかし、作る側も観る側も「いつまでもサザエさんなのはなー」と思ったからなのか、家族というものの多様化に伴い「疑似家族」が身近なものに思えなくなっていったからなのか、ガンダムも時代を経るとともに、味方側の「コミュニティー」が変化していきます。
 『ガンダムSEED』(2002年)のそれは「クラスメイトの関係性」がそのまま移動しているようなコミュニティーだったし、『鉄血のオルフェンズ』(2015年~)のそれは「部活」のようなコミュニティーでした(先輩・後輩の縦関係があって、女子マネもいる)。

 現在のガンダムシリーズのターゲット層である十代が身近に感じるのは、「疑似家族」よりも「疑似的な学校」の方だろうと『SEED』や『鉄血』はそういう形になっていった(狙ったのか、自然とそうなったのかはさておき)と思うのですが……


 じゃあ、「疑似的な学校」じゃなくて「学校そのもの」でイイんじゃね? と考えると、『水星の魔女』が出来上がるんだと思うんですね。



◇ 社会の縮図となる「学校」で行われる「疑似的な戦争」

 「学校」とは、社会をギュギュっと凝縮した空間です。

 人種も性別も思想も出身地も経済状態も異なる人々を、狭い校舎に集めてしまう―――「多様性」の象徴でありつつも。多様な人々が集まったからこそ、「○○出身」とか「部活が同じ」とか「趣味が同じ」とか細かい共通点での派閥に分かれてグループを作ってしまうところとか。

 『水星の魔女』の舞台となる学園は、恐らく「あの場所がこの作品世界における地球圏の縮図」になるように、敢えて宇宙出身者も地球出身者も、肌の色も、性別も、貧富の差も、様々なキャラクターがいるような設定にしてあるのだと思います。
 視聴者はあの学校を観ているだけで、「地球出身者は迫害されている」とか、「なので地球出身者には鬱憤が溜まっている」とか、「水星出身者は派閥が出来るほども人数がいない」などといったことが分かるのです。


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<画像は『機動戦士ガンダム 水星の魔女』第5話「氷の瞳に映るのは」より引用>

 「学園」編の象徴とも言える決闘システムも、モビルスーツの性能やパイロットの技術、サポートする人員などをテストして、各派閥の力を示す“大人達の代理戦争”のようになっています。純粋な「1対1」ではなく、どんな妨害工作も「それを行えるほどの人員を確保している」と肯定されるところがそれを示していると言えます。


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<画像は『機動戦士ガンダム 水星の魔女』第5話「氷の瞳に映るのは」より引用>

 しかし、行われているのは派閥間の代理戦争なのに、ヒロイン(=スレッタ)を2人の男(=グエルとエラン)が奪い合っている恋バナのように置き換えて観られるようにしているという。そのおかげで、ものすごーーーく大人数が関わっているスケールの大きな“代理戦争”を描いているはずなのに、「学園モノ」の少女漫画を観ているように楽しめるのが『水星の魔女』なんだと思うんですね。


 設定的には明らかに今までにないガンダムなのに、「今までのガンダム」の面白さを特に失っていないのはそういうところなのかなと。



 ということで、「えー、そんなのノーチェックだったわー」って人もサブスクで追えるので今からでもどうぞ!
 バンダイチャンネルAbemaTVHuludアニメストア等は日曜夕方6時に最新話がアップされて、AmazonプライムビデオNetflix等は木曜夕方6時に最新話がアップされます。

 「Prologue」は観ても観なくてもイイと思います!
 観てた方がより深く楽しめるとは思うものの、「学園」モノにして分かりやすくした本編とは毛色がちがうので、サブスク組は本編を観て面白かったら「Prologue」を観るとかでもイイと思います。「Prologue」だけ観て、難しそうだから本編は観るの辞めようってのは勘弁してくれ!



