『鬼滅の刃』のヒットの要因の解説の記事
映画は日本の歴代興行収入1位になることはもう間違いないだろうし、原作漫画の最終巻はとんでもない初版数だったにも関わらず入手困難と、異次元の大ヒットを飛ばしています。
どうして『鬼滅の刃』はヒットしたのか?
多くの人がその要因を考察して解説しているのを私も見ましたが、『鬼滅の刃』のここが斬新だったんだよみたいにムリヤリに理由を説明しようとして「そんなん他の作品にも当てはまるわボケェ」とツッコミたくなるものがほとんどでした。
そうなんです、『鬼滅の刃』は別に「とてつもなく画期的で斬新だから大ヒットした」のではなく、それまでの多くのヒット作が大事にしてきたものを踏襲して昇華したからこその大ヒットだと思うんです。ヒット作とは「新しいから」「他にはそんなものはなかったから」ヒットするのではなく、「過去の名作の良いところをしっかりと受け継いでいるからヒットする」のです。
では、その「『鬼滅の刃』が過去の名作から受け継いだヒットの要因」とは何なのか、解説しましょう。
それは、
タイトルに「の」が含まれていることです。
『鬼滅の刃』と、「の」が入っていますよね。
同様に、日本の歴代ヒット作品のタイトルには大抵「の」が含まれているんです。
有名なのは、宮崎駿作品ですね。
『風の谷のナウシカ』
『天空の城ラピュタ』
『となりのトトロ』
『魔女の宅急便』
そのため、『もののけ姫』は「の」を2つ入れたなんて話がありますし。
『千と千尋の神隠し』、『ハウルの動く城』も「の」が入ります。
宮崎駿監督作品以外でも、日本映画の歴代興行収入上位を見れば―――
『君の名は。』
『アナと雪の女王』
『ハリー・ポッターと賢者の石』
ほら、「の」が含まれている作品がズラッと並びますよね。
タイトルに「の」を入れるのは、ヒット作品の定石なんです。
映画は分かった、では漫画はどうなのかというと―――
『鬼滅の刃』よりも前に国民的大ヒットを飛ばしていたダークファンタジーと言えば、そうです。
『進撃の巨人』
これも「の」が入っていますよね。
映画というジャンルに限らず、もはやすべての国民的ヒット作には「の」が入っていると言っても過言ではないのです。
『進撃の巨人』『鬼滅の刃』は2010年代を代表するダークファンタジーですが、ゼロ年代を代表するダークファンタジーとして国民的大ヒットを飛ばしたのは―――
『鋼の錬金術師』
これも「の」が入るんですねー。
どうですか、「ヒット作のタイトルには「の」が含まれている説」、もう明日にはクラスや職場のみんなに話したくなっちゃったんじゃないですか?
ダークファンタジーの分野に限らず、ライトノベルとかはどうなのかというと。
ゼロ年代を席巻した代表作もまた「の」を含みます。
『涼宮ハルヒの憂鬱』
『灼眼のシャナ』
『とある魔術の禁書目録』
『化物語(ばけものがたり)』
『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』
これらもぜーーーんぶ、「の」が含まれているんですねー。
すごいですねー。
じゃあ、ゼロ年代後半から2010年代に人気になっていった日常系漫画はどうでしょうか?
『けいおん!』
ほら、これも「の」が含まれているんですよ。
ここまで来ると、「の」業界との癒着を疑うレベルですy………
え? なんですか?
『けいおん!』には、「の」が含まれていないじゃないか? ですって!?
そんな馬鹿なことがありますか。
よーーーーーーく、見てくださいよ。


ほら、タイトルに「の」が含まれているじゃないですか!
やはりヒット作には「の」が含まれる説―――アリだと思います。
ここまで読んで、「いや、やまなし、国民的大ヒット作品でも「の」が含まれていない作品があるだろう」と言いたくなったものがあるかも知れません。例えば、1990年代に始まって現在も大人気のあの探偵漫画です。
『名探偵コナン』
確かに、一見すると「の」は含まれていません。
ですが、これらの文字を全部ひらがなにすると―――



むしろ2つも含まれているんですよ!
そりゃ大ヒットするワケですねー。
こんなカンジで「漢字やカタカナになっているから「の」が入っているか分かりづらい作品」もありますが、ひらがなに変換すれば「の」が含まれていることが分かるんですよ。例えば、1970年代に生まれて大ブームを起こしたこのロボットアニメなんかも―――



ほら、「の」が含まれています!
『アンパンマン』とかも、『あんぱんまん』とひらがなにすると「の」が含まれていることが分かりますよね。
「ひらがなには大抵「の」が含まれているから反則だろう! やまなしはいつも自説のために都合の悪いことを無視するクソ野郎だ! 早く死ねばイイのに!」とまたコメント欄に書かれそうなんで、ひらがなに変換する以外の話もしましょう。
こちらも1990年代から続いている大ヒット海賊漫画『ONE PIECE』はどうなのか? これは、別にひらがなに変換しないでも『の』が含まれているんですね。反則じゃなくて、れっきとして「の」が含まれているんですねー。

このロゴを左右反転させると―――


ほら、「の」が含まれていることが分かりました!
同様に、『DRAGON BALL』とか、『DRAGON QUEST』とか、『SUPER MARIO BROS.』にも「の」が含まれているんですね。もう、大抵の国民的大ヒット作品に「の」が含まれていることは疑いの余地はありませんし、『鬼滅の刃』がタイトルに「の」を入れたこともこれらのヒット作に倣ったと言っても過言ではなくもないんじゃないかと思わなくもないです。
「え? じゃあ、『エヴァ』はどうなんだ? 『エヴァ』はひらがなにしても、アルファベットでも、「の」が含まれてなくないか?」という声が聞こえてきました。しかし、ここにもよーーーーく見ると、「の」が含まれているんですよ。よーーーーく見てくださいね。
『新世紀エヴァンゲリのン』
分かりやすくするために、全部ひらがなにしてみましょうか。ヴはひらがなに出来ないので、それ以外を。
『しんせいきえヴぁんげりのん』
ほら! ちゃーんと「の」が含まれているでしょ!?
ということで、みなさんも国民的大ヒットを狙って作品を作る際には、タイトルのどこかに「の」を含めてみてくださいね!
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