◇ 余談
 本当にどうでもいい余談話なんですが……
 この「学校という狭い空間に社会の縮図を作る」ことで「本来はスケールの大きな戦の話を視聴者にも分かりやすくする」とか、「学校の外では大人達が戦争一歩手前の危うい攻防を繰り広げ」ながら「学校の中では生徒同士で既に“大人達の代理戦争”を始めている」という構造―――


 今季のオリジナルアニメの1作である『忍の一時』公式サイトも、ほぼ同じような構造の話なんですよね。こっちもお母さんに学校に送り込まれて、こっちにもグエルみたいな派閥のトップで威張っているヤツがいて、派閥間で寮が分かれていて、試験では妨害を受けて……と、同じような展開が描かれるという。

 ものすごくタイミングが悪いというか、どうしたって比べて観てしまうというか……『忍の一時』もがんばってくれ!

| アニメ雑記 | 18:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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『閃光のハサウェイ』アニメ化に対する私の期待

 私は『閃光のハサウェイ』の小説版を全巻読んでいますけど、まだ読んでいない人や読まずにアニメを楽しみにしている人も多いと思うので、ネタバレはなるべく書かないようにしますし、コメント欄にもネタバレは書かないでください。
 ただ、今日の記事は「どういうテイストの作品なのか」は書かないとしょうがないので、そこも知りたくないという人は引き返すことを推奨します。



 「機動戦士ガンダム NT(ナラティブ)」11月劇場公開。ユニコーンの続編

 ガンダムシリーズの新作として、『機動戦士ガンダムUC』の続編である『機動戦士ガンダム NT』が発表されました。が、私もそうですし、古参のガンダムファンが驚いたのはその発表とセットで紹介された「今後のシリーズ展開」についてです。そのスライドには『閃光のハサウェイ』の文字が……「劇場3部作」とも書かれているみたいですね。

 自分のタイムラインでは、『ガンダムNT』以上に『閃光のハサウェイ』アニメ化の情報に「マジかよおおおおおお!」と大騒ぎになっていました。私もしばらくは驚いていましたが、冷静になってみると「なるほど」と思うところも多くて、今はかなり期待しています。なので、今日は「私がどうして『閃光のハサウェイ』のアニメ化に期待しているのか」を書こうと思います。



◇ そもそも『閃光のハサウェイ』ってどういう位置づけの作品?
 このブログを読んでいる人の中には、「ガンダムシリーズ全然分からないから何を大騒ぎしているのかさっぱりだ」という人もいらっしゃるでしょうし、「最近ガンダムシリーズのファンになったけどこの小説の名前は聞いたこともない」という人もいらっしゃるでしょう。
 なので、なるべく簡潔に分かりやすく「ガンダムシリーズにおいて『閃光のハサウェイ』がどういう作品なのか」を説明しようと思います。

 まず、1979年4月~1980年1月に『機動戦士ガンダム』というテレビアニメが放送されます。シリーズ1作目であり、シリーズの原点です。舞台は宇宙世紀0079年。商業的な理由で打ち切りになってしまいますが、再放送やプラモデルなどで火がつき、1981年3月から劇場版3部作(テレビアニメに新規カットを加えて編集したもの)が公開されてヒットします。

 その続編として1985年3月~1986年2月に放送されたのが『機動戦士Zガンダム』でした。舞台は、『ガンダム』で描かれた一年戦争の7年後となる宇宙世紀0087年です。「79年の7年後は86年では?」と思われた人もいるかもですが、年が変わるくらい長い戦いを描いていたということです。
 主人公やヒロインは新キャラですが、「前作の7年後の世界」なので前作『ガンダム』のキャラも多数登場します。当時のファンからすると、「あのキャラが7年後にこうなったのかー」という驚きがあったんじゃないかなと思います。

 その次が、1986年3月~1987年1月に放送された『機動戦士ガンダムΖΖ』で、舞台は『Zガンダム』直後の宇宙世紀0088年です。
 こちらも主人公達メインキャラは新キャラですが、『Zガンダム』と地続きの話なので、『ガンダム』や『Zガンダム』のキャラも登場します。

 そして、1988年に公開されたオリジナル劇場版アニメが『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』です。宇宙世紀0093年を舞台に、『ガンダム』1作目から続く因縁の最終決戦が描かれます。『ガンダム』『Zガンダム』『ガンダムZZ』のキャラが登場する……と言って構わないでしょう。



 その次のオリジナル劇場版アニメ『機動戦士ガンダムF91』は1991年3月に公開され、「シリーズの仕切り直し」として『逆襲のシャア』から30年後の宇宙世紀0123年を舞台にしているため、(設定上はさておき)前作までのキャラは一切登場しません。

 宇宙世紀0096年を舞台にした『機動戦士ガンダムUC』が(小説版は2007年~、アニメ版は2010年~)出てきてからはちょっとややこしくなってしまいましたし、OVA作品の中にも『ガンダム』や『Zガンダム』のキャラがチラッと登場していたりもしますし、『THE ORIGIN』についてはもっと説明が面倒なんですけど……
 基本的には、最初の『ガンダム』のキャラがしっかり登場する作品は『ガンダム』『Zガンダム』『ガンダムZZ』『逆襲のシャア』という4作品だけだったんですね。アニメとしては。



 じゃあ、『閃光のハサウェイ』とは何なのかというと……
 これは(今までは)アニメになっていない小説で、『逆襲のシャア』の公開と『F91』の公開の間の期間である1989年から1990年にかけて全3巻で刊行されました。書いているのは富野監督ご本人です。舞台となるのは『逆襲のシャア』の12年後となる、宇宙世紀0105年とされています(これについては後で触れたいと思います)。そして、『ガンダム』『Zガンダム』『ガンダムZZ』『逆襲のシャア』に出てくるキャラが登場します。『ガンダム』『Zガンダム』『ガンダムZZ』『逆襲のシャア』のキャラが登場する最後の作品と言ってイイでしょう。
 つまりですね……『ガンダム』のキャラが登場するアニメ作品は、『ガンダム』『Zガンダム』『ガンダムZZ』『逆襲のシャア』の4作品で完結しているのかと思いきや。実はその後を描いた小説版がある―――“真なる完結編”みたいな立ち位置の作品だったんです。


 ということで……アニメにはなっていないけど、ガンダムの年表の中では重要な立ち位置の作品である今作は、『Gジェネレーション』などのゲームにも登場したり、今年去年の2月に発売された『スーパーロボット大戦V』にも登場したりしていたんですね。

※ 5月5日:修正しました



◇ ガンダムにおける「アニメ」と「小説」の差
 しかし、実は厄介なこともあるのです。

 『ガンダム』の作者と言えば、富野由悠季監督で。
 そして、『閃光のハサウェイ』の小説を書いたのも富野由悠季さんです。監督自らが書いているのだから「公式」かというと、実はそうでもないのがややこしい。

 例えば、最初の『機動戦士ガンダム』にも富野由悠季さん本人が書いた小説版があります。テレビアニメ放送のタイミングで発売されて大ヒットしたのですが、高年齢層に向けて書かれたものらしくて、設定からストーリー展開、物語の結末まで、アニメ版と全然ちがうそうなんですね。
 「アニメの監督」も「小説を書いた人」も同じ人なのに、物語が全然ちがう……アニメは色んなしがらみによって例えばやられメカを出さなければならなかったなどの事情を考えれば、「小説版こそが富野さんが描きたかった本当のガンダム」と言えるのかも知れませんが、そちらを公式としちゃうと『Zガンダム』に話がつながらないという……(笑)。

 なので、ガンダムシリーズの「公式」はアニメ版の方にあって、小説版は「非公式」扱いなんだと思います。確かサンライズ的には「アニメになったものが公式」だったはず。

機動戦士ガンダム I (角川スニーカー文庫) 機動戦士ガンダム II (角川スニーカー文庫) 機動戦士ガンダム III (角川スニーカー文庫)


 んで、この『閃光のハサウェイ』という小説に話を戻すのですが……
 この小説、実は劇場版アニメ『逆襲のシャア』の続編ではなくて、『逆襲のシャア』の小説版の一つである『ベルトーチカ・チルドレン』の続編なんですね。そして、『逆襲のシャア』も劇場アニメ版と小説版では微妙に話がちがうのです。

 『ガンダム』『Zガンダム』『ガンダムZZ』『逆襲のシャア』の4つのアニメからつながる“真の完結編”として読むと、「あれ?話がビミョーにちがくない??」となってしまうという。
 「アニメになったものが公式」理論で言えば、『逆襲のシャア』の公式は劇場アニメ版ですから、『ベルトーチカ・チルドレン』は非公式で、その続編となる『閃光のハサウェイ』も非公式となってしまい……“真の完結編”と先ほどは書きましたが、実際には監督自らが書いたパラレルワールドでの非公式の後日譚というよく分からない立ち位置になってしまっているのです。

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン (角川スニーカー文庫)
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(上) 機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ (角川スニーカー文庫) 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(中) 機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ (角川スニーカー文庫) 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(下) 機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ (角川スニーカー文庫)


 だからですね。
 私が『閃光のハサウェイ』のアニメ化に期待するのはここなんです。

 今までは非常に扱いづらい、ややこしい立ち位置の作品だった『閃光のハサウェイ』を―――サンライズが「公式」に、劇場版アニメ『逆襲のシャア』の続編として描き直してくれるのなら、今後ゲームなんかで登場する際にも分かりやすい位置についてくれるんじゃないかと思ったんです。

 『閃光のハサウェイ』を既に読んでいる人からすると、「あの地味な話をアニメ化するの?」「あの暗い話をアニメ化するの?」といったカンジに“原作小説の忠実なアニメ化”を考えてしまうと思うのですが。そもそもの『ガンダム』のアニメ版と小説版が全然別物だったという話からすると、『閃光のハサウェイ』のアニメ版はもっと派手な話にしたり、もっと明るい話にしちゃってもイイと思うんですね。
 新型MSをもっとたくさん出して、戦闘シーンも増やして、新キャラも出して、トップレスの女性キャラには服を着せて、結末だって変えちゃってもイイと思うんです。


 ……と言えるのは、私があんまり『閃光のハサウェイ』の小説版をあまり好きじゃなかったからかも知れませんね(笑)。
 あの小説版が大好きな人は「改変するんじゃない!」と怒るかも知れませんが、私はそのメディアに合った作品に作り替えるのがメディアミックスだと思うので、大胆に変えちゃってもイイと思います。富野さんが許可してくれるのかは分かりませんが……




◇ 新たなシリーズ作品の中での『閃光のハサウェイ』
 ここでもう一度、「今後のシリーズ展開」として発表されたスライドを貼っておきます。

 新作として発表されているのは3本で……
・宇宙世紀0097年 『ガンダムNT』
・宇宙世紀0103年 『閃光のハサウェイ』
・宇宙世紀0104年 『ガンダムUC2(仮)』

 この3本を「連続する世界観を持つシリーズとして打ち出す」と書かれています。そして、これが次世代のガンダムファンにとってのスタンダードになるように展開していくと読めます。


 さて、ここで気づいたことがある人は鋭い。
 『閃光のハサウェイ』の年表が宇宙世紀0103年になっているんですよ。先ほど私は『閃光のハサウェイ』小説版の舞台は宇宙世紀0105年だと書いたのですが……それが2年ほど前になっているのです。

 実はこの『閃光のハサウェイ』の舞台が何年なのかは小説には記載されておらず、あらすじにも「宇宙世紀0100年代」としか書かれていません。「宇宙世紀0105年」と最初に書かれたのがいつかは分からないのですが、ネットで調べてみると1990年前後の雑誌に記載されて、後にいろんな年表に書かれるようになったとか。
 なので、Wikipediaを始めとして多くの「ユーザーが作るWEB百科事典」系のサイトには「宇宙世紀0105年」と書かれているのですが……アニメ化される今度の『閃光のハサウェイ』は「宇宙世紀0103年」が舞台という。これが何を意味するのか。



 また、今までは『ガンダム』『Zガンダム』『ガンダムZZ』『逆襲のシャア』の4つのアニメからつながる“真の完結編”のような立ち位置にされていた『閃光のハサウェイ』が、三作品の真ん中に置かれているというのも気になります。

 『閃光のハサウェイ』が「暗い話」と言われてきたのは、『ガンダム』『Zガンダム』『ガンダムZZ』『逆襲のシャア』の4つのアニメからつながる“真の完結編”だと思われてきたからというのが主な理由だと私は思うんですね。富野アニメって、元々「暗い話」がたくさんあるじゃないですか。『ザンボット3』も『イデオン』も『ダンバイン』もムチャクチャ「暗い話」ですよ。
 その中でも『閃光のハサウェイ』が「暗い話」と言われるのは、『ガンダム』の頃から一緒に時をすごしてきた作中キャラの最後の物語がコレなのかってことだと思うんですね。リアルタイム世代からすると最初の『ガンダム』から『閃光のハサウェイ』は10年ですからね。


 しかし、今回の発表では『閃光のハサウェイ』の後にもう1作品『UC2(仮)』という作品が作られることも発表されています。
 仮に『閃光のハサウェイ』が小説版通りの「暗い話」だったとしても、その先の話があるのです。“真の完結編”ではもうないのです。「連続する世界観を持つシリーズ」と言われているくらいなんですから、『閃光のハサウェイ』のキャラが『UC2(仮)』に登場することもあるでしょう。『閃光のハサウェイ』での出来事が、『UC2(仮)』で「去年あんなことがあったよなー」と出てくる可能性もあるでしょう。

 30年越しに、あの「暗い話」だった『閃光のハサウェイ』の後の話が描かれる―――というのは、実は『閃光のハサウェイ』のアニメ化以上に楽しみなことかも知れません。



 また、「新たな宇宙世紀100年の歴史」を描く「UC NexT 0100」シリーズとして展開されていくという話は、『閃光のハサウェイ』を既に読んでいる人にとってはニヤリと出来る表現だと思いますし……これからそうした時代の物語が埋められていくというのは楽しみでもあります。

 更に、今回は『逆襲のシャア』の宇宙世紀0093年から『F91』の宇宙世紀0123年までの30年間に作品を作る余地が――――という話でしたが。「新たな宇宙世紀100年の歴史」を描くんだったら、『F91』後の話だって今後描いていく可能性はありますよね?

 とうとう『F92』が描かれる時が来るのか!?

 (『ガンダムF92』とは、『ガンダムF91』の続編としてテレビアニメ化が企画されていたけど、『F91』がコケたため没になったと言われている幻の作品)


 でも、マジメな話……『閃光のハサウェイ』以上にガンダムシリーズのゲームなどに出てくるけど、アニメ化されているワケではないから非公式扱いの『クロスボーン・ガンダム』なんかがどうなるのか気になりますね(『クロスボーン』の舞台は宇宙世紀0133年~)。
 世論としては「『F91』の絵柄でアニメとして『クロスボーン・ガンダム』を作り直して欲しい」と言っている人が多いみたいですが……アレはあの絵柄で、漫画という媒体だから描けたものだと思うので、アニメ化しても成功しないんじゃないかと思うのだけど……そう思うのは、私が『閃光のハサウェイ』とちがって『クロスボーン・ガンダム』が大好きだからでしょうね(笑)。

 今回の『NT』や『閃光のハサウェイ』はどちらかというと「大人の視聴者」を想定している作品じゃないかと思います(劇場公開ですしね)。しかし、次世代のガンダムファンを育てるのなら「子どもが楽しめるガンダム」を作らなければならず、『ビルドファイターズ』や『ビルドダイバーズ』がそれを担えれば良かったのですがそうなれているかは微妙な現状―――思いきって、「子どもが楽しめるガンダム」として『クロスボーン・ガンダム』を作るのも手かも知れませんけどね。

 ほら、子どもにも大人気な「海賊もの」ですし!
 『クロスボーン・ガンダム』の連載開始は1994年ですから、『ONE PIECE』の連載開始の1997年より前ですよ!むしろ『クロスボーン・ガンダム』の連載が終わったタイミングで、「海賊もの」の後釜として『ONE PIECE』が出てきたと言っても過言ではな……いや、それはさすがに過言だ!(笑)


 しかし、『クロスボーン・ガンダム』を「子どもが楽しめるガンダム」としてアニメ化したとしたら、「実はその続編があるんだよ」と“真なる完結編”として『鋼鉄の7人』が読まれることとなってギャーーーーーとなりかねませんね。歴史は繰り返す!


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| アニメ雑記 | 17:56 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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「どうしてお姫様はさらわれるのか」問題と、「思ったよりお姫様さらわれないな」問題

 援護のためというか、私自身もちょっと語りたくなったので拡散します。
 ただまぁ、この記事……ナチュラルに色んな作品のネタバレを含んでいるのでお気を付けください。


 lastlineさんが挙げている例はどれも「ゲーム」ですけど、「漫画、アニメ、古典などを問わず、募集してます」とのことです。

 それで自分も考えてみたんですけど、「ゲーム」の例はものすごくたくさん思いつくのに比べて、「漫画」とか「アニメ」とか「小説」とか「映画」とかで例を考えてもなかなか思いつかないんですね。

 『スーパーマリオ』も『ゼルダの伝説』も『ドラゴンクエスト』も1作目は「お姫様がさらわれたから助けに行こう」という作品で、私はこれらの作品に初めて触れた時に「魔王にお姫様がさらわれてそれを助けに行くのは定番のシチュエーションだ」と思った記憶がかすかにあるので……「ゲームにしかないシチュエーション」ではなくて、コンピューターゲームが生まれるより前からある「古典」というか「王道」のシチュエーションだったと思うのですが、それが何だか思い出せない!子どもの頃の自分が知っているということは、童話とかおとぎ話とかかなぁ。


 何故ゲームに「お姫様がさらわれて始まる」設定のものが多かったかというと……
 お姫様に限らず、「かよわい女のコをさらう敵=悪」「それを助けに行くプレイヤー=正義」という勧善懲悪の構図を分かりやすくするためだと思います。黎明期のコンピューターゲームには「本当の悪は何だ?」みたいな深遠なテーマを描けるような容量はありませんでしたから、その中で「分かりやすい悪」「分かりやすい正義」を設定だけで提示したのかなぁと思います。
 こう言っちゃなんですけどマリオだってクリボーやノコノコを大量に惨殺しているワケで、それを正当化するために「お姫様をさらった悪いヤツ」が必要なんだと思います。


 ちなみに『スーパーマリオブラザーズ』の前身である『ドンキーコング』も、「主人公の恋人であるレディがドンキーコングにさらわれたので助けに行く」というストーリーですし。
 『ゼルダ』や『ドラクエ』より2年早い『ドルアーガの塔』も、「主人公の恋人であるカイがドルアーガに捕らえられたので助けに行く」というストーリーですし。

 その頃は「お姫様」ではなく「主人公の恋人」を助けに行くというストーリーなんですね。
 それが数年後には、『スーパーマリオ』も『ゼルダの伝説』も『ドラゴンクエスト』も(『魔界村』も『影の伝説』も『忍者じゃじゃ丸くん』も)「お姫様がさらわれて始まる」設定になっているというのは、「主人公の恋人」よりも「一国のお姫様」を目標にすることで国を救うという更に大きなものを背負わせるためなんかなぁなんて思いました。


 更に更に、1980年代中盤のゲームは「お姫様がさらわれて始まる」設定のものが多かったですが、それ以降のゲームはそうではなくなったかなぁと思います。『ゼルダ』シリーズ最新作『ブレスオブザワイルド』では、ゼルダ姫は自らの意志で敵を封じ込めるためにそこに留まっていますし。『ドラクエ』は『II』の時点で、姫をさらわれるどころか国が滅ぼされて、単身生き残った姫が主人公達とともに復讐の旅に出るワケですし。ストーリー性が強くなっていくに従って、単純な「お姫様がさらわれて始まる」設定の作品は減っていったとも言えますね。




 さて、「ゲーム」以外ではどうなのか?という話。
 「お姫様がさらわれる」という作品はなかなか思いつかなかったんですけど、「女のコがさらわれるor捕まっている」のを男主人公が助けに行くという作品ならばものすごくたくさんあると思います。

 『ルパン三世 カリオストロの城』のクラリスは「さらわれた」ワケではありませんが、政略結婚のために幽閉されているのをルパン達が助けるという目的のストーリーになっていきますし。『天空の城ラピュタ』にもシータが敵に捕まってしまったのを、主人公パズー達が助けにいくという場面があります。宮崎アニメで言えば、『未来少年コナン』もラナがさらわれたのを助けるためにコナンは旅立ちますね。

 もっともっと古典に遡ると、『一寸法師』は女のコを守るために鬼と戦い、その勝利の果てに「大きな体」と「金銀財宝」と「その女のコとの結婚」を得るという話ですし―――日本の物語には古来から「女のために男が戦う」という王道のテンプレがあるように思えます。


 「海外には女のために男が戦う話はないのか?」としばらく考えてみたところ、『スターウォーズ(エピソードIV)』はまんま「敵にさらわれたお姫様を助けるために旅に出る話」でした。『エピソードVI』は逆に「ハン・ソロを助けに行く」ところから始まりますけど(笑)。
 まぁ、『マリオ』や『ゼルダ』は海外でも大人気なので「日本でしか受けない日本固有の価値観」というワケではないですよね。というか、そもそも『ドンキーコング』の元ネタは『ポパイ』だから、アメコミ的な価値観とも言えるか。



 ニコ生をしながら話題になったのは、ガンダムシリーズには結構そういうシーンが多くないかという話でした。「お姫様」という設定にこだわらなければ、ロボットアニメにおいて「味方の女性キャラが敵に捕まる」とか「敵の女性キャラがスパイとしてこちら側に忍び込んでくる」とかは定番ですからね。そうすることによって「敵」と「味方」のキャラ同士が接触して、敵味方の看板を外した「人」と「人」とのつながりになるという。


 その中でも「お姫様」と呼べるポジションで思い出せるのは……

 『クロスボーン・ガンダム』にはまさに「お姫様(帝国の総統の娘)が敵にさらわれる」シーンがありますね。元々は帝国の総統の娘だったコを宇宙海賊が保護していたのを、帝国側に取り返されるという形ですが。
 その『クロスボーン・ガンダム』という作品は『ガンダムF91』の焼き直しというかリベンジで、“一般人の男主人公”が出会った少女が実は“敵国のお姫様”でしたという『ロミオとジュリエット』的な共通点があるので、『ガンダムF91』にも同じようなシーンがあります。「さらわれた」というよりかは、「それしか選択肢がなくなっちゃったから付いていった」みたいなカンジだったと思いますが。

 『Vガンダム』における女王の娘は、どういう経緯で味方サイド→ 敵サイドに行ったのか忘れちゃったのですが……『F91』『V』『クロスボーン』と「実は敵国のお姫様が何故だかこっちサイドにいて、後に敵サイドに行ってしまう」という展開が続いていたんですね。

 『ガンダムW』は「既に滅ぼされた国の王女」で、「さらわれる」というよりかは「捕らえられる」というカンジだったと思うのですが、自分を傀儡とした国家が樹立されるなど……「お姫様をさらって政治利用する」という有意義に活用された例だったかなと思います。主人公がスーパー工作員なせいか、この王女もしょっちゅう囚われの身になる。

 最近の作品だと、『ガンダムUC』も言えるかもですね。ただ、あのお姫様は「さらわれた」というよりかは「脱走したらなんか知らん間に捕まってた」みたいなカンジなので、「さらわれた」というのは微妙か。そもそも彼女は「姫」なのか?という問題が。


 「思ったよりお姫様がさらわれるシーンが多いじゃないか!」と思ったのですが、「お姫様がさらわれる」のイメージである「キノコ王国からピーチ姫だけをクッパが誘拐する」みたいなのではなくて、「国から離反していた敵国のお姫様が連れ戻される」ケースがガンダムシリーズには多いですね。『カリオストロの城』のクラリスもそうか。『アルドノア・ゼロ』もそうかな。『かぐや姫の物語』なんかも当てはまるか。
 さらう理由も「国民に人気のお姫様の地位を政治利用する」ものが多くて、それもクッパがピーチ姫をさらったり竜王がローラ姫をさらったりするのとは理由がちがいますね。


 そもそも「敵国のお姫様だけをさらう」ことに何のメリットがあるんだって話ですしね……
 それこそ『ドラクエII』ではハーゴンはムーンブルクを国ごと滅していましたし、『マリオギャラクシー』なんかだとクッパはキノコ王国を滅ぼす気満々で城ごとピーチ姫を強奪していったカンジでしたし。ラスボスはその強さを読者・視聴者・プレイヤーに見せつけなければならないので、「お姫様」どころか「国」ごと滅ぼしていくようになるのかなぁと思います。


 「国が滅ぼされてお姫様が捕らえられる」というシチュエーションなら、割とある気がしますね。
 現在アニメ放送中の『ナイツ&マジック』にもそういうシーンがありましたし、『スターウォーズ(エピソードIV)』もこれに近いと言えるかも知れません。『ダイの大冒険』のレオナ姫もそうだし、ゲームですけど『ファイアーエムブレム』シリーズには多いシチュエーションだと思います。


 逆に、ピーチ姫やローラ姫のような「健在な国から、お姫様だけを誘拐する」ケースとなると……護衛やらなんやらを突破するのは超大変そうですし、お姫様を人質にしたことで可能な交渉にも限度があるでしょうし、お姫様とエロイことをしたい!という願望でさらうことが許されるエロ漫画とかエロ小説とかエロゲーなんかを除くとあまり現実的ではないんですかね。




【故あって祖国を離れていたお姫様が連れ戻されるケース】
・『ルパン三世 カリオストロの城』(「さらわれる」の定義で考えると微妙だけど)
・『ガンダムF91』(「お姫様」の定義も「さらわれる」の定義も微妙だけど)
・『Vガンダム』(どういう経緯で敵方に行ったのか忘れた)
・『クロスボーン・ガンダム』
・『アルドノア・ゼロ』
・『かぐや姫の物語』

【国が滅ぼされてお姫様も囚われるケース】
・『スターウォーズ(エピソードIV)』(順番的には逆だけど)
・『ダイの大冒険』
・『ガンダムW』(とっくの昔に滅んだ国の王女様だけど)
・『ナイツ&マジック』

【なんか知らん間に捕まってたケース】
・『ガンダムUC』


 思いついたのはこんなところですかねぇ。
 こう見ると、『ガンダムUC』の彼女は迂闊すぎるにも程があったと思える。

 みなさんも思いつきましたら、私に…というより、lastlineさんにどうぞ。


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| ひび雑記 | 17:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』各話感想メモまとめ(39話~最終話)

 ……

 ………率直な今の私の気持ちを書きますと、「この記事、書きたくねえ……」です。この作品の感想、誉めても貶して先には地獄しか待っていないことが分かっているので全力で逃げ出したいです。
 なんでこんな「アニメの感想をまとめる記事」なんてものを始めてしまったのか!3年前の自分にDメールを送って辞めさせたい!

 『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』各話感想メモまとめ(1話~13話)
 『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』各話感想メモまとめ(14話~25話)
 『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』各話感想メモまとめ(26話~38話)


<ルール>
・39話から最終話までの感想ツイートを貼り付け
・“最終話まで観終わっている”現在の自分のコメントを補足
・なので、基本的に最終話までのネタバレを含みます
・「まとめ」という記事タイトルですけど、まとめるのは「私の感想」だけです。「みんなの感想」をまとめるのが目的の記事ではありません
・思うがままに書いた感想なので、ところどころに間違いがあったりするでしょうが優しく許して下さいな

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| アニメ雑記 | 17:58 | comments:9 | trackbacks:0 | TOP↑

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『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』各話感想メモまとめ(26話~38話)

 1クール目も2クール目も「感想メモまとめ」の記事を書いていたので、3クール目も書きますよ!4クール目もきっと書きます!ブログが続いていれば!

 『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』各話感想メモまとめ(1話~13話)
 『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』各話感想メモまとめ(14話~25話)


<ルール>
・26話から38話までの感想ツイートを貼り付け
・“38話まで観終わっている”現在の自分のコメントを補足
・なので、基本的に38話までのネタバレを含みます
・「まとめ」という記事タイトルですけど、まとめるのは「私の感想」だけです。「みんなの感想」をまとめるのが目的の記事ではありません
・思うがままに書いた感想なので、ところどころに間違いがあったりするでしょうが優しく許して下さいな

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| アニメ雑記 | 17:50 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

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『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』各話感想メモまとめ(14話~25話)

 もう春アニメが始まっていますが、アニメ感想メモまとめです!
 1クール目を既にまとめてしまっているので、2クール目もやらなければならないという義務感でまとめているのですが、ということは……(以下略)。

 『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』各話感想メモまとめ(1話~13話)

 詳しくはネタバレになってしまうので後で書きますが、非常に書きづらいんですよ、この作品の感想って……

<ルール>
・14話から25話までの感想ツイートを貼り付け
・“25話まで観終っている”現在の自分のコメントを補足
・なので、基本的に25話までのネタバレを含みます
・「まとめ」という記事タイトルですけど、まとめるのは「私の感想」だけです。「みんなの感想」をまとめるのが目的の記事ではありません
・思うがままに書いた感想なので、ところどころに間違いがあったりするでしょうが優しく許して下さいな

 今回の記事も長くなることが予測されるので格納しました。
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『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』各話感想メモまとめ(1話~13話)

 14話が放送される前に書き終わらねばなりません!冬アニメ感想まとめです!
 これまでは視聴しているアニメ作品は全て「ツイートをまとめる」ということをやっていたのですが、ツイセーブに自分のTwitterの呟きは全部記録するようにしたので、感想を読みたければ作品名で検索すれば読んでもらえるようになったんですね。

 なので、「ツイートをまとめる記事」の役割はもうほぼ必要なくなったとも言えるのですが、プッシュしている作品は「今現在の自分のコメントを捕捉として載せる」目的で今後も毎季2~3作品くらいのペースでやろうかなと思っています。

<ルール>
・1話から13話までの感想ツイートを貼り付け
・“13話まで観終っている”現在の自分のコメントを補足
・なので、基本的に13話までのネタバレを含みます
・「まとめ」という記事タイトルですけど、まとめるのは「私の感想」だけです。「みんなの感想」をまとめるのが目的の記事ではありません
・思うがままに書いた感想なので、ところどころに間違いがあったりするでしょうが優しく許して下さいな

 今回の記事も長くなることが予測されるので格納しました。
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